Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/052acb852b150019dd49b5338f8d45dfcf19cebc
仙台市青葉区の花壇自動車大学校で発生した新型コロナウイルスの県内最大クラスター(感染集団)で、28日に新たに11人の陽性が確認され、計96人となった。感染者の大半は整備士資格を取る目的の留学生。同市の郡和子市長は同日の定例記者会見で「強い危機感を持っている」と述べ、30日に留学生を受け入れている市内の大学や専門学校27校を集め、感染予防に関する緊急の意見交換会を開催すると発表した。 市や同校によると、感染者96人のうち92人が学生で全員留学生。同校にはネパールやベトナム、スリランカなど319人の留学生が在籍しており、そのうち78人が同区の留学生用学生寮で生活し、54人が感染した。 寮は5階建てで、2階以上に2人部屋が20室ずつある。1階には共用のキッチンやラウンジがあり、学生が自炊したり、飲食を共にしたりしているといい、学校は消毒液を設置し、マスクを着用するよう注意していたが、実際に守られていたかまでは確認していなかった。 同校では授業中、マスクの着用や教室の換気を徹底し、ホームルーム時には体調の確認も実施。校舎の正面玄関と事務室、学生寮の入り口の3か所には体温を測るサーマルカメラも設置していた。 同校の常任理事は28日、取材に対し、「人一倍感染対策に気を使ってきたのに残念。感染拡大の防止に全力を尽くす」と述べた。 仙台市は、同校の学生ら402人を対象にPCR検査を行い、28日現在でまだ93人の結果が出ていない。郡市長は「感染状況の調査を進めているが、全容解明に至っていない。寮や学校内で広がった可能性があり、学校と協力して対策する必要がある」と話した。 また、郡市長は「ウイルスは国籍にかかわらず感染する。外国籍の方への誹謗(ひぼう)中傷は絶対にやめてほしい」と市民に呼びかけた。
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