Source:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190530-00010001-asahiand-int
5/30(木) 、ヤフーニュースより
【連載】ちょっと冒険ひとり旅
何回目かのひとり旅、異文化体験にもオロオロしなくなってきたら、ちょっとだけ冒険をしてみたい。といっても、道なき道を進むような山奥や孤島、極地などの本格的な秘境への冒険はまた別の話。飛行機やバスを乗り継いで比較的簡単に行ける、旅しがいのあるスポットをご紹介していこう。
シッキムはインドにあってひと味違うスポット
ヒマラヤ山脈にシッキムという王国があったのをご存じだろうか。1975年にインドに併合され「シッキム州」になるまで、300年以上存続した小さなちいさなチベット仏教国だ。現在はインドのひとつの州だが、周囲をぐるりと囲むネパール、ブータンの影響も色濃く受け、街並みや人、言葉、食などすべてが“イメージするインド”とはひと味違う。
外国人は入域許可証(ただし簡単に取れる)が必要、というちょっとだけのハードルの高さも、なんだか面白そうではないか。
外国人は入域許可証(ただし簡単に取れる)が必要、というちょっとだけのハードルの高さも、なんだか面白そうではないか。
シッキムへの道
旅のスタート地点は、デリーやコルカタなどインド各地から国内線が飛ぶバグドグラ空港。空港でプリペイドタクシーを頼み、20分ほど走ってシリグリという街を目指す。
シリグリを要に、2本の街道がVサインのように北に延びている。V字の左の道を進むと紅茶の里ダージリン、右の道を進むとシッキムだ。いったんシリグリに立ち寄るのは、入域許可証を取得するため。バスターミナル内のシッキム観光局に行き、申請書に記入してパスポートを提出すると、暇そうな係員がご飯を食べながら許可証を発行してくれた。所要時間はおよそ10分。思った以上に簡単である。
シリグリを要に、2本の街道がVサインのように北に延びている。V字の左の道を進むと紅茶の里ダージリン、右の道を進むとシッキムだ。いったんシリグリに立ち寄るのは、入域許可証を取得するため。バスターミナル内のシッキム観光局に行き、申請書に記入してパスポートを提出すると、暇そうな係員がご飯を食べながら許可証を発行してくれた。所要時間はおよそ10分。思った以上に簡単である。
ここからの移動は、バスや乗り合い四輪駆動車、タクシーとなる。どの街でも、バスターミナルに行くとこの3種類の乗り物が待ち受けていて、旅人はどれかを選ぶことになる。
いちばん安いのはバスだが、恐ろしいほど揺れ、人でぎゅうぎゅうの有り様。そもそも本数が半日に1本と少ない。
滞在中は、人が集まっていてすぐ出発しそうなら乗り合いジープ、でなければタクシーというチョイスになることが多かった。タクシーは半日走っても20ドルから30ドル程度と、デリーあたりの相場から比べてもぐぐっと安いのだ。
ここからは道中の風景を写真でご紹介しよう。次回は、シッキムの見どころについて。(つづきは下部関連記事よりご覧いただけます)
(文 山田静 / 朝日新聞デジタル「&TRAVEL」)
いちばん安いのはバスだが、恐ろしいほど揺れ、人でぎゅうぎゅうの有り様。そもそも本数が半日に1本と少ない。
滞在中は、人が集まっていてすぐ出発しそうなら乗り合いジープ、でなければタクシーというチョイスになることが多かった。タクシーは半日走っても20ドルから30ドル程度と、デリーあたりの相場から比べてもぐぐっと安いのだ。
ここからは道中の風景を写真でご紹介しよう。次回は、シッキムの見どころについて。(つづきは下部関連記事よりご覧いただけます)
(文 山田静 / 朝日新聞デジタル「&TRAVEL」)
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