2018年5月22日火曜日

山岳国家「ネパール」への観光。「生き神」「ポカラ」「エベレスト」など知っておくと得する旅のアドバイス[橘玲の世界投資見聞録]

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180518-00170406-dzai-bus_all
5/18(金) 、ヤフーニュースより
 3月後半からのネパール旅行で出会った若者たちのことを書いたが、今回は備忘録代わりに旅のTIPS(ヒント)を紹介しよう。

 [参考記事]
●最近日本でよく見かけるネパール人労働者たちはGDP世界172位の貧困国から来ている

 日本からカトマンドゥまでは直行便がないので、まずはどうやって行くかが問題になる。一般的なのは上海か成都で乗り継いで昆明まで行き、そこからカトマンドゥに向かうルートで、飛行距離は短いが2回乗り継ぎのため中国で1泊する必要がある。関西方面からなら、関空から広州経由でカトマンドゥに行く中国南方航空の便がある。中国以外だとソウル(仁川)乗り継ぎの大韓航空の便があり、これは当日移動ができそうだ。

 香港(キャセイパシフィック)、バンコク(タイ航空)、クアラルンプーール(マレーシア航空)経由や、LCCのエア・アジア(クアラルンプール経由)を使うこともできるが、いったん南に下るので飛行距離は長くなる。デリーを経由するルートもあり、こちらはインドとネパールをいっしょに回りたいひとにはよさそうだ。
生き神「クマリ」の館とナラヤンヒティ王宮
 2015年4月15日にカトマンドゥ近郊を震源とするマグニチュード8の大地震が起き、多くの建物が倒壊した。世界遺産に指定されたダルバール(王宮)広場の被害も甚大で、有名なシヴァ寺院やナラヤン寺院は瓦礫と化し、王宮も倒壊の恐れがあるとのことで見学できなくなった。震災から4年たっても復興はあまり進んでいないようだ。

 そのなかでほぼ唯一、見学できるのがクマリの館。クマリとはネワール仏教の生き神で、僧侶カースト・サキャの一族から初潮前の少女が選ばれる。クマリとなった少女は、王宮近くの館に住み、病気治療や願望成就の祈願を行なうのだという。9月の大祭インドラ・ジャトラでは3日間にわたってクマリを載せた山車が町じゅうを回り、邪気を払い繁栄をもたらすとされている。

 そのクマリは、ツアー客などがいると2階の窓から顔を出してくれる(ツアーガイドがチップを払うからのようだ)。幸いなことに欧米人のツアーがいっしょで、濃い化粧をし民族衣装で着飾ったクマリを見ることができた。

 カトマンドゥには、じつはもうひとつ王宮がある。国王一族が住んでいたナラヤンヒティ・ダルバールで、2008年5月28日の王政廃止にともなって博物館として一般公開されている。王室の儀式が行なわれたホールや国王の寝室、執務室などが見学でき、王宮を訪れた各国首脳の写真が飾られている(日本からは皇太子が訪問している)。

 2001年6月1日、このナラヤンヒティ王宮でネパールを揺るがす大事件が起きた。ネパール暦の第三金曜日に王族が集まる晩餐会で、ビレンドラ国王の長男の皇太子ディペンドラが銃を発砲して国王夫妻と長女、二男、国王の末弟、2人の姉を含む9人を殺害、自らも現場の外にある池の近くで頭部に銃弾を撃ち込んで倒れていたのだ(その後、皇太子は重体のまま新国王になったが2日後に息を引き取った)。

 この衝撃的な事件の公式発表は「皇太子が犯行後に自殺した」というものだが、当初から疑問の声が噴出した。10人の遺体は検視を受けることなく荼毘に付され、自殺した皇太子は右利きだったが弾は左のこめかみから入っていた。また、泥酔していたとされる皇太子の身体からはアルコールが検出されなかったなどの証言や報道が現われ、混乱に拍車をかけた。

 国民の疑惑は、晩餐会を欠席して災難を免れ、新国王に即位した王弟のギャネンドラに集まった。ギャネンドラの一人息子パラスが現場にいたものの無傷だったこともあり、インドやアメリカの諜報機関を使った「宮廷クーデター」説が公然と唱えられた。

 新国王となったギャネンドラは非常事態を宣言、翌2002年5月には下院を解散し首相を解任して内閣を側近で固め、05年には全閣僚を解任して直接統治を宣言した。この専制が国内外の強い反発を生み、06年4月に大規模な民主化運動(ロクタントラ・アンドラン)が起き、5月18日に国王の政治的特権はすべて剥奪、28日の制憲議会発足で王政は廃止されネパール王国(ゴルカ朝)は終焉した。

 この大事件の舞台となったナラヤンヒティ王宮博物館は木曜~月曜の開館(火曜・水曜休館)で、入場は午前11時から午後4時(11月~1月は午後3時)まで。
往時のネパールを堪能するなら古都パタンへ
 往時のネパールを知りたかったら、カトマンドゥから南に車で30分ほどの古都パタンに行ってみよう。パタンのダルバール(王宮)広場には16~18世紀にマッラ王朝が建てた王宮や寺院が集まり、修復中の建物はあるものの地震にもよく耐えた。

 パタンからカトマンドゥに戻る途中に、東側のルートをとればパシュパティナート、西側のルートならスワヤンプナートに立ち寄ることができる。どちらも世界遺産で、スワヤンプナートは白い巨大ストゥーパで有名な仏教寺院、パシュパティナートはガンジス川の支流で「聖なる川」とされるパグマティ川の川岸にあるヒンドゥー教徒の火葬場だ。

 今回はパシュパティナートを訪れたが、橋を挟んで上流側、ヒンドゥー寺院(シヴァ寺院)の正面にあるのが上位カーストの火葬場で、下流側が不可触民(アウトカースト)の火葬場になっている。バナラシとのちがいは、沐浴するひとの姿が見られないことだろうか。

 ヒンドゥーの文化では女性は「穢れている」とされるため、インドのレストランにはウェイトレスはいない。ネパールにも同じタブーはあるが、観光地ポカラのカフェやレストランでは女性が料理をサーブしたり、厨房で働いていた。インドよりもヒンドゥーの縛りは緩いと思ったのだが、それでもカーストによる区別(差別)は厳然とあるようだ。

 葬儀場では、「泣き女」と呼ばれるサリーを身にまとった中年女性たちが号泣する姿を見ることができる。
エベレストを見るならマウンテンフライトがおすすめ
 ネパールを訪れたからにはエベレストを見たいと思うひとも多いだろうが、ベースキャンプに行くには本格的なトレッキングの準備と最低でも4日、人気コースなら10日程度の日程の余裕が必要だ。ヒマラヤのビューポイントとして有名なナガルコットならカトマンドゥから車で2時間程度で日帰りもできるが、空気の澄んだベストシーズンは12月で、3月でも靄がかかって美しいパノラマはなかなか見られない。

 そんなときにお勧めなのはマウンテンフライトで、カトマンドゥの空港から早朝出発の便がたくさん出ている。私は市内の旅行会社で予約したのだが、空港に航空会社のブースがあるので、到着時に立ち寄って購入することもできるだろう。

 フライトは小型のプロペラ機で、2席ある窓側だけに乗客を座らせる。行きは左手、帰りは右手にヒマラヤが見える。所要1時間ほどで、コックピットも見学させてもらえる。地上6000メートルまで上がるので、かなりの確率で雄大なヒマラヤの山並みとエベレストの威容が見られるだろう。

 ポカラからは、ウルトラライトプレーンと呼ばれる超軽量動力機で高度1500メートルまで上昇し、アンナプルナ山系のマチャプチャレ(標高6993メートル)を眺めるフライトもある。ホテルで動画を見せてもらったが、これはかなり怖そうだ。

 ネパール最大の観光地であるポカラはアンナプルナへのトレッキングの拠点で、1泊2日から2週間までさまざまなトレックングコースが用意されている。出発前に準備しておけばいいのだろうが、街にはたくさんのツアー会社があるのでそこで頼むこともできる。ガイド付きの1泊2日のトレッキングで、宿泊と食事(5食)込みで2人で2万5000円ほどだった。
クレジットカードは使えないが富裕層は増加中
 最後に、今どきのネパールを紹介しよう。

 ナラヤンヒティ王宮博物館から南に下るダルバール・マルグ(王宮通り)の、アンナプルナホテルから先の一角が「カトマンドゥの六本木」ともいうべきお洒落スポット。夜、賑やかなクラブミュージックが聴こえてきたので覗いてみると、ビルの屋上につくられたモダンなレストランで、奥ではライブもできるようになっていた。

 平日だったので席は3分の1くらいしか埋まっていなかったが、私以外はみな地元の若者たちで、女性はモデルのように着飾っている(実際にモデルかもしれない)。客単価は1人2000円くらいだろうか。たいしたことないと思うかもしれないが、一食200円程度で食事できるネパールでは、これまでなら外国人しか出入りできなかった店だ。カトマンドゥでも、トレンドに敏感な裕福な家庭の子女が増えていることがわかる。

 次はSam's One Tree Cafe。1階がクラフトショップになっているオーガニック・カフェだが、オーダーを取りに来た若いウェイターからメモ用紙を渡されて戸惑った。最初は英語がわからないのだろうと思ったのだが、メモに注文を書いて渡すときの様子で耳が不自由なことに気がついた。

 ウェイターの若者は、他のスタッフとは手話で話していた。聴覚障がい者を雇っていて、スタッフも手話が使えるのかと感心したのだが、実は厨房も含め、この店はマネージャーを除く全員が聴覚障がい者で運営されていた。

 客を見ていると、いろんな反応があって面白い。

 ウェイターがメモを渡しているのは外国人で、地元の客はふつうに話しているからネパール語なら唇が読めるのだろう。スタッフの動きもごく自然なので、彼らが障がい者だと気づいていない客もいる。

 ヨーロッパ系(とりわけ女性)は、相手が耳が不自由だとわかると、まずは身振り手振りでコミュニケーションを取ろうとする。それに対して(私を含め)アジア系は、要件を紙に書いて伝えようとする。

 スタッフはみなきびきびと働いており、オーガニックの野菜をつかった焼きサンドウィッチも美味しかった。

 なお、ネパールではホテルを除きクレジットカードが使えるところがほとんどなく、停電が多く通信環境も不安定なので旅行会社でも現金払いが求められる。町中ならATMはあちこちにあるので早めに用意しておこう。

 *『地球の歩き方 ネパールとヒマラヤトレッキング』を参考にしました。


 橘 玲(たちばな あきら)

  作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ヒット。著書に『「言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)、『国家破産はこわくない』(講談社+α文庫)、『幸福の「資本」論 -あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』(ダイヤモンド社刊)など。最新刊は『橘玲の中国私論』の改訂文庫本『言ってはいけない中国の真実』(新潮文庫)が好評発売中。

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橘玲

外国人実習生失踪急増で農家苦悩 環境整っているのに…

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00010002-agrinews-soci
5/17(木)、ヤフーニュースより


高収入求め都市へ? SNS背景に
 外国人技能実習生の失踪数が急増している問題を受け、受け入れ農家らが対策に頭を悩ませている。法務省のまとめでは、2017年の外国人技能実習生の失踪者数は全体で7089人と過去最多を更新。インターネット交流サイト(SNS)の普及で情報収集が容易になり、より高い報酬の職場を求めるケースが多いとみられる。(猪塚麻紀子、尾原浩子)

 香川県坂出市の畑で、外国人技能実習生が談笑する。実習生から「パパさん」と親しげに声を掛けられるのは、木下農園の代表、木下博文さん(66)だ。

 木下さんは四つの農業法人で野菜延べ140ヘクタールなどを栽培。1995年から実習生を受け入れ、現在はカンボジアやタイ、ラオスから30人が作業する。

 同農園は、長年実習生を受け入れてきた経験を踏まえ、住まいやインターネット環境など生活面の整備の他、外食や旅行なども計画し、コミュニケーションを欠かさない。それでも16、17年にネパールとバングラデシュ出身の4人が失踪した。

 地域のリーダーである木下さん。日本語のレベルが高い実習生らを地域の他の農業法人に送り、自身は実証的に新たな国からも率先して受け入れる。実績のない新しい国では制度の理解や浸透が不十分なことが、失踪が起こりやすい背景にあるのではないかとみる。

 なぜ、失踪するのか。「もっと時給の良い所で働きませんか、とたくさん誘われる。嘘ばかりだと知っているけれど、だまされる人もいるね」と同農園で働くカンボジア出身のニーシナトさん(25)は明かす。ニーシナトさんは、誰もがスマートフォンを所有するようになり、SNSでブローカーに誘われやすくなっているとみる。

 同農園も含め県内29の農業法人が参画する監理団体「アグリ事業協同組合」は「失踪は人権侵害の事例がクローズアップされがちだが、県内の農業法人は相当配慮している。ブローカーの誘いに乗って失踪した後、相当ひどい環境で働かされているのではないか」と心配する。木下さんは「技術を伝えたい気持ちは大前提だが、実習生がいなければ経営が成り立たない現実もある。今後、失踪しない体制をどう構築するか、農家にとって切実な問題」と主張する。
国の対応期待
 長年、実習生を受け入れてきた長野県JA佐久浅間管内では、研修後にビザが残っていることから、住所が明記された在留カードを使い再入国しているケースが発覚したことがあった。同JA海外農業研修推進部局は「入国管理局にたびたび相談していた。政府の新たな対応により、失踪者が減ることに期待するしかない」と話す。

 関東の監理団体の担当者は「日本語のレベルが高い人材は都会のコンビニなど他業界に行ってしまう」と現状を嘆く。新潟県の農業法人で働くベトナム人の実習生は「農業より飲食店で働く方が環境が良いとよく聞いた。失踪に抵抗ない仲間もいる」と打ち明ける。
目立つ新興国
 失踪については、一部の劣悪な受け入れ実態が報道でクローズアップされることが多いが、法務省によると、近年はより高い報酬の職場を求め、研修期間を過ぎても日本で働きたいと失踪するケースが目立つという。

 全国農業会議所によると、失踪者を国別で見るとかつては中国が大半だったが、近年はベトナム、ミャンマー、ラオスなどが目立つ。新興国は実習生制度の趣旨が浸透していない上、想定以上に日本で言葉が通じないなど、実習環境のミスマッチが起きやすいという。

 同会議所の八山政治相談員は「SNSの浸透で最低賃金が高い都市部や他業界に実習生が流出しやすい状況にある」と背景を解説した上で「韓国に行く実習生も増え、中国は経済発展により、送り出し国から受け入れ国に変わりつつある。日本は実習生の質と数をどう担保していくかが喫緊の課題」と指摘する。
日本農業新聞

日本のおもてなしを留学生に伝授 前橋の専門学校開校6年目、入学生14倍

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000012-san-l10
5/17(木) 、ヤフーニュースより

 ■ホテルや旅館就職率9割超

 増え続ける訪日外国人客(インバウンド)への対応と従業員不足に悩むホテル・旅館業界にとって、一挙両得となる学校がある。外国人留学生に2年かけ日本の「おもてなし文化」を伝授する「NIPPONおもてなし専門学校」(鈴木良幸校長、前橋市大手町)。開校6年目を迎え、当初25人だった入学生は今春、14倍の350人を超え、卒業生は県内はじめ各地のホテルや旅館に就職、昨年は高山村に高山校も開設された。どんな授業なのか、教室を訪ねた。

 ◆接客から着付けまで

 客の卓にティーカップを置く。客のどちら側から置くか、スプーンの置き位置や取っ手の向きは、出すタイミングは-。一つ一つ講師が説明し実践する。音をたてたり位置を間違えると客役の生徒や配る生徒自身からも笑い声が漏れた。

 講習は群馬ロイヤルホテル(前橋市)のレストランでも行われ、お辞儀や挨拶、電話の受け答え、ビジネスマナーや接客サービス、着物の着付けから茶道など多岐にわたる。講師は現役の旅館女将(おかみ)や元キャビンアテンダントなど、おもてなしのプロたちだ。授業は2年間。座学は日本語のほか、ホテル概論や予約を打ち込むパソコン操作など実践的だ。この春の卒業生は約133人。93%にあたる124人が就職を決め、うち88人が草津や伊香保、みなかみなどの温泉のホテルや旅館で働き、フロントや接客などで母国語と英語、日本語を駆使している。

 「東京で2年、日本語学校で学び入学しました。卒業後は日本のホテルで働きたい。将来は母国に帰ってホテルを経営したい」。ネパールから来たガイレ・ビマルさん(23)は流暢(りゅうちょう)な日本語で語った。

 ◆授業はすべて日本語

 学生数は現在2学年で586人。開学当初はネパール人が多かったが、その後、ベトナム人が増え、現在は両国が大半を占める。ほかにインドネシアやスリランカ、中国など計11カ国(昨年6月)。授業料は初年度が約70万円、2年目は約60万円と安くはなく、その分生徒たちも真剣。授業は、すべて日本語で「授業を理解できる日本語能力」は入学条件となっている。

 カリキュラムとは別にホテルなどでのアルバイトも認めており、生活費になるほか、バイト先の経営者に見そめられるケースも。就職が決まれば就労ビザも得やすいため東南アジア系の若者には人気という。みなかみ町観光協会の小野和明事務局長は「温泉宿などは慢性的人手不足に悩まされており、卒業生を雇った経営者からは『よく働き助かっている』との声が多い。外国からの観光客が増える中、専門教育を受け外国語に堪能な人材は即戦力。ありがたい」と期待する。

 ◆日本で働く夢と意欲

 学校を経営するNIPPON ACADEMYは前橋市内で日本語学校なども手がけ、理事長の清水登氏は群馬ロイヤルホテル社長でもある。「日本のおもてなし」を留学生に教え、国内のホテルや旅館に送り出すのは清水理事長の年来の構想。「訪日外国人客に対応できるよう、やる気のある外国の若者をしっかり教育している。彼らには日本で就職し長く働きたいという夢と意欲がある。日本で働けば経済的にも潤うし平和にもつながる」と語る。

 昨春、開校した姉妹校の高山校は調理コースも設けて日本料理の職人育成にも力を入れる。ただ、前橋市から離れていることもあり初年度の入学生は18人、今春は35人で、来春には卒業生が巣立つ。清水理事長は「異国で働くのは大変なこと。日本が嫌いになって帰国してしまうようなことがないよう、受け入れ側にも理解ある対応をお願いしたい」とも話している。

ネパール人の男女、エベレスト登頂回数の最多記録を更新

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00000039-jij_afp-int
5/16(水)、ヤフーニュースより

【AFP=時事】ネパール人登山家の男女2人が16日、共に自身が持つエベレスト登頂回数の最多記録をそれぞれ更新し、男性は22回、女性は9回という記録を打ち立てた。

 プロの山岳ガイドであるカミ・リタ・シェルパ(Kami Rita Sherpa)さん(48)と、米コネティカット州のスーパーマーケットで働くラクパ・シェルパ(Lhakpa Sherpa)さん(44)は、標高8848メートルの山頂に到達した。

 登山を手配した会社セブンサミット・トレックス(Seven Summit Treks)のミンマ・シェルパ(Mingma Sherpa)氏はAFPに対し、カミ・リタさんはネパール側から登山者7人を山頂へ案内したシェルパ(ネパール人登山ガイド)6人のうちの一人だと明らかにした。

 カミ・リタさんは20年以上もガイドを務め、他のシェルパ2人と並んでいた登頂回数21回という記録を更新した。

 カミ・リタさんがエベレストの頂上に到達したのは、商業登山隊に同伴した1994年。エベレストへの出発を控えた先月、カミ・リタさんはAFPの取材に応じ「世界記録を打ち立てるために登山を始めたのではない」「競争のためではなかった」と話していた。

 その一方、ラクパ・シェルパさんは、兄弟の話によると、チベット側からの北のルートを通って今回で9度目となる登頂を果たした。

 米国に拠点を置くラクパさんは、自身が持つ女性のエベレスト登頂回数記録を何度も更新してきた。ラクパさんに次ぐ女性登山家は、米国のメリッサ・スー・アーノット(Melissa Sue Arnot)さんで、6度登頂している。【翻訳編集】 AFPBB News

訪日前に指定病院で結核検査を…長期滞在外国人に義務化方針、ビザ発給条件に

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00050020-yomidr-sctch
5/16(水) 、ヤフーニュースより

 政府は、日本に長期滞在を予定するアジアなどの外国人に対し、日本指定の現地病院で、あらかじめ結核の検査を受けるよう求める方針を固めた。

 結核に罹患(りかん)していないことを証明する書類の提出を、ビザ(査証)発給の条件とする。日本を訪れた外国人の結核発症が増え、感染拡大が懸念されることから、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに態勢を整える。

 現行の出入国管理法でも、結核患者の日本入国は認められていない。しかし、自己申告制のため、感染していても自覚症状がない場合は入国できてしまう。風邪や体調不良だと思いこむケースも少なくない。国際便が発着する空港などでは、体温を感知するサーモグラフィー検査も行っているが、結核患者をすべて把握することは難しかった。

 新たな運用では、日本政府が指定した現地の医療機関でエックス線検査などを受け、結核感染の有無を調べてもらうことを想定している。留学や就労などで3か月以上、日本に滞在を予定する外国人に義務付ける方針だ。

 感染していない場合は非罹患証明書を発行してもらい、ビザ申請時に提出する。感染がわかった場合は、現地で治療が終わるまで日本への入国を認めない。完治した証明書が提出されれば、ビザを発給する。早ければ年度内にも事前検査制度が導入される見通しだ。

 訪日外国人の結核発症は増えている。16年の新規登録結核患者数は1338人で、前年から174人増えた。日本で発症した外国人結核患者の8割はフィリピン、中国、ベトナム、ネパール、インドネシア、ミャンマーの6か国出身者が占める。このため、事前検査は6か国を手始めに調整し、対象国の拡大も検討する。

<インド>ネパール支援強化 インフラ整備、中国に対抗意識

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-00000056-mai-int
5/12(土) 、ヤフーニュースより
 【ニューデリー松井聡】南アジアでの中国の影響力拡大を懸念するインドが、親中派が政権を握るネパールとの関係強化に動いている。インドのモディ首相は11~12日、ネパールを訪問し、インドの支援による鉄道や河川の整備を通じた関係強化でオリ首相と一致。モディ氏は先月、中国の習近平国家主席と会談するなど中国との関係改善を目指す一方、南アジアで中国に対抗していく姿勢を鮮明にしている。

 「インドは、ネパールの団結や繁栄を支援する」。モディ氏は11日の首脳会談後の記者会見でこう述べ、インフラ整備支援に加え、ネパール南部のヒンズー教聖地ジャナクプルの整備への支援も表明した。ヒンズー教信者が多数を占める両国の宗教・文化的なつながりを強調し、中国との違いを示す意図があったとみられる。

 中国は、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を掲げ、南アジアでインフラ支援を強化。ネパールでも中国の融資で国際空港の建設が進む。

 インドは同時に中国との関係改善にも注力。先月のモディ・習両氏の会談では軍事衝突回避での協力などで一致した。だが印シンクタンクORFのラジャゴパラン氏は「両国とも南アジアでの勢力争いでは妥協できない。本質的な関係改善は容易ではない」と指摘する。

印首相、ネパール訪問 「親中政権」発足以来初

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-00000064-san-asia
5/12(土)、ヤフーニュースより
 【ニューデリー=森浩】インドのモディ首相は11日、ネパールを訪問した。2日間の日程でオリ首相らと会談。親中国的な姿勢のオリ政権が2月に発足して以来、インド首相が訪問するのは初めてで、ネパールで中国の影響力が拡大する中、首脳間の良好な関係を構築する狙いがある。

 首都カトマンズに到着したモディ氏は近郊のヒンズー教寺院を訪問し、「この歓迎はネパールの人々がインドの人々に持つ愛情を示している」と、両国の絆の深さをアピールした。

 インドと経済的に関係が深いネパールだが、昨年5月に中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に参加。昨年末の総選挙では、親中国の色合いが濃い共産党系野党が左派連合を結成して勝利した。中国・チベット自治区からインド国境付近に至る鉄道建設構想が持ち上がっており、5月に入って中国の調査団が訪問している。

 インド側とすれば、ネパールのこれ以上の中国傾斜は避けたい意向で、4月にはインフラ整備や農業面での支援強化を表明している。ネパール側は中印の間でバランスを取り、双方から最大限の支援を引き出したい思惑がありそうだ。