Source:http://www.asahi.com/articles/ASHDG53DRHDGUHBI01Z.html
鈴木暁子、2015年12月27日
ネパールで、政治対立からインドとの国境が9月下旬から封鎖され、燃料などの輸入が止まったままになっている。来日したネパールの記者団体ネパールプレス評議会役員のキショール・シュレスタ氏は、朝日新聞の取材に「4月の大地震から復興に立ち上がろうというときに、日常生活に深刻な影響が続いている」と訴えた。
ネパールでは9月20日に新憲法が制定された。その直後から、人口の過半数を占める南部の住民らが「人口数に比例した権限が与えられていない」などとしてインド国境に座り込み、封鎖した。インドはネパールの生活必需品の主な輸入先で、中でも、燃料不足が深刻になっている。
シュレスタ氏は「燃料がないため多くの人が冬の屋外で火をたいて調理をしている。車の往来も少なく、病院では薬や酸素ボンベも足りない。震災で被害を受けた世界遺産の復興作業も進んでいない」という。
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