Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-00000064-san-asia
5/12(土)、ヤフーニュースより
【ニューデリー=森浩】インドのモディ首相は11日、ネパールを訪問した。2日間の日程でオリ首相らと会談。親中国的な姿勢のオリ政権が2月に発足して以来、インド首相が訪問するのは初めてで、ネパールで中国の影響力が拡大する中、首脳間の良好な関係を構築する狙いがある。
首都カトマンズに到着したモディ氏は近郊のヒンズー教寺院を訪問し、「この歓迎はネパールの人々がインドの人々に持つ愛情を示している」と、両国の絆の深さをアピールした。
インドと経済的に関係が深いネパールだが、昨年5月に中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に参加。昨年末の総選挙では、親中国の色合いが濃い共産党系野党が左派連合を結成して勝利した。中国・チベット自治区からインド国境付近に至る鉄道建設構想が持ち上がっており、5月に入って中国の調査団が訪問している。
インド側とすれば、ネパールのこれ以上の中国傾斜は避けたい意向で、4月にはインフラ整備や農業面での支援強化を表明している。ネパール側は中印の間でバランスを取り、双方から最大限の支援を引き出したい思惑がありそうだ。
首都カトマンズに到着したモディ氏は近郊のヒンズー教寺院を訪問し、「この歓迎はネパールの人々がインドの人々に持つ愛情を示している」と、両国の絆の深さをアピールした。
インドと経済的に関係が深いネパールだが、昨年5月に中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に参加。昨年末の総選挙では、親中国の色合いが濃い共産党系野党が左派連合を結成して勝利した。中国・チベット自治区からインド国境付近に至る鉄道建設構想が持ち上がっており、5月に入って中国の調査団が訪問している。
インド側とすれば、ネパールのこれ以上の中国傾斜は避けたい意向で、4月にはインフラ整備や農業面での支援強化を表明している。ネパール側は中印の間でバランスを取り、双方から最大限の支援を引き出したい思惑がありそうだ。
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