Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/09b29dd54273628f8e3bca2c9f8a12c19cf6da53
資格のないネパール人3人を静岡県東部のスーパーマーケットへ派遣し仕事をさせた疑いで、大阪府に住む人材派遣業の男ら2人が逮捕されました。警察はこれまでに数千万円の収益を得ていたとみて全容解明を進めています。 出入国管理法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕されたのは大阪府大阪市の人材派遣業の男(60)と部下で熱海事務所の所長の男(71)です。 2人は2020年から静岡県東部のスーパーマーケットにネパール人3人を派遣し、総菜調理やレジの会計など在留資格で許可されていない「単純業務」に従事させた疑いがもたれています。 警察によりますと、3人はいずれも業者の男の親族が経営する会社で働くとして、通訳やデザイナーを対象とした在留資格「技術・人文知識・国際業務」を申請・取得していましたが、実際にはスーパーでしか働いていなかったということです。 2022年3月に名古屋入管からの通報で発覚し、警察はネパール人3人についても出入国管理法違反(無許可活動)の疑いで逮捕し、すでに有罪判決が出ています。 また、この業者から派遣された外国人30人以上の無許可の活動を確認しており、いずれも今後 在留資格は取り消され、強制送還される見通しです。 警察によりますと、この業者は、過去にホテルなどに通訳業務として派遣した外国人はいたものの、コロナ禍で仕事が激減し、日本語学校や専門学校を卒業しても職に就けないネパール人が登録者の大半を占めていたということです。 日本でのアルバイト1カ月分の給料は、ネパールの年収に相当するため、帰国を選ばず無資格で働き始めたとみられています。 警察は、熱海事務所の所長が虚偽の申請を手伝い、人材派遣業の男が金を管理して、数千万円の収益を得ていたとみて、事件の全容解明を進めています。
テレビ静岡
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