2021年9月28日火曜日

【ネパール緊急学校復興事業ナムナ校が完成】オリコンサルグローバルがPM担当

 Source:https://www.kensetsunews.com/web-kan/612627

Googleニュースより

 オリエンタルコンサルタンツグローバルが実施した「ネパール国緊急学校復興事業」の一環となる、ナムナ校完成式典が15日、首都カトマンズ近郊の現地で同国政府の要人らが出席して開かれた。シェール・バハドゥール・デウバ首相から国際協力機構(JICA)ネパール事務所の朝熊由美子所長と同社の黄國鳳執行役員兼プロジェクトマネージャーに感謝状が贈られた。

デウバ首相(左)から感謝状を授与される黄執行役員兼プロジェクトマネージャー



 2015年4月に発生したカトマンズ北西約77㎞のゴルカ郡を震源とするマグニチュード7.8の地震では、3万1000以上の学校教室が全壊を含めて大きな被害を受け、100万人近い生徒の学びの場が失われた。緊急学校復興事業は、この大地震で特に甚大な被害を受けた6郡を対象に、JICAの円借款事業として「ビルド・バック・ベター(より良い復興)」をコンセプトに274校の小中高学校施設の再建・耐震化を実施している。
 オリエンタルコンサルタンツグローバルは、17年から同事業の詳細設計、入札支援、施工監理などのプロジェクトマネジメントを実施しており、これまでに227校が完成、22年度中にプロジェクト対象の274校すべての学校が完成する予定となっている。


完成したナムナ校。左が一般棟、右が盲学校棟




 ナムナ校は、一般棟と盲学校棟を持つ小中高校で一般棟に972人、盲学校には37人が在籍している。
 再建した施設は、一般棟、寮併設の盲学校棟、教職員・給食棟の3棟で構成。いずれも地震や災害に耐えうるRC構造とし、盲学校棟は点字ブロックや手すりを取り付けたほか、建物と中庭に段差を設けないなど、視覚に障害のある生徒に配慮した設計としている。

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