Source:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160615-00010008-minyu-l07
福島民友新聞 6月15日(水)、ヤフーニュースより
世界最高峰エベレスト(8848メートル)登頂を果たしたタレントのなすびさん(40)=福島市出身=は14日、福島民友新聞社を訪れた。頂上で酸素マスクを外して叫んだことなど、登頂の秘話や今後の活動について語った。
5月19日昼、4度目の挑戦でエベレスト登頂を達成した。最後のアタックでなすびさんを苦しめたのは「登山者の渋滞」。悪天候が続いた後、やっと晴れたその日は登山者が集中した。斜面を登るための一本の固定ロープに数百人がつながり、山頂まで13時間、下山する時間を含めると20時間以上の行動だった。
酸素ボンベの量は限られている。隊長から「酸素の残量が危ないから撤退」と言われるかもしれないと焦ったが、なすびさんは諦めなかった。「今回は一歩でも頂上に近づこうという強い思いがあった。お金や物ではなく福島にいいニュースを届け、世界には福島に目を向けてもらうための情報発信をしたかった」
山頂の気温はマイナス20度で、風も強い。たくさんの旗を託されたが、広げれば強風で何が起こるか分からないため断念した。頂上の滞在時間はわずか10分弱にすぎなかったが、本来なら禁じられている酸素マスクを外し、「福島に元気と勇気、夢と希望を」と福島への思いを叫んだという。「息も絶え絶えだったし、強風にかき消されてしまったが、4年間の思いを少しでも叫びたかった」と笑う。
1回にかかる費用は、個人で登れば1千万円。ネパール政府に払う入山許可だけで200万~300万円かかり、1カ月半~2カ月続く遠征の間、ガイドや食事のスタッフを雇い続けなければならない。なすびさんの場合、公募隊での挑戦だったため、参加者で費用を分担できて数百万円で済んだが「4年かかったので、それなりに」と語る。その裏には、なすびさんを支えるたくさんの支援者の姿があった。
5月19日昼、4度目の挑戦でエベレスト登頂を達成した。最後のアタックでなすびさんを苦しめたのは「登山者の渋滞」。悪天候が続いた後、やっと晴れたその日は登山者が集中した。斜面を登るための一本の固定ロープに数百人がつながり、山頂まで13時間、下山する時間を含めると20時間以上の行動だった。
酸素ボンベの量は限られている。隊長から「酸素の残量が危ないから撤退」と言われるかもしれないと焦ったが、なすびさんは諦めなかった。「今回は一歩でも頂上に近づこうという強い思いがあった。お金や物ではなく福島にいいニュースを届け、世界には福島に目を向けてもらうための情報発信をしたかった」
山頂の気温はマイナス20度で、風も強い。たくさんの旗を託されたが、広げれば強風で何が起こるか分からないため断念した。頂上の滞在時間はわずか10分弱にすぎなかったが、本来なら禁じられている酸素マスクを外し、「福島に元気と勇気、夢と希望を」と福島への思いを叫んだという。「息も絶え絶えだったし、強風にかき消されてしまったが、4年間の思いを少しでも叫びたかった」と笑う。
1回にかかる費用は、個人で登れば1千万円。ネパール政府に払う入山許可だけで200万~300万円かかり、1カ月半~2カ月続く遠征の間、ガイドや食事のスタッフを雇い続けなければならない。なすびさんの場合、公募隊での挑戦だったため、参加者で費用を分担できて数百万円で済んだが「4年かかったので、それなりに」と語る。その裏には、なすびさんを支えるたくさんの支援者の姿があった。
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