2020年9月3日木曜日

ヤダブさん「元気です」 ネパール帰国2ヵ月、別府の支援者と交流続く

 Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/6cd232cbd45c784a8622dd18241d6dbe2ba07a1f

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大分合同新聞

 新型コロナウイルスの影響で別府市から母国に戻れなくなっていたネパール人の元留学生、ヤダブ・ヤショダナンドさん(24)が帰国して2カ月が過ぎた。実家で平穏に暮らしているようだ。当時の感動を思い出して涙があふれる時があるという。今でも別府の支援者とのやりとりが続いている。  出国したのは6月21日。大分別府ネパール友好協会(宮崎省三代表)のメンバーが8月19日夜に近況を確認した。ヤダブさんは首都の南東300キロにあるサプタリ郡で実家の農業を手伝っている。  「田植えを始めた」「栽培しているマンゴーが大きくなった」「手作りカレーを食べた」「ペットでヤギを飼っている」といった日常の様子を写真付きで送ってくる。  別府の支援者とネパールで再会した夢を見たという。「私の体はネパールにあるが、魂はまだ別府にある。別府にまた戻りたいが両親に余裕がなく困難で残念だ」とのメッセージもあった。  宮崎代表は「彼にとって別府を絶望の地にしたくなかった。近況を聞いて安心した。浄財を寄せてくれた県民にあらためて感謝したい。新型コロナが収束したら協会としてネパールを再訪したい」と話した。 <メモ>  元留学生のヤダブさんは、新型コロナの影響で3月末の帰国が困難になり、所持金が底をついて困窮を極めた。県民からの支援金は計70万円超。残金があり、ヤダブさんは「コロナの影響を受けた後輩のために使ってほしい」と話している。

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