2020年9月3日木曜日

ダライ・ラマ周辺をスパイか 中国人を資金洗浄で拘束 インド当局

 Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/9cf504903f67872837eb5bf3e3ff7400e7d4e2a5

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産経新聞

 【シンガポール=森浩】インド当局は27日までに、インド亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世周辺へのスパイ活動を行っていたとみられる中国人の男(41)の身柄を拘束した。中国はダライ・ラマを「分離主義者」と批判しており、インド当局は中国が周辺への諜報活動を強化している可能性があるとみて、全容解明を進めている。  インドメディアによると、スパイ活動に関与した疑いがあるのは、マネーロンダリング(資金洗浄)容疑で拘束されている中国人の男。首都ニューデリーに住むチベット仏教の僧侶から、ダライ・ラマやチベット亡命政府に関する情報を収集していた疑いが持たれているという。情報提供者には約30万ルピー(約43万円)を渡していたもようだ。  男は2014年に偽名を使ってネパール経由でインドに不法入国していた。当局は、男の周辺者である2人の身柄も拘束しており、調べを進めている。  チベット亡命政府があるインド北部ヒマチャルプラデシュ州政府は24日、事件を受けて、ダライ・ラマの周辺の警戒を強化することを明らかにした。同州は10年にも、中国の情報機関員が潜入している可能性があるとして、ダライ・ラマ周辺の警備を強化したことがある。

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