Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/1d282d2826dca36d050b0ba28b16698301346852
(CNN) ネパールのニマ・リンジ・シェルパさん(18)が現地時間9日午前6時5分、シシャパンマ(標高8027メートル)の頂上に到達し、世界の「8000メートル峰」14座の登頂に成功した最年少記録保持者となった。 写真特集:エベレスト登山者の排泄物問題、解決への取り組み シェルパさんの偉業はネパール山岳協会によって確認された。 ギネス世界記録によると、これまでの最年少記録は30歳。2019年にミンマ・ギャブ・「デビッド」・シェルパさんが達成していた。 ニマ・シェルパさんは22年9月、ネパールのマナスル(標高8163メートル)に登り、壮大な旅をスタートさせた。 その後2年間で、世界最高峰のエベレスト(標高8848.86メートル)や、危険な山として有名なK2(標高8611メートル)を含む「8000メートル峰」すべてを登頂した。 ニマ・シェルパさんは過酷な挑戦の達成を記念してインスタグラムに「この世界記録を私のプロジェクト、#SherpaPowerに捧げる。この登頂は私の個人的な道のりの成果であるだけでなく、私たちに課せられたこれまでの限界を超える夢を描いてきたすべてのシェルパにささげるものでもある。登山は単なる労働ではない。登山は私たちの強さ、柔軟さ、情熱の証しだ」とつづった。 ネパールのシェルパ族は何世代にもわたってヒマラヤの高地に住み、登山の案内役や荷運び役として働いてきた。シェルパ族の現地に関する専門知識は、この地域で登山を試みる外国人には欠かせないものとなっている。 シェルパは重い装備類を山に運び、危険な環境下で人々を山頂まで案内するにもかかわらず、西洋の登山ガイドほどの評価や金銭的報酬を受けられないことが多い。 ニマ・シェルパさんは「#SherpaPowerを通じて、私は若い世代のシェルパたちに、単なる登山家のサポート役という固定観念から脱却し、一流のアスリート、冒険家、クリエーターとしての可能性を受け入れることができるということを示したい」と続けた。
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