【ティンプー共同】ネパールのオリ首相は24日、バンダリ大統領に辞意を伝え、承認された。大統領府が明らかにした。オリ氏の与党、統一共産党(UML)はネパール議会第2党で、第3党のネパール共産党毛沢東主義派と連立政権を組んでいたが、今月中旬、政策協定を守っていないとして毛派が離脱の意向を示し、政権が不安定になっていた。
 24日は議会でオリ氏の不信任決議の動きが出ており、可決が濃厚だった。今後は第1党のネパール会議派と毛派が主導して連立協議を進める。連立を巡り内政が混乱すれば、昨年4月のネパール大地震からの復興に影響が出そうだ。