2017年1月31日火曜日

外国人労働者 100万人突破…人手不足反映 厚労省調査

Source: http://mainichi.jp/articles/20170128/k00/00m/040/104000c
毎日新聞

 厚生労働省は27日、国内の外国人労働者数が昨年10月末現在で初めて100万人を突破し、過去最多の108万3769人だったと発表した。前年同期比19.4%増で、担当者は増加理由を「国内の人手不足と政府の積極的な受け入れ拡大策」と説明している。外国人労働者数は、事業主に雇用届け出を義務付けて2008年に集計を開始。外国人を雇う事業所数も13.5%増え、過去最多の17万2798カ所だった。
     外国人労働者は、国籍別では、中国約34万人▽ベトナム約17万人▽フィリピン約13万人--など。前年同期比でベトナムは56.4%増、ネパールは35.1%増だった。就労先では製造業が最多で約34万人、卸売・小売業が約14万人だった。
     08年は48万6398人で、この8年間で約2.2倍に増えた。好況で求人が増える一方、少子高齢化で人手不足状態にあることや、留学生にアルバイトを認める資格外活動の許可が増えていることも増加の理由だという。
     一方、法務省の統計によると15年に不法就労で退去強制手続きを取られた外国人は7973人いた。【早川健人】
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