政府の東京五輪・パラリンピック推進本部事務局は、ホストタウン事業に登録する全国の自治体情報を発信するホームページ(HP)を開設した。市町村名を入力すると、受け入れる相手国や対象競技、各種イベントの予定が検索できる。新型コロナウイルスの感染拡大で交流活動が制限される中、国内外の選手らが東京大会やホストタウン自治体に寄せたメッセージ動画も順次公開する。 【特集コーナー】東京2020 HPの名称は「世界はもっとひとつになれる ライトアップ ホストタウン プロジェクト」。検索は、受け入れ相手国、対象競技から市町村を探すことも可能。ホストタウンになった経緯も紹介している。 応援メッセージは現在、車いすラグビー日本代表で田村高(福島県三春町)の3年橋本勝也選手ら7人のパラアスリートが、コロナ禍でもモチベーションを保つ方法やホストタウン事業の意義について語る動画を掲載している。 橋本選手が生まれ育った三春町に隣接する田村市はネパールのホストタウンで、パラ陸上選手の事前合宿を誘致している。 8月には、海外選手ら約60人がホストタウンへの訪問を心待ちにする気持ち、応援に対する感謝の思いを伝える動画を追加する。 主な出演者は(1)釜石市の相手国オーストラリアの元ラグビー代表スコット・ファーディー選手(2)白石市と宮城県柴田町の相手国ベラルーシの新体操3選手(3)福島県楢葉、広野、川俣3町の相手国アルゼンチンのブラインドサッカー代表マルティン・デモンテ監督-らの予定。 9月以降、ホストタウン登録の約40自治体職員らが相手国選手にエールを送る動画の公開も計画する。 [ホストタウン事業]東京五輪・パラリンピックを地方の活性化につなげるため、国は大会参加国・地域と交流する自治体を募集する。東北では7月28日時点で青森5、岩手8、宮城7、秋田9、山形15、福島9の県や市町村が登録。東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県が対象の復興ありがとうホストタウンには計31市町村が登録した。パラアスリートと触れ合う共生社会ホストタウンにも東北の計15市町が手を挙げた。
河北新報
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