Source: http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20151126165500
2015年11月26日今年4月に大地震が発生したネパールの国会議員が、防災に関する取り組みを視察するため、富山を訪れています。
26日は、以前からネパールと交流のある高岡市の小学校を訪れ、防災教育について理解を深めました。
高岡市の成美小学校を訪れたのは、ネパールの国会議員、アムリット・ボハラさんとビスマ・アディカリさんです。
2人は24日から県内に滞在し、防災に関する地域の施設や取り組みなどを視察しています。
今年4月25日にネパール中西部で発生したマグニチュード7・8の大地震。周辺の国やその後の余震で亡くなった人も含め、犠牲者は8000人以上に上りました。
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この大地震の後、高岡市の成美小学校では県内に住むネパール人の男性から被災地の現状について話を聞いたり、6年生の提案で全校児童と教職員に募金を呼びかけ、集まったおよそ5万6000円を被災地に贈ったりして、ネパールとの交流を続けてきました。
こうした交流が縁となり、26日はネパールの国会議員2人が成美小学校を訪れ、学校が行う災害への備えや避難訓練の様子を視察しました。
訓練は呉羽断層帯を震源とする震度6以上の地震が発生し、千保川が逆流して津波が発生したとの想定で行われました。
成美小学校ではこうした訓練の想定についても、事前に児童と教職員の話し合いで設定し、何に注意し、どこに避難するかなども子どもたち自らが考え、行動することに重点を置いています。
「良かったと思う所は、低学年は、お・か・しの3つを守れていたところです。直して欲しいと思った所は、先に行こうとして、急いでいた人が何人かいたところです」(児童)
訓練後の交流会では、6年生がネパール大地震について調べたことなどを発表しました。
ネパールでは、地震についての知識や対策を学ぶ機会がほとんどないことから、議員たちは感心した様子で子どもたちの発表に耳を傾けていました。
「この防災訓練は教育のひとつとして地域の人と取り組んで、自分を守るためにやっているということが大きな勉強になった。これをぜひネパールでもやっていきたいと感じた」(ボハラ議員)
ネパール国会議員の2人は今月いっぱい県内に滞在し、27日以降は、県の四季防災館などを視察する予定です。
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