2018年5月22日火曜日

<インド>ネパール支援強化 インフラ整備、中国に対抗意識

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-00000056-mai-int
5/12(土) 、ヤフーニュースより
 【ニューデリー松井聡】南アジアでの中国の影響力拡大を懸念するインドが、親中派が政権を握るネパールとの関係強化に動いている。インドのモディ首相は11~12日、ネパールを訪問し、インドの支援による鉄道や河川の整備を通じた関係強化でオリ首相と一致。モディ氏は先月、中国の習近平国家主席と会談するなど中国との関係改善を目指す一方、南アジアで中国に対抗していく姿勢を鮮明にしている。

 「インドは、ネパールの団結や繁栄を支援する」。モディ氏は11日の首脳会談後の記者会見でこう述べ、インフラ整備支援に加え、ネパール南部のヒンズー教聖地ジャナクプルの整備への支援も表明した。ヒンズー教信者が多数を占める両国の宗教・文化的なつながりを強調し、中国との違いを示す意図があったとみられる。

 中国は、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を掲げ、南アジアでインフラ支援を強化。ネパールでも中国の融資で国際空港の建設が進む。

 インドは同時に中国との関係改善にも注力。先月のモディ・習両氏の会談では軍事衝突回避での協力などで一致した。だが印シンクタンクORFのラジャゴパラン氏は「両国とも南アジアでの勢力争いでは妥協できない。本質的な関係改善は容易ではない」と指摘する。

0 件のコメント:

コメントを投稿