2020年11月4日水曜日

韓国だけではなく、ネパール文化も栄える街「新大久保のリトル・カトマンズ」藤原しおり

 Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/b15a7d6a13f20752ecfb19048adb43a0dba4953d

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婦人公論』9月8日号からスタートした、藤原しおりさんの連載「藤原しおりの TOKYOで世界一周」。毎回、TOKYOに息づく世界各国のカルチャーや、人々の暮らしを藤原しおりさんがレポートします。第1回は「新大久保のリトル・カトマンズ」。ネパール文化を取材します!(文=藤原しおり 撮影=本社写真部) 【写真】「レヘンガー」という民族衣装にチェンジ! * * * * * * * ◆ネパール文化が栄える街 最初にご案内する東京の中の“外国”はネパール。 実は私、過去にネパールの方とお付き合いしていたことがあり、それ以来ネパールという国に興味を持つようになったのだ。 もっとネパールを知りたい! ということで訪れたのは、コリアンタウンとして有名な新大久保。実はここは“リトル・カトマンズ”とも呼ばれ、ネパール文化が栄える街でもあるのだ。 まず訪れたのはネパール食材店「バラヒ」。最近スパイスからカレーを作るのにハマっている私は、山のようにあるスパイスたちに目が釘付け。 「え! クミンパウダーがこんなに入って300円?」 普通のスーパーではありえない価格。そしてここでしか買えないであろう、見たことのない商品の数々。なるほど、だからネパールの人がここまで買いに来るのか。そう思いながら、私は両手いっぱいに商品を抱えレジに向かった。 取材序盤から荷物が大量に増えた私は、次にネパールの民族衣装の店「ライズ」に入った。色彩豊かな衣装たちがお出迎え。一着一着すべて手刺繍。 「可愛い~! 選べない~!」 そんな言葉が私の口から終始溢れる。 日本のお客さんも多いそうで、なんでもここで購入した友人同士、衣装を着てインド映画を見に行ったり、ネパール料理店で食事をしたりするそうだ。浴衣感覚でちょっとした非日常を味わうにはよいかもしれない。

◆異文化に触れると新発見が ほかにも、日本で美容師の国家資格を取り美容室「アイナ」を経営するチャーミングな姉妹や、ネパール居酒屋「ソルマリ」を切り盛りする女性店長など、お店の人と直接お話をするなかで、印象的だったことがある。 それは皆さんが共通して、日本の魅力を熱く語ってくれたことだった。 「日本はとても安全だし、日本人は時間を守る。素晴らしい」 「日本の接客や挨拶は丁寧で驚き。感動した」 「日本人はすごく親切。困ったことがあっても、真摯に向き合い助けてくれる。これは他国では珍しいことです」 リトル・カトマンズ。私は今回この街を訪れ、ネパール文化を感じるだけでなく、思いがけない日本の魅力にも気づかされた。 異文化に触れると新発見がたくさんある。次はどんな発見があるのか、次回の取材も楽しみだ!

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◆今回取材で訪れたお店は… ◆(1)ネパール食材店 Barahi (バラヒ) ネパール人経営者の営むハラルフードの老舗食材店。スパイスや豆、お菓子などが揃う。同ビルの2階で営業する「ネパール居酒屋モモ」も大人気 東京都新宿区百人町2-10-9 1F 営業時間● 11:00~23:00 定休日● 無休 ◆(2)Hair Salon AINA (アイナ) ネパール人姉妹ミラさん(左)とヒラさんが営む美容院。日本で美容師の国家資格を取り、2020年5月に開店したばかりだ。アイナとはネパール語で「鏡」という意味 東京都新宿区百人町2-10-9 2F 電話●03-4361-4877

◆(3)RISE Pearl & Fashion House サリーやレヘンガー、パンジャビドレスなど、インドやネパール女性の民族衣装や、宝飾品を扱うお店。カジュアルな日常着も。女性の店長がその場で着方を教えてくれる 東京都新宿区百人町2-20-23 1F 営業時間● 12:00~20:00 電話●03-6313-5870 https://twitter.com/rise_house ◆(4)ネパール居酒屋 SOLMARI ネパール人の女性店長が切り盛りする居酒屋。ネパール餃子「モモ」ほか、定番のカレーなど、家庭的な料理が楽しめる店だ。スタッフは全員ネパール人 東京都新宿区百人町2-20-23 2F 営業時間● 《ランチ》11:00~17:00 《ディナー》17:00~23:00 定休日● 無休 ※現在発売中の『婦人公論』11月10日号では、「高田馬場のリトル・ヤンゴン」篇を掲載しています。併せてご覧ください。

藤原しおり

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