Source: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180508-00541726-shincho-pol
5/8(火)、ヤフーニュースより
5/8(火)、ヤフーニュースより
今年1月にスタートしたNHK大河ドラマ「西郷どん」。今後の放送では、遂に西郷どんが藩命で奄美大島へ島流しにされてしまう。
翻って、現代の東京。先月17日に“国命”を受け、奄美大島のはるか彼方、ネパールへと飛び立とうとしているのは、霞が関の“西郷どん”こと西郷正道氏(61)だ。農水省の技術系トップである技術総括審議官を勤め上げ、新たに特命全権大使を拝命した。
実は、この正道氏、西郷隆盛の実弟で後に海軍大臣にまで上り詰めた西郷従道の曾孫に当たる。
「鷹揚だった曾祖父と違って、私なんて小心者。西郷家から受け継いだのはこの身体つきだけですよ」
と恰幅のよい胴体を指し、ハニカんでみせるのは当のご本人だ。
「私は、生まれも育ちも東京で、鹿児島には出張で何度か行ったきり。隆盛はもちろん従道にも会ったことはありません。今でも年に一度、隆盛が自刃した9月24日にちなんで一族が集まる“二十四日会”が行われるのですが、100人近い親族の中で私なんか端の端。それでも目立つ名前で得したこともありますけれどね」
何とも腰の低い“西郷どん”。しかし、経歴を尋ねてみれば、
「学生時代、筑波大でゾウリムシの研究にはまり、研究者になりたかったのですが、2年連続で院試に落第。それで技官として当時の農林省に就職したんです。昨年退官し、まだ私に出来ることがあればとネパール大使をお受けしました」
実は、この正道氏、西郷隆盛の実弟で後に海軍大臣にまで上り詰めた西郷従道の曾孫に当たる。
「鷹揚だった曾祖父と違って、私なんて小心者。西郷家から受け継いだのはこの身体つきだけですよ」
と恰幅のよい胴体を指し、ハニカんでみせるのは当のご本人だ。
「私は、生まれも育ちも東京で、鹿児島には出張で何度か行ったきり。隆盛はもちろん従道にも会ったことはありません。今でも年に一度、隆盛が自刃した9月24日にちなんで一族が集まる“二十四日会”が行われるのですが、100人近い親族の中で私なんか端の端。それでも目立つ名前で得したこともありますけれどね」
何とも腰の低い“西郷どん”。しかし、経歴を尋ねてみれば、
「学生時代、筑波大でゾウリムシの研究にはまり、研究者になりたかったのですが、2年連続で院試に落第。それで技官として当時の農林省に就職したんです。昨年退官し、まだ私に出来ることがあればとネパール大使をお受けしました」
ゾウリムシから技官トップ、果ては大使へと、実に西郷家らしい豪快な転身ぶり。
さらに、一人娘の真悠子さんは女優の道を志しているのだといい、
「初回のほんの5秒間ほどですが、従道の娘・櫻子の役で『西郷どん』に出させていただいたんです。原作者の林真理子さんのサイン会で直接手紙をお渡ししたところ、オーディションのお誘いを受けたようで……」
150年の時を経て“西郷どん”ファミリーの進軍はまだまだ続く。
「週刊新潮」2018年5月17日号 掲載
さらに、一人娘の真悠子さんは女優の道を志しているのだといい、
「初回のほんの5秒間ほどですが、従道の娘・櫻子の役で『西郷どん』に出させていただいたんです。原作者の林真理子さんのサイン会で直接手紙をお渡ししたところ、オーディションのお誘いを受けたようで……」
150年の時を経て“西郷どん”ファミリーの進軍はまだまだ続く。
「週刊新潮」2018年5月17日号 掲載
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