2017年1月25日水曜日

五輪キャンプ ネパール「徳島、最有力」

Source: http://www.yomiuri.co.jp/local/tokushima/news/20170120-OYTNT50151.html
2017年01月21日、GOOGLEニュースより


 ◇地震で支援 県、実現へ準備
 2020年の東京五輪・パラリンピックの事前キャンプ地として、徳島市の陸上競技場などを視察したネパール五輪委員会幹部が、県をキャンプ地の最有力候補地であることを明らかにした。15年のネパール地震での支援を通じて交流を深める県も選手団の受け入れに前向きで、施設の整備などに乗り出す。関係者は「誘致をきっかけに、ネパールとスポーツや文化の交流を進めたい」と話している。(河合修平)
  • 武道場を視察するネパール五輪委員会の関係者ら
    武道場を視察するネパール五輪委員会の関係者ら
 ネパールは16年のリオ五輪で、水泳や陸上、柔道など5種目の選手7人が出場した。メダルや上位入賞はなかったが、東京五輪には13人の出場を目指している。
 同国は、事前キャンプ地の条件として、ホテルから練習施設までの移動が容易で、東京まで交通の便が良いことなどを挙げている。
 県内には市中心部のホテルから車で30分以内に競技施設があり、東京までは飛行機で約1時間で行ける。また、気候が同国に近いこともあり、16年10月、同国が県に候補地として考えていることを伝えてきた。
 同委員会のジーバン・ラム・シュレスタ会長ら2人は、今年1月9~14日、徳島市の陸上競技場やプール、武道館などを視察。「都市部に比べ静かで、選手たちも練習に集中できる」と高く評価したシュレスタ会長は「現時点で最有力候補地といっていい」と話した。
 飯泉知事はシュレスタ会長が表敬訪問した際、「アットホームな環境で選手の皆さんをお迎えしたい」と述べた。県は今後、老朽化したプールの水深を深くする工事やスタート用のジャンプ台の設置を急ぐ。
 世界陸上やサッカーなどの国際大会が国内で開催される際、各国の選手は、各地で事前キャンプを行っている。02年の日韓ワールドカップでは、大分県中津江村(現・日田市)が、カメルーン代表の事前キャンプ地として話題となった。使用したグラウンドは、現在も年間約4万人がサッカーやラグビーの合宿を行うなどにぎわっているという。
 ネパールのキャンプ地が決まる日程は未定だが、徳島県県民環境部の田尾幹司部長は「地域が盛り上がる起爆剤になる。実現に向けて前向きに準備を進めたい」と話した。
2017年01月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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