Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/b85e78df260c82e3ab7fee953febcf9e0335c180
[メキシコ市 2日 ロイター] - メキシコ国防省は2日、同国南部の国境付近で1日夜に移民33人を乗せたピックアップトラックに同国軍兵士2人が発砲し、移民6人が死亡、10人が負傷したと発表した。ピックアップトラックは軍のパトロールを逃れようとしていたという。 乗車していた移民の国籍はエジプト、ネパール、キューバ、インド、パキスタンなど。国防省は死亡した移民の国籍を明らかにしていない。 同省によると、発砲は現地時間1日午後9時前にグアテマラとの国境沿いのチアパス州タパチュラから約40キロメートル離れたウイストラ付近の幹線道路を兵士が巡回中に起きた。 ピックアップトラックには、現地の犯罪組織が使う自動車に似た車2台が追走していた。発砲後には爆発音が聞こえたという。 死亡した移民のうち4人は現場で、2人は運ばれた病院で死亡が確認された。 タパチュラは、南方からメキシコに入って米国への移住を目指す多くの移民がたどる過酷な道のりの「入り口」となっている。またチアパス州では今年、犯罪・麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル」と「シナロア・カルテル」との紛争が起きた。 移民の死亡により、メキシコの移民政策や軍の治安面での役割増大が改めて注目されることになった。メキシコはまた、同国から米国への移民を抑制するよう米政府から圧力を受けている。
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