2019年10月16日水曜日

雅子さまに想いを寄せる皇太子さまが選んだ初デートの場所

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191010-00019834-mimollet-ent
10/10(木)、ヤフーニュースより

 スペインのエレナ王女の歓迎お茶会で出会った浩宮さま(今の天皇陛下)と雅子さん。その後、なんとお二人はたった3カ月の間に4度も顔を合わせる機会に恵まれました。
これって、もしかして運命の出会い……? 偶然とはいえ、意識せずにはいられませんよね。
さあ、これからお二人の恋の行方はどうなるのでしょう?


 
雅子さんに見せるため、ご自分で撮影した海外のアルバムを持参
昭和62年(1987年)4月、雅子さんはあこがれの外務省に入省しました。
その直後の4月25日、浩宮さまと雅子さんは元赤坂の高円宮(たかまどのみや)邸の憲仁(のりひと)・久子夫妻が行うホームパーティにそろって招待されます。
わざわざ自宅に「デートの場」をセットした高円宮憲仁さまも、「皇太子妃には雅子さんしかいない」と最初からマークしていたのです。

高円宮さまは、国際交流基金に勤務される「職業を持つ皇族」でした。外務省との関係も深く、海外留学の経験もお持ちです。妃の久子さまはケンブリッジ大学のガートンカレッジを卒業され、同時通訳者としても活躍した方でした。

かつて、高円宮さまが久子さまとご結婚された時のことです。
高円宮さまは久子さまに、
“Will you marry me?”
と英語でプロポーズし、久子さまが、
“Yes.”
と答えてご結婚がきまりました。こんなエピソードをお持ちの国際派ご夫妻なのです。

雅子さんが高円宮邸に行くと、なんと玄関で迎えたのは浩宮さまお一人。これには雅子さんも驚いた様子だったといいます。
浩宮さまは、ご自分で撮影したネパール、ブータン、インドのアルバムを用意していました。このパーティをよほど楽しみにされていたのでしょう。

浩宮さまは各国の王室のお話はもとより、ご自分の英国留学時代の思い出や将来について、雅子さんに熱く語られたといいます。高円宮さまご夫妻を交えた4人の会話もおおいに弾んで、時が立つのも忘れるほど。
雅子さんの帰宅時間は午前1時を過ぎてしまいました。
この日、キャリアウーマンを目指す雅子さんの媚びることのない明確な物言いに浩宮さまは衝撃を受け、ますます「忘れられない人」になっていったのです。

それから約4カ月後の8月18日、浩宮さまの父(今の上皇陛下)と母の美智子さまは、軽井沢で恒例の記者会見に臨まれています。
「(浩宮さまの)結婚問題はいつか具体化する問題ではありますが、……したがって、この問題については前にもお話しした通り、触れないことにしたいと思います」
と、父親としての陛下は、慎重なご発言をされました。
「『殿下は雅子さんがお好きなのかな』瞬間的にそう思いました」
小和田雅子さんに初めてお会いしたとき、ピーンとくるものがありました。なにしろ、お二人とも国際経験が豊富。しかもお二人とも相手をたてる方で、話されているご様子もピッタリと息が合って、まさにベストカップルという雰囲気でした。
今、開かれた皇室のあり方や皇室外交の大切さなどあらゆる点から見て、お妃になるべき方がなられたなぁ、というのが率直な感想です」
のちに、浩宮さまのご学友である賀陽(かや)正憲さんはこう語っています。

賀陽さんは、浩宮さまとは学習院初等科から大学までご一緒の間がらです。旧華族の賀陽宮(かやのみや)家の一族で、学習院常磐会(ときわかい)前会長の賀陽敏子さんの孫でもあります。

その賀陽正憲さんが雅子さんと同席したのは、同じ年の10月24日の夜、東宮御所(今の赤坂御所)でした。
「殿下(浩宮さま)から侍従を通して茶会の誘いがあり、東宮御所に参ったら、そこに小和田(雅子)さんがいらっしゃったのです。殿下からのご招待は数カ月に1回くらいありますが、いつもはもっと大人数で、(招かれたのが)2人というのは初めての体験でした。
瞬間的に、『殿下は小和田さんをかなりお好きなのかな。わたしはこの座を盛り上げ、明るくするために呼ばれたのではないか』と思いました」

賀陽さんはきれいな大水槽のある応接間に通され、雅子さんをはさんで向かい合うように座りました。このため、お二人の表情や様子がよく見えたといいます。
皇太子妃の有力候補として雅子さんの名前が浮上
賀陽さんの思い出話は続きます。
「飲み物をいただきながら、学生時代、とくに英米両国の生活スタイルや、ソフトボールと登山といったお互いの趣味であるスポーツなどについて、3時間ほど楽しく語り合いました。


はじめのうちこそお二人とも緊張気味でしたが、次第にうちとけ、最後は明るい笑い声が出るほど非常に会話が弾んでおられました。
殿下はまじめな方で、女性に対する接し方もものすごく慎重でしたが、この時はどんどん積極的に話され、はじめて見るその姿勢にびっくりしたことを覚えています。

『才色兼備』という言葉がありますが、小和田さんの場合、存在感というか、相手の気持ちを引きつける魅力があり、ほんとうに素敵な女性でした。経歴からするといかにもエリート然とした女性と思われがちですが、けっしてそんなことはありません。

殿下と同じように常に相手を尊重される方で、殿下の話に耳を傾け、きちんと受け答えしていました。姿勢、マナー、ファッションなどもとても洗練されていて、一言で言えば、感じのいい女性。殿下もそうした魅力に惹かれていったのではないでしょうか。

殿下は目鼻立ちのはっきりした女性が好きなので、小和田さんはまさしくぴったり。それに(結婚するなら)『価値観を同じくするというのが大切。他人の痛みをわかる人であってほしいと思います』と言われていますが、その点でも最適です。
帰路、小和田さんとJR信濃町駅までご一緒させていただきましたが、小和田さんも(浩宮さまに対して)いい印象を持っておられたと思います」

こうして、皇太子妃の有力候補として、小和田雅子さんの名前がはじめて浮かび上がってきたのです。

やがて時は流れ、年が明けます。
昭和63年(1988年)3月、雅子さんは外交官補に任官され、7月1日には在外研修生として英国オックスフォード大学ベーリオールコレッジに2年間の予定で留学してしまいます。

そのため、ここで皇太子妃候補の報道は、いったん静まってしまうのでした。
浩宮さまの恋は、いったいどうなってしまうのでしょう。
次の回は、浩宮さまがしたある決断のお話です。
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外交官だった小和田雅子さんは、皇太子・浩宮さまに見初められて皇室に入ることに。雅子さまの生い立ちやから皇太子の熱い求愛、ご成婚までの軌跡が余すところなく盛り込まれた作品。雅子さまと同じく、平民から皇室に入られた美智子さまのお姿を交えて描きます。

 
美智子さまから雅子さまへ 三部作2 美智子さまもご祝福 雅子さまに愛子さま誕生価格 1500円(税抜)
涙の流産を乗り越え、愛子さまをご出産された雅子さまの苦悩と喜びのすべてが一冊に。皇室という見知らぬ世界に入り、お子さまを生まなければならない重圧を、雅子さまはどのように乗り越えたのでしょうか。美智子さまから雅子さまに伝える母の想いを織り込みます。

 
美智子さまから雅子さまへ 三部作3 美智子さまもお支えに 雅子さまご成婚十年の苦悩価格 1500円(税抜)
愛子さまをご出産されたのち、適応障害になり長期の療養生活を送られた雅子さま。ご成婚から10年を迎え、病と闘われているご様子に触れた作品です。雅子さまをやさしく包み込む、皇太子浩宮さまと美智子さまの愛に胸打たれます。


本文、キャプションは過去の資料をあたり、
敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、
その当時のものを使用しています。
写真/渡邉みどり(クレジットのないもの)
構成/高木香織、片岡千晶(編集部)
渡邉 みどり

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