Source:http://japanese.cri.cn/20201221/1832da69-6cb2-5ff4-1b48-e730a415dde5.html
2020-12-21 12:52 CRI
アクションエイド・インターナショナルや南アジア気候行動ネットワークなどの組織はこのほど研究リポートを発表し、気候変動によってもたらされた海面の上昇や干ばつ、農業の減産などの原因で、南アジアでは2050年までに6200万人以上が故郷を離れることを余儀なくされるとの見方を明らかにしました。インドでは4500万人を超えるとのことです。
同リポートは、気候変動による南アジア5カ国(バングラデシュ、インド、ネパール、パキスタン、スリランカ)の人口移動を推定しました。関連するモデルに基づいて研究者が試算した結果、国際社会が現段階における二酸化炭素の排出量を減少する約束にもとづき行動することで目標が達成されたとしても、南アジアでは2030年までに3740万人、2050年までには6290万人の「気候移民」が発生するとのことです。
リポートは先進国に対して「温室効果ガスの排出削減の分野で指導的役割を発揮すると共に、気候変動への適応や気候災害からの復旧に取り組む発展途上国を支援する」ことを呼びかけました。(朱、鈴木)