Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/759594ea686b1d08a411b5f9f8c4284f9975bc48
日本人女性として初めて、標高8000メートル峰を超える全14座の登頂に成功した。 看護師としても働く渡辺直子さん(43)は「とにかく楽しむこと」と心掛け、快挙を成し遂げた。 福岡県で生まれ、幼いころからNPO法人主催のキャンプに参加し、自然と触れ合ってきた。小学4年生のときに訪れた八ケ岳で雪山の景色に魅せられた。24歳で初めて14座の一つチョーオユー(8201メートル)を登頂。看護師として就職し、多忙な日々が続くが、登山はメンタルケアとしての役割もあり「休みに行く感覚で」続けた。 14座は他の山に比べて登山の所要時間が長く、約2カ月かかる。人によっては苦痛になりかねないが、渡辺さんは特殊な高所での生活を楽しむ。ベースキャンプではあえて他の人から離れた場所にテントを建てて大音量の音楽を流したり、ネパール人のシェルパたちと日本食を分け合って交流したりする。「同じ山でも人もエピソードも全てが違うから飽きが来ない」という。 昨年10月9日、写真家の石川直樹さんに続いてシシャパンマ(8027メートル)を登頂し、14座を制覇。「特別な遠征だった」と振り返る。しかし、日本人女性初の快挙にも「ただの記録」と満足せず、14座の登山はこれからも続けていくつもりだ。 自身の経験を子供たちにも共有するためヒマラヤでの登山イベントにも力を入れている。「もっと大きい夢を持ってもらうために、絶対に一度は海外を見ておいてほしい」と次世代への思いを語った。
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