日本には多様な国の人達が来訪し、居住している。国籍は日本ではなく他国籍ではあるが、日本に住んでいる人達は、どこの国からの人が、どれほどいるのだろうか。国勢調査の最新版となる2020年分の統計値から確認する。

次に示すのは2020年時点で日本に住む外国籍の人のうち、国あたりの人数が1000人以上に限定した一覧とその人数。国勢調査の結果では全部で188か国と、無国籍・国名「不詳」における外国籍の人の数が収録されているが、すべてを示すのは冗長に過ぎるので1000人で区切った次第。該当するのは46か国・地域。

↑ 日本在住外国人数(国勢調査、1000人以上の国籍、人)(2020年)
↑ 日本在住外国人数(国勢調査、1000人以上の国籍、人)(2020年)

中国籍の人が圧倒的に多く66万7475人、次いで韓国、朝鮮籍の人が37万4593人。その次にベトナム国籍の人が32万805人、フィリピン国籍の人が23万351人、ブラジル国籍の人が18万14人で、ここまでが10万人超え。次いでネパール、インドネシア、アメリカ合衆国などが続く。

国勢調査の公開値に従い、該当国の地域別に区分したのが次のグラフ。

↑ 日本在住外国人数(国勢調査、地域別・男女別、人)(2020年)
↑ 日本在住外国人数(国勢調査、地域別・男女別、人)(2020年)

アジア州がもっとも多く189万5557人、次いで南アメリカ州が23万4022人、アメリカ合衆国が含まれる北アメリカ州が6万848人で続く。無国籍・国名「不詳」の人が13万1684人いるのは意外といえば意外。

上位で抜きんでる値を示している中国籍と韓国、朝鮮国籍の人達について、居住している場所を都道府県別で確認したのが次のグラフ。同じように分散している、人口密集地域ほど多いように思えるが、実態としては職業や地域性などもあり、大きな違いが生じている。

↑ 日本在住外国人数(国勢調査、都道府県別、中国国籍、人)(2020年)
↑ 日本在住外国人数(国勢調査、都道府県別、中国国籍、人)(2020年)

↑ 日本在住外国人数(国勢調査、都道府県別、「韓国、朝鮮国籍」、人)(2020年)
↑ 日本在住外国人数(国勢調査、都道府県別、「韓国、朝鮮国籍」、人)(2020年)

東京都やその近辺、愛知県、大阪近辺に多くの人がいるのは両方で変わりがないが、中国国籍の人は東京近辺に集中しており、大阪近辺に住んでいる人の割合は東京近辺の1/3程度にとどまっている。大阪府に住んでいる人は神奈川県より少ない。他方、韓国、朝鮮国籍の人は東京都と大阪府であまり変わりがなく、京都府や兵庫県にも多数の人が住んでいる。

今回グラフに記載できなかった国からも、多くの人がやってきて日本に在住している。国勢調査の限りでは、2020年時点で総人口(日本人・外国人の別「不詳」含む)の1億2614万6099人のうち、外国籍を持つ人は227万776人、1.80%に相当する。色々な意味で国際化が進んでいることを実感できるデータではある。

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(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。

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