Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/6e790bb4eb933f4e7081ed77d7d687ecfcaf20f9
長崎県内での新規の感染確認は「ゼロ」が続いていますが、世界では変異したウイルス「オミクロン株」が急速に拡大。 日本国内でも、ナミビアに滞在歴があり成田空港に28日到着した30代男性の感染が30日分かりました。 日本政府は30日から外国人の新規入国を原則禁止としていて、その影響は長崎県内にも広がっています。 長崎日本語学院 田渕 幸親 校長 「パスポートをいまちょうど取っている段階で、取れたら入国しようかと思ったらストップがかかった」 佐世保市の日本語学校「長崎日本語学院」の田渕 校長です。 ピーク時にはネパールやベトナムなどからやってきた90人が学んでいましたが、新型コロナの影響で入国制限が続き、現在の学生は16人にとどまります。 69人が入国を待っていて、最も長い人は2年待ち、すでに諦めた人もいると言います。 長崎日本語学院 田渕 幸親 校長 「今回の入国制限はしょうがないな。新型コロナを避けないといけないから。できたら管理を厳しくして入国も認めてほしい。無制限に閉ざすのではなく、きちんとしたルールにのっとり閉ざすところは閉ざして入れるところは入れてほしい」 岸田 首相 「最悪の事態を避けるために、緊急避難的な予防措置として、まずは外国人の入国については11月30日午前0時より、全世界を対象に禁止いたします」 世界保健機関・WHOは、新型コロナのオミクロン株を最も警戒レベルが高い「懸念される変異株」に指定。 警戒を呼びかけています。 政府は日本人についても、12月1日以降、自宅などでの待機期間を14日間に戻すなど制限を強化します。 ビジネスや留学を目的にした渡航は11月8日に再開したばかりで、わずか3週間での「逆戻り」に関係者からは深いため息が聞こえます。 長崎大学 留学支援課 尾下 徳彦 課長 「かなり残念というか、悔しい」 長崎大学には現在、約400人の留学生がいて、中には入国できず、オンラインで講義を受ける人もいます。 ただ、オンラインでは難しい実験や実習をどうフォローするか模索が続いています。 さらに、日本から海外の大学への留学を目指す学生も「足踏み」が続き不安を募らせています。 長崎大学 留学支援課 尾下 徳彦 課長 「新しい変異株の影響で渡航中止の判断も必要になる。3年生ぐらいに行くのが理想的なんですが、去年(2020年)から行けずに今も4年生にあがって、就職活動で行けない。中には留年してでも行きたいという学生もいます。留学に行くことを目指して入学してきた学生も多いので悩みながら進路を考えている」 今回の入国禁止の対象には、長崎県内でも右肩上がりで増えている技能実習生も含まれています。 2020年10月時点で3千人を超えていて、一部の関係者からは「労働力確保に影響が出ている」との声も聞かれます。
テレビ長崎
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