Source:https://www.tokyo-np.co.jp/article/149946
2021年12月21日火曜日
<新型コロナ>イブに届ける善意のマスク5万枚 三島のNPOが募集 ネパールの子へ 「優しい心 必ず伝わる」
藤原紀香、今年のクリスマスは「実家でおいっ子めいっ子にプレゼントを」
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女優の藤原紀香が20日、都内で行われた三菱ふそうのサステナブルイベント「eCanter SILENT NIGHT」にゲスト出演した。 日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」を通して持続可能な未来を考えるイベント。紀香は1998年、同社の「ファイター」「TBOX」のCMに出演していた縁もあり「トラックに乗られている方からお声がけいただけるようになった。トラックに乗って旅する番組などにも出演して、トラックが大好きになった」と語った。 自身もNPO法人を立ち上げ、さまざまな社会貢献活動を行っている。紀香は「カンボジアやネパール、アフガニスタンに学校を建てさせて頂いた。海外に行ける時代が早く来て、子供たちに会いにいきたいと思っています。サステナブルな取り組みをしていきたい」と語った。 クリスマスの思い出を訪ねられると「幼少時代に父がサンタの格好をして部屋に来てくれるとき、階段でつまづいたらしくものすごい音がして。『サンタさんが来た!』って弟と見に行ったら父が腰を押さえてた」と幼少期のハプニングを告白。今年のクリスマスの予定については「23日に京都で(夫の片岡愛之助が出演する)歌舞伎が終わる。そのあと実家に行ってめいっ子、おいっ子にプレゼントを渡そうと思っています」と語った。
報知新聞社
「病気のお母さんにお金を…」クリスマス目前の海外送金所 在日外国人の人間模様【福岡発】
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毎年クリスマスの時期になると、母国の家族に送金するため、ひっきりなしに外国人がやってくる「海外送金所」。 コロナ禍で遠く離れた家族を思う、それぞれの人間ドラマを取材した。 【画像】多くの外国人が訪れる福岡市天神の海外送金所
母国に残る家族のために
福岡市天神の親不孝通りから一本入った小道。そこに、小さな店舗がある。 日本で働く外国人たちがこぞって詰めかける、「海外送金所」だ。 最初にやってきたのは、母国・インドで病気を患っている母に200万円送ると話す、45歳のブネリアさん。 ブネリアさん: 日本に来て13年。(きょうはいくら送る?)200万円。(母国の)お母さんが病気だから、病院にいっぱいお金がかかるから この海外送金所の手数料は、安ければ500円程度。 さらに、世界200以上の国に向けて最速10分ほどでお金を届けることができるとあって、さまざまな背景を持つ外国人が訪れる。 (Q.コロナでインドには?) ブネリアさん: 帰ることができない。だから僕は3年は帰ってない。来年は帰りたい
コロナ禍の強い逆風
続いて訪れたのは、フィリピン出身のジュリさん(46)。 母国に5万円を送るという。ジュリさんもやはり、両親の医療費を援助するという。 実はジュリさんは、国籍上は日本人。 (Q.きょうは誰に?) ジュリさん: お兄さんですね。 (Q.日本に来たのはいつ?) え~、もう20何年前ですね。20代のときに(日本人と)結婚して、それからずっと日本ですね 長く飲食店に勤めていたジュリさん。 コロナの第3波がピークに達していた2021年1月、福岡市内にフィリピンレストランをオープンさせた。 ジュリさん: いつか自分の店を持ちたいなぁと思ってた。去年、さぁ開店しようと言ったら、でもまた(感染者が)増えたから「わぁどうしよう」って感じだったんですけど。もう決めるなら前向きで。何だかんだ、たくさんの日本人さんのおかげで、お客さんが少しずつ来るようになってるから そんなジュリさんの願いは、コロナで4年間会えていない家族と再会することだ。 ジュリさん: 気持ちは寂しいです、帰りたくても帰れない、会いたくても(会えない)。やっぱりいくらテレビ電話でも、やっぱり一緒に(そばに)いるのとは違う… 次にやって来たのは、ウクライナ人の女性、ビクトリアさんだ。友人の子どもに、誕生日の祝い金を送るという。 来日して2年がたつが、つい先日、日本で人生の転機を迎えた。 ビクトリアさん: 私、日本語を勉強しました。日本語の学校に行きました。いま、私は卒業して、もう結婚しました 10月に日本人男性と結婚。 しかし、故郷ウクライナに住む両親や兄弟には、来日した2019年以降、会えていない。 夫と共に、直接結婚の報告をすることもかなわぬままだ。 ビクトリアさん: 私の家族も行きたかった日本。でもコロナでできなくなりました。私、結婚しましたから、家族に紹介したい、主人。でもいまは、ちょっと我慢。もう…できれば、私、夏に帰りたい、主人と 次もヨーロッパからのお客さん。アルメニア出身のアザットさんだ。 アルメニアは、日本から7,000km以上離れたヨーロッパの東の端の国。母国のいとこに、新年のプレゼントとして6万円を送る。 (Q.日本に来て何年?) アザットさん: 10年前、2011年 ドイツやチェコなどのバレエ団で活躍したアザットさんは、2011年に福岡市にバレエ教室を開設し、多くのダンサーを輩出してきた。 しかし、コロナ禍以降は長期間、教室を閉めざるを得ず、十分な収入を得られない時期もあった。 アザットさん: 日本政府から一定の給付金をもらうことができた。非常に助かったし、政府に感謝している そして、手際よく接客にあたるスタッフの男性も外国人だ。 ネパール出身のプルソタムさんは、数々の人間模様を見届けて来た。 プルソタムさん: ここに来るのはほとんど外国人ですよね。外国で仕事して、またはアルバイトして、自分の生活をしながら、残りの少しのお金を送りたい…お客さん、皆その気持ちですよね。 それで家族の結びつきがすごいなって。やっぱり外国人は、家族を大事にしているなとは思いますね。 (家族に)4年会ってない。去年おばあちゃんが亡くなって、行きたいけど行けなかった。できたら来年1回帰って、知り合いや仲間に会って、また新しい気持ち持って(日本に)戻りたいですね (テレビ西日本)
テレビ西日本
赤いドレス姿の藤原紀香さんから子供たちにクリスマスプレゼント 三菱ふそう「eCanter SILENT NIGHT」開催
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三菱ふそうトラック・バスは12月20日、女優の藤原紀香さんを迎えたイベント「eCanter SILENT NIGHT」を東京の二子玉川ライズで開催。イベントでは、赤いドレス姿の藤原さんが登場、三菱ふそうの「Future Together」プロジェクトに参加した子供たちに、サンタクロースに代わって藤原さんからクリスマスギフトがプレゼントされた。 【この記事に関する別の画像を見る】 二子玉川ライズのガレリアにて行なわれた「eCanter SILENT NIGHT」は、三菱ふそうの新たなブランドスローガン「Future Together」を示す第1弾イベントとして、子供向けにeCanterの塗り絵イベントや、ライトアップされたeCanterの展示など、eCanterを通じて地球の未来についてともに考えることができるイベントが展開された。 同イベントに登壇した、三菱ふそうトラック・バス 取締役副社長 国内販売カスタマーサービス本部長の林春樹氏からは、三菱ふそうでは、2039年までに日本国内の新車をカーボンニュートラルに走行する“Tank-to-Wheel”車両とし、またバリューチェーン全体をカーボンニュートラル化するという目標を掲げていることが示され、その目標達成に向けて、三菱ふそうでは小型トラックの動力を内燃機関から電動化したバッテリEVの小型トラック「eCanter」を2017年に量産化。すでにさまざまな国々で販売され、実際の輸送現場で稼働をして、活躍していることなどが紹介された。 そうした状況の中、三菱ふそうが新たに掲げるブランドスローガン「Future Together」について、林氏は「私たちはこれからも引き続き、社会や街や人にとってよい、働くクルマとサービスをお届けする企業として、日々努力を重ねたいと思っております。そして、今日も参加していただいている輝かしい未来を担う子供たちにとって、より暮らしやすい環境を作っていきたいと思っています」との思いが語られた。 Future Together第1弾イベントのゲストとして登場した藤原さんからは、23年前の1998年に、三菱ふそうのCMに出演したことが紹介され、それ以来、トラックドライバーからたくさんの声掛けがあったことなどが語られた。コロナ対策のため手渡しはならなかったものの、イベントに参加した子供たちに、藤原さんからクリスマスプレゼントが贈られた。 イベントの中で藤原さんは、自身でNPO法人を立ち上げて世界の子供たちの教育支援を行なっていることを明かし、「日本を含めた世界の子供たちの教育支援をしていて、今まで、カンボジアとネパールとアフガニスタンに(学校を)作って来たんですけれども、ちょうどコロナで行けなくなったので、このコロナがおさまってから、建てた学校のメンテナンスだとか、また現地に行ける時代が早く来て、子供たちに会いに行きたいと思っています」との思いを話した。
Car Watch,編集部:椿山和雄
藤原紀香、クリスマスの思い出は父のサンタ姿「階段でつまずいて、腰を押さえてた(笑)」
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12月20日、三菱ふそう「eCanter SILENT NIGHT」トークショーが都内でおこなわれ、女優の藤原紀香が出席した。 かつて同社のトラック「ファイター」のCMに出演したことがある藤原は、当時を振り返り、「CMをさせていただいてから、トラックに乗っている方から多くのお声がけがあって、『ファイター乗ってるよ!』とか、どの地域に行っても声をかけられる」と語る。 クリスマスも間近となったこの日、藤原はサンタクロースをイメージした赤と白の衣装で登場。クリスマスの予定を聞かれると、「実家に行って、姪っ子と甥っ子にクリスマスプレゼントを渡します」と楽しみを明かし、こんなエピソードを語った。 「幼少時代、父が一生懸命サンタの格好をして私と弟の部屋に来てくれたとき、階段でつまずいて2~3段、落ちちゃって。ものすごい音がして目が覚めて、見に行ったら、父が腰を押さえてた(笑)。驚いたんですけど、弟ともう一回寝るふりをしました」 藤原は、自身で立ち上げたNPO法人の話題に触れ、「日本を含めた世界の子供たちの教育支援をしています」と言う。 「いままでネパールとカンボジアとアフガニスタンに学校を作ったんですけど、コロナで(現地に)行けなくなったので、いまは(建てた学校の)メンテナンスをしています。また、子供たちに会いに行きたい」と意気込んでいた。 プレゼントを渡す側になっても、クリスマスは特別なイベントなのだ。
ネパール最大の仏塔、祈祷旗を天然素材製に
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【AFP=時事】ネパール最大の仏塔「ボダナート(Boudhanath)」で18日、祈祷(きとう)旗が従来の化学繊維製から生分解される天然素材製に取り換えられた。 【写真】仏塔に色のついた水をまく信者 祈祷旗には吉祥模様が描かれ、経文が書かれている。風にはためくと祈りが神に届くと信じられている。古くなった旗は通常、仏塔から降ろされ、焼却される。 ボダナート地域開発委員会(Boudhanath Area Development Committee)のチャンドラ・マン・ラマ(Chandra Man Lama)委員長は「ボダナートは仏教の信仰の中心地だ。良いメッセージを発信すれば広がっていくと思う」とAFPに語った。 祈祷旗は、かつては綿や絹といった天然繊維で作られていたが、現在はポリエステルなどの化学繊維製だ。分解に数十年かかる上、燃やすと有毒ガスを発する。 生分解性の祈祷旗の製造を手掛けた「ウトパラ・クラフツ(Utpala Crafts)」の創業者アン・ドルマ・シェルパ(Ang Dolma Sherpa)さんは、従来の祈祷旗について「祈りは届けられるかもしれないが、汚染の原因にもなっている」と語る。 ウトパラ・クラフツの祈祷旗は綿製で、模様と経文は水性塗料で印刷されている。旗をつなぐひもも、これまでのようなナイロン製ではなく天然素材製だ。 祈祷旗は、登山の安全祈願にも使われている。 山岳ガイドのダワ・ヤンズム・シェルパ(Dawa Yangzum Sherpa)さんは最近、東部にある標高5630メートルのヤルンリ(Yalung Ri)を登った際、生分解性の祈祷旗を持って行ったと言う。【翻訳編集】 AFPBB News
【RIZIN】21日に追加対戦カード発表、皇治「オモロイハッピョウデキル」と予告、大晦日フジ中継は5時間45分
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2021年12月31日(金)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.33』の追加対戦カード発表会見が21日(火)13:00に行われることが発表された。 【写真】RIZIN大晦日大会の出場は今年が最後となる那須川天心。対戦相手は決まるのか 17日(金)に行われた会見で、榊原信行RIZIN CEOは残りのカードについて「あと2~3枚。クレベルがどうなるのか、天心がどうなるのか、名前が出ていたボビーはどうなるのか、いろいろみんな気になると思いますけれど、最終調整をして皇治の試合とプラス…でも試合数が凄く増えているので、あと皇治以外に1試合ないし2試合がいいところかなと思っています」と答えている。 皇治(TEAM ONE)は18日に自身のSNSにて「殴り合いにフィジカル。えー感じ」と調整が順調に進んでいることを鍛えられた肉体の写真と共に報告し、「ライシュウオモロイハッピョウデキル」と予告した。 このことから皇治のカード発表が今週あることは間違いなさそう。シバター戦が消滅した後、皇治の対戦相手として名乗りをあげているのは『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』で、3人目の挑戦者として登場したBigbangウェルター級王者モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾)。皇治が11月のRIZIN沖縄大会で試合後のマイクパフォーマンスで名前をあげたのは、過去に因縁のある大雅(チームドラゴン)とRISEの“キングオブストリート”ことYA-MAN(TARGET SHIBUYA)だ。 「ライシュウオモロイハッピョウデキル」とわざわざカタカナにしたのは、ボビー・オロゴン(ナイジェリア/フリー)かとも連想させるが、果たして誰になるのか。 また、本人もファンもやきもきしている那須川天心(TERGET/Cygames)の対戦相手発表はあるのか。榊原CEOが名前をあげたクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)、ボビーのカード発表もあるのか。 フジテレビ系列全国放送での大晦日中継は、昨年に続いて18:00~23:45の5時間45分で行われることも決定し、3~5試合の生中継枠がどの試合になるのかも気になるところだ。
天皇陛下 “水問題”の原点 ネパール・ブータン・インドの旅【皇室 a Moment】
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/2d5be4e9242c38160c25f8b5a302c6666e5643ed
配信、ヤフーニュースより
ひとつの瞬間から知られざる皇室の実像に迫る「皇室 a Moment」。今回は、天皇陛下のライフワーク、“水問題”への取り組みの原点ともなった、ネパール・ブータン・インドへの旅について日本テレビ客員解説員の井上茂男さんと共にスポットを当てます。
民族衣装「ゴ」を着て踊りの輪に 留学後最初の外国公式訪問
――こちらはどういう場面でしょうか 1987(昭和62)年3月、ブータンを訪問された浩宮時代の天皇陛下が、ブータンの民族衣装「ゴ」を着て踊りの輪に加わられている場面です。この夜は、訪問中最後の夜で、王宮の中庭でブータン王室のケサン皇太后主催の「お別れの宴」が開かれました。陛下が着ている「ゴ」は皇太后から贈られた品でした。踊りの輪には皇太后や王女も加わり、みな「タシマラム」「タシマラム」と口ずさみながら踊っていました。「また会いましょう」という意味だそうで、別れを惜しんでいるんですね。
陛下は1987年3月、ネパール、ブータン、インドの3か国を15日間にわたって親善訪問されました。陛下は当時27歳。このアジア3か国訪問は、英国留学から戻って最初の外国公式訪問で、陛下の親善訪問はここから本格化していきます。
王政時代のネパールに触れる 町のバザールではネパール帽を購入
最初の訪問地、ネパールの首都カトマンズの空港では歓迎式典が行われ、盛大な歓迎を受けられました。まず陛下はカトマンズ市内を散策し、寺院や昔の宮殿などをご覧になりました。ネパールは、いまは共和制の国ですが、当時は王国で、1975(昭和50)年に行われた国王の戴冠式には皇太子ご夫妻時代の上皇ご夫妻も出席されています。
その夜は当時の国王の弟夫妻が主催した晩餐会に臨まれました。ネパールは、2001年の王族殺害事件などを経て、2008年に正式に王政を廃止します。後に廃止となる王国に触れるという意味で貴重な機会だったとも言えると思います。
翌日、ヘリで中部の町ポカラを訪問されます。風光明媚な場所として知られていますが、陛下は町のバザールを訪ねられました。一般の人がごった返す下町といった感じです。そしてふらっと店にも立ち寄られました。そこでは、伝統的なネパール帽をご覧になり、実際にかぶられる場面もありました。陛下は帽子を30ルピー、日本円にして210円ほどで買われました。なかなかお似合いですね。
憧れのヒマラヤを望み、ゾウでジャングル散策…後の活動に影響を与える出来事も
翌朝、ポカラからサランコットの丘まで3時間半のトレッキングを楽しまれました。ヒマラヤ山脈の標高6993メートルの名峰マチャプチャレの絶景を望める人気の場所です。陛下は山好きでヒマラヤ行きを夢見ていたそうですから、絶景を前に「あこがれのヒマラヤをこんなに素晴らしく見ることができて」と声を弾ませ、盛んにカメラを向 けられました。実は、この丘の近くで見た光景が、陛下の後の活動に大きな影響を与えることになるのですが、それは後ほど。
また陛下は、国王の弟の案内でカトマンズ南西の亜熱帯地区に広がるチトワン国立公園を訪問されました。 ここではインドゾウに乗ってジャングルを回られました。この時は同行取材の報道陣も、みなゾウに乗って回ったそうで、カメラマンもゾウの上から撮影しているんです。道中にはサイの姿もあり、陛下は「ゾウの乗り心地は思ったよりよく、面白かった」と話されています。
日本からの初の賓客…ブータンは“夢の世界のようだった”
次の訪問国がブータンです。ブータンが長い鎖国から開国に踏み切り、日本と外交関係を結んだのは訪問の前年の1986年。陛下が日本からの初めての賓客でした。世界で最も貧しい国のひとつとも当時言われましたが、ブータンは「国民総幸福量(GNH)」という指標を掲げ、お金はなくても心豊かに生活しているという幸せを大事にしている国です。
ここで陛下は日本人と会われます。当時の国際協力事業団から派遣された農業の専門家・西岡京治(にしおか・けいじ)さんです。西岡さんは1964年から28年間、ブータンで農業近代化の指導を行い、国王から「ダショー」という民間人最高の称号を授けられました。亡くなった時は国葬が行われたほど「農業の父」として尊敬を集めた人です。
翌17日、陛下は首都ティンプーの王宮を訪ねられました。王宮では盛大にパレードで出迎えをうけられました。当時31歳の先代ワンチュク国王との会見と昼食会の後は、王宮の中庭で華やかな楽器や踊りによる歓迎 セレモニーが行われました。先代ワンチュク国王は、日本を訪れて有名になった今の国王の父です。大歓待をうけ、陛下はブータンの印象を「ひとこま、ひとこまが私にとって感動の連続で、時間を超越した夢の世界にいる思いでした」と話されています。実際、国王や皇太后、王女のもてなしは本当に心のこもったものだったそうです。
この後、3時間ほど時間が空き、ブータン側は陛下に「テニスを」と勧めるのですが、陛下は「せっかくですが、もし可能なら、市内を歩いてみたい」と、町を散策されます。案内したのは西岡さんです。限られた日程の中でブータンのことを知ろうとされたんですね。目抜き通りには一目見ようと人だかりもできていました。
インド人カメラマンのリクエストに応じてポーズをとられる場面も
そして、最後の訪問国インドでは、まずデリーにあるインド建国のマハトマ・ガンジーの記念碑「ラージガート」に花を供えられました。上皇ご夫妻も2度のインド訪問で同じように花を手向けられています。
また世界遺産タージマハルも訪問されました。上皇ご夫妻もその28年前に訪問された場所です。ご自身のカメラでさかんに撮影された後は、今度は、大勢のインド人カメラマン達のリクエストに応じてポーズをとられました。この南西アジア3か国の旅は、英国留学中にヨーロッパ各国の事情に触れた陛下にとって、アジアの国々や人々に触れる貴重な機会になったと思います。
天皇陛下 「水問題」への取り組みの原点
そして、訪問中に陛下のその後の活動に大きな影響を与える場面がありました。この写真は先ほど紹介したネパールの「サランコットの丘」の近くの集落で陛下が撮影されたものです。ここには、水くみ場があり、ちょろちょろとしか出ない水を大きな甕にためて、それを女性たちが背負って家まで戻っていきます。陛下はトレッキングの途中、この光景に目にとめ、シャッターを切られました。陛下は後に水問題の国際会議でこの写真を紹介しながら、「水くみをするのにいったいどのくらいの時間が掛かるのだろうか。女性や子どもが多いな。本当に大変だなと、素朴な感想を抱いたことを記憶しています。」と講演されています。この時の問題意識がその後の「水問題」への取組につながっていったわけで、このネパール訪問は、陛下のライフワークでもある「水問題」の研究の原点と言っていいと思います。
多くの人たちと触れ合い、見聞を広げられた旅でした。インドでは路上生活者の多さを目にして「正直言って驚きました」と話されています。陛下は1999年の記者会見で「環境問題」などを「非常に大切な問題」として掲げ、2004年の会見では、約11億人が安全な水を飲むことができないことや、約24億人が下水道施設を持っていないことなど、具体的な数字を挙げて「水問題」への関心を示されました。そして、2007年に国連「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁に就任し、水問題をライフワークとされていったのです。いま盛んに「SDGs」(持続可能な開発目標)が言われますが、陛下は早い時期から地球規模の問題の重要性に気づかれていたんだと思います。そのきっかけに34年前の南西アジア訪問があったわけで、この訪問の意義を感じます。 【井上茂男(いのうえ・しげお)】 日本テレビ客員解説員。皇室ジャーナリスト。元読売新聞編集委員。1957年生まれ。読売新聞社で宮内庁担当として天皇皇后両陛下のご結婚を取材。警視庁キャップ、社会部デスクなどを経て、編集委員として雅子さまの病気や愛子さまの成長を取材した。著書に『皇室ダイアリー』(中央公論新社)、『番記者が見た新天皇の素顔』(中公新書ラクレ)。
満12歳迎えた子どものワクチン接種、1月の計4日間実施 仙台市
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/1408ee471dcc8cee66a5b85a266c9c1a0452b26e
仙台市は17日、満12歳を迎えた児童らを対象とした新型コロナウイルスワクチンの1、2回目の集団接種を来年1月8、9、22、23日の4日間、青葉区のTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口で実施すると発表した。 予約枠は約900人分で調整中。米ファイザー製ワクチンを使用する。予約受け付けはコールセンターか予約サイトで8、9日分を12月25日、22、23日分を1月15日にそれぞれ始める。 コールセンターは1月4日に通話料無料のフリーダイヤルに切り替える。これまで通り、受付時間は午前8時半~午後7時。英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ネパール語にも対応する。新しい連絡先は0120(39)5670。
河北新報