2015年12月1日火曜日

被災地医療に感銘ネパールの実習生ウプレイティさん 南相馬市立総合病院で研修

Source: https://www.minpo.jp/news/detail/2015112827019

 ネパールのトリブバン大教育病院の臨床実習生で同国出身のアナップ・ウプレイティさん(25)は南相馬市立総合病院で約1カ月研修し、27日に全日程を終えた。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の被災者のために心を尽くす総合病院の医師に感銘を受け、「将来はこの病院で働きたい」と意欲を燃やす。
 日本の病院で研修しようと決意したきっかけは、今年4月に発生したネパール大地震だった。復興が進む日本で、震災後の医療の現状を見たいと考えた。
 今月1日から研修に臨んできた中で最も印象に残ったのは、仮設住宅を訪問した経験だ。ネパール大地震では大勢の避難者が出たにもかかわらず、多くの被災者が今もテントなどでの生活を余儀なくされているという。「ネパールに帰ったら、この現状を政府に伝えたい」と話す。
 プライベートな時間を割き、仮設住宅での健康相談などに当たる医師の姿も心に焼き付いた。医師たちは病気の診療をするだけでなく、被災者に寄り添った医療を実践していた。「自分の目指す医療に取り入れていきたい」と熱っぽく語る。
 共に仮設住宅に赴いた同病院の研修医沢野豊明さん(25)は、南相馬でできた友人の一人だ。沢野さんは「すごく優秀な人物。自分も刺激を受けた」とウプレイティさんの学びの姿勢に敬意を表する。
 「ネパールに帰ったら日本語を勉強すると決めた。またこの病院に帰ってくる」。ウプレイティさんは、沢野さんと誓いの握手を交わした。

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