2016年1月26日火曜日

<違法長時間労働>助長容疑で日本語学校経営者ら逮捕 福岡

Source:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160123-00000048-mai-soci

毎日新聞 1月23日(土)、ヤフーニュースより
 外国人留学生に法で定められた制限時間(週28時間)を超えて働かせた疑いが強まり、福岡県警は23日、日本語学校「JAPAN国際教育学院」(福岡県直方<のおがた>市)の会長で実質経営者の上野末次(すえつぐ)容疑者(57)=直方市古町=ら3人を出入国管理法違反(不法就労助長)容疑で逮捕した。3人があっせんした就労先は約50社に及び、個々の就労先での労働時間は制限時間以内に抑えつつ、複数の場所で働かせて長時間労働を可能にしていた。県警は学校を家宅捜索するなどしてシステムの解明を進めている。【吉住遊、菅野蘭】

 他に逮捕されたのは、理事長の有村ひとみ(52)=同市感田=と副理事長で上野容疑者の妻さとみ(47)=同市古町=の両容疑者。県警によると、3人は「週28時間を超えて働いていることは知らなかった」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、3人は2015年4月下旬~11月中旬ごろ、学校に通うベトナム人留学生4人に複数のアルバイト先を紹介し、週28時間を超えて就労させたとしている。

 県警は19~24歳の留学生の男4人についても同法違反(資格外活動)容疑で逮捕した。4人は容疑を認めている。

 留学生の就労は原則として学業に専念させるため禁止されているが、学費などをまかなう目的のアルバイトは入管当局の許可を得れば、風俗店などを除き週28時間まで可能だ。

 捜査関係者によると、4人もこうした手続きを経て許可を取り、地元の食品加工工場などで働いていた。個々の就労先でのアルバイトの時間は週28時間以内だが、複数のアルバイトを掛け持ちし、上限を超える週31~72時間就労していた。学校には現在、ベトナム人やネパール人ら約180人が在籍しており、県警はほとんどが制限時間を超えて働いていたとみて捜査する。

 県警の調べでは、学校側は誰がどの会社で何時間働き、どれだけの報酬を得たか、一覧表を作成して管理。就労先を次々とあっせんしては、アルバイト代を得た留学生から授業料(月約5万円)や寮費などを受領していた。県警は、経営の安定化を図るために考案した巧妙な仕組みとみて3人を追及する。

 学校は10年4月に開校。ホームページによると、1年半~2年の3コースがあり、日本の大学や専門学校などへの進学を目指す留学生を指導している。

 留学生の不法就労を巡っては1990年代、日本語学校の摘発が相次いだが、近年は検挙例がほとんどないという。

難民申請が大幅増7500人 ただし認定は27人 昨年

Source: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160123-00000009-asahi-soci

朝日新聞デジタル 1月23日(土)、ヤフーニュースより
 日本で昨年、難民認定を申請した外国人は7586人で、5年連続で過去最多を更新したと、法務省が23日付の速報値を発表した。一方、難民と認められた人は27人。前年より16人増えたものの、認定に消極的な姿勢は変わっていない。
 法務省によると、申請者数は2年連続で前年比5割増と、大幅な増加が続いている。国籍別では、ネパールが最多の1768人。続くインドネシアは、一昨年まで十数人程度だったが、2014年から日本への入国にビザ(査証)が必要となる条件が緩和されたことを受けて、969人に急増した。全体の8割はアジア地域からで、シリアは5人だった。

 申請が増加した背景には、10年から、短期滞在や技能実習などの在留資格があれば、申請の半年後から働けるようになったことがあるとみられる。審査に時間がかかるため、その間に日本で生活ができるようにする見直しだったが、「短期滞在などの資格で入国し、就労や定住目的で申請を繰り返す人が多い」と法務省は分析する。同省は、14年に不認定とした人の約3割は、就労目的など「明らかに難民に当たらない人」とみている。残りの多くについても、難民と認定するだけの根拠が足りないとしている。また、申請が増えて対応が追いつかず、審査期間の短縮は思うように進んでいないという。

 申請が増える一方で認定が少ない現状を受け、法務省は昨年秋、運用を見直した。「明らかに難民に当たらない人を審査の前に振り分けることで、速やかに認定できるよう効率化を図った」という。認定された27人の国籍は、アフガニスタン6人、シリア3人、エチオピア3人など。難民とは認められなかったものの、「人道的な配慮」で在留資格を得た人も79人いた。

 だが難民が世界で2千万人に上るとされ、欧州に押し寄せた昨年の状況を踏まえると、日本の認定はきわめて低い水準のままだ。日本も加わる難民条約は、人種や宗教、政治的意見などで迫害されて母国を逃れた人を難民と定めている。日本は条約を厳格に解釈し、「武力紛争」から逃れただけでは難民と認めていない。こうした消極的な姿勢に対し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などが「現状に合わせて改善するべきだ」と批判している。(金子元希)
朝日新聞社

ネパール伝統の殺生祭 終結へ

Source: http://www.epochtimes.jp/2016/01/24496.html
2016/01/19
ネパールのガディマイ(Gadhimai)寺院では、265年前から5年に一度、世界最大の動物供犠を伴うガディマイ祭が執り行われてきた。祭りの時期になると、約250万人のヒンドゥー教信者がインド、およびネパール各地から牛、羊、豚などの家畜を連れてガディマイ寺院に集まり、連れてきた動物を生贄としてガディ女神に捧げ、神の加護を願う。インド政府が祭り期間中の動物の輸出を規制したにもかかわらず、2014年に開催された祭りでは20万頭の動物が殺された。
 短期間で数十万頭の動物が無惨に殺されてしまうガディマイ祭りに対し、世界動物愛護団体は抗議の声を度々挙げてきたが、最近ようやく「2019年の祭りを最後に、動物の殺戮を禁止する」とガディマイ寺院が宣言した。祭りの関係者は「古くからの慣習を変える時がきました。血まみれの殺戮や暴力を、平和的礼拝と祝福へと変える時期がきたのです」と話した。
 これに対し、ネパール動物福利連盟の責任者は「寺院側からこのような屠殺禁止令が発表されたことを、とても嬉しく思っています。しかし、我々の任務はまだ終わってはいません。この禁止令をより多くの人々が支持し、遵守するよう働きかけねばならないのです」とのコメントを発表。だが寺院側は、「265年の歴史を持つ祭りの儀式を短期間で変えるのは、とても難しいと思います。血まみれの動物を捧げてはじめて女神のご加護を得られると、多くの民衆が深く信じているからです」と指摘している。
 国際人道協会動物保護組織の顧問は次のように述べている。「当面の課題は、動物を供物として惨殺するのが非人道的な行為であることを、どのようにして多くの信者たちに理解してもらうかである。我々はこれからの3余年の間に、信者たちに正しい観念を教育しなければならない」
(編集翻訳・賢吾)

難民申請、最多の7586人=認定は27人―法務省

Source:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160123-00000012-jij-pol
時事通信 1月23日(土)、ヤフーニュースより

 法務省は23日、難民認定を2015年に申請した外国人が前年比約52%増の7586人だったと発表した。
 11年以降、5年連続で過去最多を更新した。難民認定者は前年より16人増えて27人だった。
 申請者数を国籍別でみると、最多がネパールの1768人、次いでインドネシア969人、トルコ926人、ミャンマー808人などとなった。法務省は申請が増えた理由について「日本への査証(ビザ)の免除などで入国者数が増え、一部に難民申請をする人もいる」と分析している。
 認定者は、多い順にアフガニスタンが6人、シリア、エチオピア、スリランカが3人など。認定はされなかったものの、人道的配慮で在留が許可された人は、前年より31人減の79人で、内訳はミャンマー12人、トルコ9人、パキスタン7人、シリアとバングラデシュが6人だった。 

難民申請、最多7586人…大半「偽装申請」か

Source: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160123-00050002-yom-soci

読売新聞 1月23日(土)
 法務省は22日、昨年の難民認定の申請数と認定数の速報値を発表した。

 申請は前年の5000人に比べて52%増の7586人で、5年続けて過去最多を更新した。

 認定は27人で前年より16人増えたが、申請数の1%に満たない状況は変わっていない。入国管理当局は、申請の多くが難民認定制度を悪用した「偽装申請」とみている。

 同制度は2010年に改正され、申請者が生活に困らないよう、申請から6か月経過後の就労を認めた。入管当局は、アジア諸国で「日本で難民申請すれば働ける」との情報が広がり、ブローカーが介在した偽装申請が横行しているとみている。

 昨年の国別の申請数は、ネパール1768人、インドネシア969人、トルコ926人、ミャンマー808人など。特にインドネシアは前年の17人から急増した。同国人は14年12月以降、15日間の短期滞在ならビザ(査証)が免除されたため、「観光目的」などで入国して難民申請するケースが続出しているという。

2016年1月25日月曜日

【写真特集】「幸福の国」ブータンの2つの顔

Source:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160120-00163009-newsweek-int
ニューズウィーク日本版 1月20日(水)、ヤフーニュースより
 スマートフォンとソーシャルメディアの時代にあって、外国人の旅行がいまだに厳しく制限される国がある。四六時中監視の目が付きまとう北朝鮮やトルクメニスタンは、政権が何かを隠したいのだろう。だがヒマラヤ山脈の東端にある人口80万人足らずの秘境ブータンの場合、付き添いガイドはあくまで国民の幸福を守るためにある。

 ブータンを訪れる旅行者は皆、1日200~290ドルの滞在費とガイド同行が義務付けられる。旅行中に自由を著しく制限されるわけではないが、「コースから逸脱する」ことは許されない。

 99年までテレビやインターネットすら禁止され、世界から隔絶されていたブータンは、72年に独自の指標GNH(国民総幸福)を提唱。環境や文化的価値観の保護など国民の幸福度を高める政策を進めている。

 だが幸福の受益者は、あくまで国民に限られるらしい。90年代にはネパール系少数民族ローツァンパを脅威と見なし、国外追放を強行。隣国インドから出稼ぎに来る労働者は、極端に安い賃金で単純労働を担っている。

 幸福の国のもう1つの側面は、旅行者からも幸福量指数からも巧妙に隠されているようだ。


西部の町パロに住む20代の夫婦は普段洋服を着ているが、この日は僧侶に会うために伝統衣装を着ている


首都ティンプーのナイトクラブでは女性のダンスを客に見せており、こうした店が売春の温床になっているとの指摘も

高速道路の建設現場で働くインド人女性労働者


ティンプーで評判の美容室には王族や政府高官の妻らが髪を切りに訪れるという


仏教の僧侶を映し出すブータン映画。テレビがまだ禁じられていた80年代から映画は人気に


旅行者がレストランで食事するのを待つガイド。旅の一部始終は静かに監視されている(ティンプー)

遠足に行った先で携帯端末でゲームに興じるティンプーの私立小学校の児童


母親が高速道路建設現場で働く間、傍らで2歳の妹の面倒を見ながら待つインド人少女


公共の場での喫煙が禁じられているブータンで、路地に隠れてたばこを吸う学生(ティンプー)


Photographs by Vlad Sokhin-Panos

<本誌2015年10月27日号掲載>

2016年1月19日火曜日

ヒマラヤに「天使の翼」…ドローンでネパール辺境地に医薬品届ける

Source: http://japanese.joins.com/article/982/210982.html

2016年01月19日17時03分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
写真拡大
=9日、ネパールのヌワコット郡ナルハマダプ村で現地の子供たちと共に医薬品輸送用ドローンを持って立っているソーシャルベンチャー「エンジェルスワン」のチーム員たち。(写真=エンジェルスワン)
  「ドローンでネパール辺境の村に医薬品を届けるって?」

  多少無謀に思える挑戦に誰もが首をかしげた。だが技術を研究してドローンを作り、数百回にわたる試験飛行を経て、ネパール上空でドローンを飛ばした。薬品箱は2キロ離れた村に無事に届けられた。それぞれ違う専門医大の学生8人が作ったソーシャルベンチャー「エンジェルスワン」の話だ。

  エンジェルスワンのプロジェクトは昨年3月、ソウル大学ベンチャー経営学科の「創業実習論」授業で始まった。学生たちがチームを組んで実際の創業を構想する授業だった。米国ジョージア工科大学から交換学生として来ていたパク・ウォンニョン(25)さんと政治外交学部のチョン・スルイ(25)さんが授業で初めて会った。

  アイテムについて悩んでいた間にネパールでマグニチュード7.8の大地震が発生した。その時、航空宇宙学を専攻していたパクさんがネパールを助けるドローンを作って非政府組織(NGO)などに販売しようというアイデアを出した。カメラを搭載して被害地域の「精密地図」を描けるドローンを作ろうというものだった。「物資供給や建物再建などのためには地域の被害規模を把握しなければならないが、ボランティアたちが直接現地調査する方法は危険だという話を聞いた。その時アイデアが浮び上がった」。

  その後2人は本格的にドローン製作に着手した。経営学・材料工学・デザインなどさまざまな分野から人材を集めた。カン・ユビン(25)、キム・デヒョン(23)、キム・スンジュ(23)、モ・ヨンファ(23)、ソ・ジスク(22)、チェ・ソンジュン(25)さんが合流してエンジェルスワンチームが結成された。

  だがドローン製作は容易ではなかった。なじみの薄い分野であるドローンについて直接グーグルや本を検索しながら研究しなければならなかったし、製作コストを減らすためにインターネットを検索して値段の安い部品を直接輸入しなければならなかった。

  3カ月余り研究した末に、決まった地域の写真を撮って、これを組み合わせて鳥瞰図形式の精密地図を作るドローンを作った。このドローンは昨年7月にカトマンズ大工科大学に直接届けられて被害復旧に使われた。

  挑戦はここで終わらなかった。ネパール訪問当時、多くの住民たちが医薬品をまともに配給されずに苦労する姿を目撃したためだ。カン・ユビンさんは「道路事情が劣悪で山地が険しく、病院や保健所に行くために5日間歩かなければならない村もあった」として「ワクチン1つあれば治る病気のために死んでしまう人々を見て来て、医薬品を届けるドローンを構想した」と話した。

  医薬品の重さにも耐えながら正確な位置に箱を落とせるよう衛星利用測位システム(GPS)と高度を測定できるセンサー、カメラなどを装着した。長く飛べるようにバッテリーやプロペラも改良した。横・縦1メートルのドローンは平均時速20キロで1キロ相当の医薬品を載せて30~40分間飛べるように作った。費用はソウル大学が支援した。

  エンジェルスワンは4日、医薬品配達用ドローン(メディドローン)を持ってネパールのヌワコット郡ナルジャカンダプ村に試験飛行のために発った。カトマンズからバスとトラックで7時間走ってたどり着く村だ。エンジェルスワンは現地警察の助けを受けてドローンを飛ばし、保健所から2キロ離れた村に注射器・ワクチン・鎮痛剤など住民10~20人余りが1カ月間使用できる医薬品の箱を届けることに成功した。モ・ヨンファさんは「3月にはネパール政府と協力してもっと遠い村までドローンを飛ばす計画」と明らかにした。

ネパール 中国人観光客のビザ手数料を免除、米紙「欧米の観光客より待遇が高い」

Source: http://www.xinhuaxia.jp/social/86775
2016年01月18日
oivw-fxnqrqn8791845


【参考消息網】 米誌「フォーブス」の報道によると、カトマンズ空港で乗客が必要書類を手に長い行列を作り、25ドルで15日滞在ビザを取得している。だが2016年からネパールは中国人観光客のビザ手数料を免除する。

海外観光をする中国人観光客にとってこれは成都における1食の食事代に過ぎない。だが欧米人より高い待遇を受け、中国人観光客がネパールに着くと、直ちに歓迎されることを感じられる。

都市部の中国人は大自然に憧れを抱く。ネパールを訪れる中国人観光客数は2011年の6万2000人から2014年の約12万4000人まで増加している。

ネパールにとって中国は観光客の増加とサービスや製品の開発における巨大な潜在力を意味している。ネパールは中国人に熱情的かつ友好的であり、中国にとってプラスイメージだ。

(翻訳 王秋)

出稼ぎ人はネパールからエチオピアまで 裕福な小国の労働事情

Source: http://www.sankei.com/west/news/160116/wst1601160058-n1.html

2016.1.16 

建設ラッシュに沸くカタールのドーハ。多くの外国人が労働力を支えている=ドーハ
 石油や天然ガスといった豊富な資源を有するカタールは、1人当たりの国内総生産(GDP)が世界トップクラスで、外務省のホームページによると2014年現在約9万4千ドルと日本の2倍強。人口は約226万人だが、06年ドーハ・アジア大会が開催された際、本紙は約80万人と報道しており、10年足らずで3倍とこちらも驚異的な伸びだ。
 もっとも、カタール人は約25万~30万人。経済成長が進む同国を支えているのは外国人労働者だ。建設ラッシュに沸く街中では、多国籍に見える建設従事者たちが地べたに座って休む姿が見られる。ネパール人男性は「毎日11時間も働いている」と愚痴をこぼし、国境を越えて転職したばかりのエチオピア人男性は「カタールの方が稼げるからこそ、ここにいるんだ」と話してくれた。アラビア半島の“裕福な小国”の実情が垣間見えた。(ドーハ 吉原知也)

闘牛で冬の終わりを祝う、ネパール

Source:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160116-00010008-afpbbnewsv-int

AFPBB News 1月16日(土)、ヤフーニュースより
【1月16日 AFP】ネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)の北80キロにあるタルカ(Taruka)村で15日、ヒンズー教の暦で冬の終わりを祝う祭り「マーグ・サンクランティ(Maghe Sankranti)」が開催され、恒例の闘牛を一目見ようと、ヒマラヤ山脈のふもとに大勢の見物客が訪れた。

 スペインの闘牛と違い、同祭りの闘牛にマタドールはおらず、牛同士が争う。一方の牛が疲れて、やる気をなくした時点で終わりになるため、流血沙汰になるのはまれだという。(c)AFPBB News

日本のグローバル化を飛躍させる可能性を秘めている、外国にルーツを持った子どもたち

Source: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160114-00010002-benesseks-life

ラーニングパーク 1月14日(木)、ヤフーニュースより
 グローバル人材の育成が叫ばれ、文部科学省は英語教育の充実はもとより、大学生や高校生が海外に出ていくことを応援している。一方で、国内は既に外国にルーツを持つ子どもが多数存在しており、そうした子どもたちの存在こそが、日本におけるグローバル化を大きく飛躍させる可能性を秘めているという。ベネッセ教育情報サイトでは、教育ジャーナリストの渡辺敦司氏に現状を聞いた。

 文科省は先頃、学校での外国人児童生徒への教育支援を検討するため、有識者会議を発足させました。喫緊(きっきん)の課題が「適応指導」であることも事実です。同省によると、外国人児童生徒数は2014(平成26)年5月現在で7万8,630人を数え、そのうち93%(7万3,289人)と大多数が公立学校に在籍しています。日本語指導が必要な外国人児童生徒は2万9,198人と、年々増える傾向にあります。また、もう一つ無視できないのが、日本国籍を持っていても日本語指導が必要な児童生徒で、2012(平成24)年度比1,726人増の7,897人を数えます。

 近年の傾向は、単に数が増えているだけではなく、使用言語がタイ語・ネパール語・インドネシア語など多様化していること、日本語指導が必要な児童生徒が1か所に固まる(集住化)一方で、各地に広がる(散在化)という両極端があることだといいます。事情をさらに複雑にしているのが、保護者との関係です。日本語をうまく話せない保護者はもとより、日本で育ったために母語すら不十分な保護者さえいます。子どもたちは、言語の習得だけでなく「自分は何人か?」ととまどうといいます。貧困の連鎖だけでなく、アイデンティティーの危機まで連鎖してしまっては、安定した子ども時代を送ることはできません。

 外国にルーツを持った子どもが将来、「日本人」のグローバル人材として活躍し、経済成長に貢献してくれる。そうした可能性を秘める子どもと一緒に学ぶことで、代々日本生まれの日本人も、小さいころからグローバル化の素養を身に付ける……そんな好循環が生まれれば、何よりです。これからのグローバル社会で一緒に仕事をするためにも、アジアを中心とした「隣の外国人」と共に学ぶことが、日本のグローバル化の第一歩になるといえるのではないでしょうか。

大韓航空、ソウル=カトマンズ線を増便へ…夏季スケジュールの一部期間

Source: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160114-00000001-rps-bus_all
レスポンス 1月14日(木)、ヤフーニュースより

大韓航空は1月12日、夏季スケジュールの一部期間にソウル(仁川)=カトマンズ線を増便すると発表した。

カトマンズはネパールの首都。大韓航空は3月28日~5月31日、7月4日~9月2日、10月3日~10月28日の期間、ソウル(仁川)=カトマンズ線を週間1便増便し、週間3便(月・火・金)とする。機材はボーイング777。

なお、大韓航空は6月6日~6月20日にソウル(仁川)=カトマンズ線を週間1便減便し、週間1便(月)とする。6月27日~7月1日、9月5日~9月30日の運航便数は週間2便(月・金)。

《レスポンス 日下部みずき》

2016年1月13日水曜日

日本の梅雨とヒマラヤ山脈の意外すぎる関係

Source:http://toyokeizai.net/articles/-/100048
2016年01月13日
標高世界一のエベレストがある、ヒマラヤ山脈にまつわる100の蘊蓄(写真 : ピンクの風 / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「ヒマラヤ山脈」。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。
1. ヒマラヤ山脈は南アジア、インド亜大陸北部に東西に連なる世界最高の大山脈
2. 西はパキスタン北部インダス川上流域から、東はブータンの東方ブラマプトラ川大屈曲点まで全長約2400㎞
3. ヒマラヤ山脈の南北幅は200㎞~300㎞
4. 面積にして約59万4400平方㎞
5. ヒマラヤ(Himalaya)は古代サンスクリット語で「Hima(雪)」と「Alaya(家)」が結びついた言葉で「雪の棲家」という意味をもつ
6. ヒマラヤ山脈は、パキスタン、インド、ネパール、ブータン、中国の5つの国にまたがっている
7. ネパールとブータンは、国土のほとんどがヒマラヤ山脈
8. ヒマラヤは、山麓の「シワリク丘陵」、「小ヒマラヤ」、そしてエベレストなどを擁する「大ヒマラヤ」という平行に走る3つの山岳地帯からなる
9. 地球上に、標高8000mを超える山は14座。そのすべてがヒマラヤ山脈にある
10. そのうちの8座がネパールにあり、また6000m峰は1300以上もある

かつては「海」だった

モノ・マガジン2月2日号(1月16日発売)特集は『バス活用術』『攻めの花粉症作戦!』『今こそカラー眼鏡』などです。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします
11. 標高8000mの地点では、空気中の酸素濃度は地上の3分の1となる
12. ヒマラヤ山脈の中でも標高8000m以上の領域は「デスゾーン」と呼ばれ、人体の高所順応が追いつかず長時間滞在すると死に至るという
13. ヒマラヤ山脈は、中生代まではテティス海と呼ばれる海の底だった
14. エベレストから持ち帰った石灰岩からは三葉虫など海に棲息していた古生物の化石が発見されている
15. ヒマラヤ山脈は、5000万年前にインドプレートがユーラシアプレートに衝突し潜り込むことで成長を始めた
16. 現在のような山脈となったのは600万~1000万年前
17. この過程で海水が閉じ込められ長い年月をかけて化石になったのがヒマラヤ岩塩
18. インドプレートは今なお67㎜/年の速さで動いている
19. 山脈形成から1000~2000万年と推定されるヒマラヤ山脈は地球上で最も若い山脈のひとつである
20. ヒマラヤ山脈は今も少しずつ高くなっている
21. ヒマラヤ山脈の長大な壁により蛇行した偏西風に乗って水分を豊富に含んだ雲は東へと移動する。これが東南アジアのモンスーン気候や内陸の砂漠化をもたらした
日本の梅雨にも影響している(写真 : hanenoki / PIXTA)
22. 日本の梅雨前線もヒマラヤ山脈により生じるモンスーンの雨雲が列島に停滞することで起こる
23. もしもヒマラヤ山脈が今の半分の高さであったら日本の雨量は現在の半分程度となるというシミュレーション結果が気象庁気象研究所により出ている
24. ヒマラヤ山脈はインダス川、ガンジス川、ブラマプトラ川、長江など名だたる大河の水源
25. ヒマラヤ水系には推定13億人が暮らしている
26. ヒマラヤを旅した最初のヨーロッパ人はアレクサンドロス大王率いる兵士たちといわれている
27. 世界最高峰のエベレストはネパール東部とチベット(中国)との国境地帯に位置する
28. 世界2位の高さの山はカラコルム山脈のK2。8611m
29. ヒマラヤ北東に位置するカラコルム山脈は、ヒマラヤ山脈の一部とされることが多い
30. 以下、世界3位は標高8586mのカンチェンジュンガ、4位8516mのローツェ、5位8485mのマカルーと続く

8000m峰14座の中で、冬季登頂未達成の山は?

31. 標高8125mのナンガパルバットは世界9位の山。南側のルパール壁は4800mという世界最大の標高差を誇る
32. 人類が初めて登頂を果たした8000m峰はアンナプルナ。1950年にフランスのモーリス・エルゾーグとルイ・ラシュナルが頂に達した
33. 世界で初めてすべての8000m峰の登頂に成功したのはイタリア人のラインホルト・メスナー。1986年に達成
34. 日本人では竹内洋岳が唯一の14座達成者
35. 8000m峰のなかで日本人が唯一初登頂を成し遂げたのがマナスル
36. 8000m峰14座のなかで冬季登頂が達成されていないのは、K2とナンガパルバットのみ
37. エベレストの標高には諸説あり、現在公式標高とされている8848mという数値は1954年にインド測量局が周辺12カ所で測定した結果を平均したもの
38. 全米地理協会ではGPSによる測定値を8850mと発表している
39. 「エベレスト」はインド測量局長官であった英国人ジョージ・エベレストにちなんで1865年に命名された
40. エベレストはチベット名・中国名では「チョモランマ(Chomo langma)」で「大地の母」という意味をもつ
41. ネパール語では「サガルマータ」(世界の頂上)
42. エベレストの山頂はネパール領である
43. 世界で初めてエベレスト登頂に成功したのはニュージーランド出身の英国探検隊メンバー、エドモンド・ヒラリーとシェルパのテンジン・ノルゲイ。1953年5月29日
44. 女性初のエベレスト登頂者は日本人登山家の田部井淳子。女性初の世界七大陸最高峰登頂者でもある
45. 1953年~2013年のエベレスト登頂者数は6000人以上
46. エベレスト登頂者の出身国上位5か国は、ネパール、米国、中国、英国、日本
47. エベレストに登頂した日本人の平均年齢は41.1歳
48. エベレスト登頂の世界最高齢記録は三浦雄一郎80歳
49. ヒマラヤ登山は、許可証発行の管轄によりトレッキン(約5500mまで)、ピーククライミング(約5500~6500m)、エクスペディション(約5500m以上)の3種類に分けられる
50. エクスペディションはネパール観光省登山局に登山許可証を申請する

国立公園として世界遺産に登録

絶滅危惧種であるユキヒョウも生息(写真 : ROY / PIXTA)
51. エベレストの入山料は、ネパール側の「ノーマルルート」の場合1人25000ドル、グループで申請すると割引があり7人参加で1人あたり10000ドルと設定されていた
52. 2015年からネパール側ルートのエベレスト入山料は人数にかかわらず1人11000ドルに。入山料は一度支払うと2年間有効
53. チベット側からの入山料は1人4900ドル
54. エベレストを中心としたヒマラヤの山岳地帯一帯はサガルマータ国立公園として世界遺産に登録されている
55. サガルマータ国立公園にはユキヒョウやジャコウジカなどの絶滅危惧種も生息している
56. エベレストではこれまで200人以上が命を落とし、そのうち150人以上の遺体が凍結放置されている
57. ヒマラヤの8000m峰のなかで登山者の死亡率が最も高いのは標高8091mのアンナプルナ。死亡率約38%
58. 以下死亡率は、K2が26.49%、ナンガパルバット20.86%、マナスル19.53%、カンチェンジュンガ16.46%の順
59. エベレストの登頂成功率は56%、死亡率は約1%
60. ネパール国旗は王家と宰相家のふたつの三角旗を組み合わせた珍しい形で、同時にヒマラヤの山並みを表している
61. ネパールの国旗の真紅はナショナルカラーであり、国花シャクナゲの色
62. ネパールの挨拶は、朝昼晩を問わず「ナマステ」。目上の相手には「ナマスカール」という
63. ネパールは世界で唯一ヒンズー教を国教としていたが、2006年に世俗国家に転換することが決定された
64. ネパールやインドでは左手は不浄の手。左手で食べ物を持つ、モノを受け渡す、握手するなどの行為は禁物
65. 頭は体のなかで最も神聖な場所とされ、相手が子どもであっても頭をなでてはいけない
66. 逆に足はいちばん穢れているとされ、足を触ったり指さしたりするのもタブー
67. ネパールは緯度でいえば日本の奄美地方と同じ亜熱帯気候だが、高度による気候の変化が著しい
68. ネパールでは大きく分けて6月~9月前半が雨期、9月後半から5月が乾期
69. 乾期は麓の町からヒマラヤが見える確率が高くなる
70. ヒマラヤで登山に最適なシーズンは4~5月のプレモンスーン、9~10月のポストモンスーン

標高6000m以上の地点では、夏に大雪が降る

71. 夏はモンスーンの影響で標高6000m以上の地点では大量の降雪があるため登山はできない
72. ネパールには60以上もの異なる民族が暮らし、70以上の言語が話されている
73. シェルパは登山ガイドの代名詞となっているが、もともとはクンブという山域に棲む民族、シェルパ族をさす
74. アルピニスト野口健は「シェルパ基金」を設立。遭難死したシェルパの遺児などへの援助を主な目的としている
75. 主要国首脳会議が「サミット(山頂)」と呼ばれることから、随員としてサポートする役人は「シェルパ」と呼ばれる
ヒマラヤ山脈を越えて移動するアネハヅル(写真 : ruchia7 / PIXTA)
76. アネハヅルは、中央アジアで繁殖し、東アフリカやインドで越冬するためヒマラヤ山脈を越えて移動する
77. 鳥がヒマラヤを越えられるのは気嚢(きのう)があるため
78. キュウリの原産地はヒマラヤ山脈の麓、東インドのシッキム地方といわれている
79. 大葉(しそ)も、ヒマラヤ山脈周辺に自生していたものがアジア各地に広まった
80. サクラの原産地も、ヒマラヤから中国南西部にかけての地域だったとの説が有力視されている
81. ネコのヒマラヤンは、ペルシャネコとシャムネコを交配して作出された長毛種。ヒマラヤがペルシャとシャムの中間点ということからその名がついたという説がある
82. また被毛の色や模様がヒマラヤウサギに似ていたことが名前の由来ともされる
83. 1951年英国のエリック・トンプソンがエベレスト偵察の際、雪面に長さ30㎝、幅13㎝の足跡を発見し、雪男の存在の可能性に注目が集まった
84. ヒマラヤの雪男「イエティ」は何度も捜索隊が編成されたが、決定的な証拠を見つけた者はまだいない
ダージリン・トイトレインの愛称で親しまれている(写真 : mis-masaru / PIXTA)
85. インドのダージリン・ヒマラヤ鉄道は世界最古の山岳鉄道として1999年に世界遺産に登録された
86. ヒマラヤで行なわれる過酷なMTB10日間ステージレース「ヤックアタック」。競技中の走行距離400㎞、最高高度約5400m、トータル標高差12000m、気温は-20℃~40℃
87. 「ヤックアタック」上位入賞者のほとんどをネパール人が占めるなか2014年大会では日本人選手が準優勝
88. 『ヒマラヤ 運命の山』は1970年のヒマラヤ山脈ナンガパルバット(8125m)ルバール壁の初登攀を果たしたメスナーの目線で描かれた本格山岳映画
89. 仏教の開祖、釈迦(ゴータマ・シッダルタ)はヒマラヤ山脈のルンビニ(ネパール南部)で生誕。ルンビニは世界遺産となっている
90. ヒマラヤ山脈の麓にあるロンボク寺は紅教のラマ僧に築かれたもので、世界で最も高い場所にある寺院

断崖絶壁でハチミツを採取するハニーハンター

91. ヒマラヤの秘境に咲く幻の花ブルーポピー。「ヒマラヤの青いケシ」として日本でも六甲高山植物園で栽培され、5月中旬~6月初旬頃に開花が見られる
92. ヒマラヤに生息する「ヒマラヤオオミツバチ」は、成長すると体長3㎝にも達する世界最大のミツバチ
93. ヒマラヤオオミツバチが標高2500~3000mの断崖絶壁に作るハチの巣のハチミツを採取するハニーハンターが存在する
94. 日本で本格的なネパール料理が供されるレストラン『クンビラ』(東京・恵比寿)。丸鶏をヒマラヤから直輸入した高山ハーブで煮込む「ヒマラヤ鍋」が人気メニュー
95. デリー大学の調査によると、1970年からの30年間でインド・ヒマラヤ地域の森林の15%が失われた
96. 地球温暖化によりヒマラヤの氷河が溶け、その影響でガンジス川が干上がってしまうと警告する専門家もいる
97. エベレストと富士山は、ゴミや温暖化対策など共通の問題への取り組みで「姉妹山提携」をしている
98. 2014年ネパール政府はエベレスト登山者に対し下山時にゴミ8kgを持って降りることを義務づける規則を導入
99. ネパール周辺は世界有数の地震多発地域である
100. 2015年4月25日に発生したマグニチュード8.7の地震とその余震による死者は8700人を超える。また地震によりエベレストで大規模雪崩が発生し登山客18人が死亡
(文:森谷 美香/モノ・マガジン編集部)
参考文献・HP/『ヒマラヤ探検史』(東洋書林)、『現代ヒマラヤ登攀史』(山と溪谷社)、『地球の歩き方 ネパールとヒマラヤトレッキング』(ダイヤモンド社)、ほか関連サイト

英国では18歳にならないと花火が買えない!?世界の驚きの成人事情

Source:http://news.ameba.jp/20160111-266/
2016年01月11日

地方自治体などが主催する成人式の様子がテレビで伝えられている。この成人式、そもそものルーツは、昭和21年11月22日埼玉県の蕨町(現在の蕨市)で実施された「成年祭」である。終戦直後の混乱と虚脱感の中、「次代を担う青年達に明るい希望を持たせ励ます」という意義が高く評価され、次第に全国に広がっていったそうだ。ところで、海外にも成人の日のような大人になるための日はあるのだろうか? 「海外の“成人の日”はどうなっているの?」という疑問に、世界と日本の架け橋を作るために活動している「世界市プロジェクト」に聞いてみた。

■海外では成人の日は少ない

「日本のような大人になるための日があるかというと、ほとんどの国にはありません。たとえば、韓国では5月の第3月曜日が『成人の日』とされていますが、大きな式典を催して祝うことはないです。しかし『大人として認められるための儀式』を行う国は多くあります」 (世界市プロジェクト)

儀式……。海外では一体どんな儀式をしているのだろう?

■世界で行われている大人になるための儀式

「たとえば、ネパールでは『バルタマン』と呼ばれる成人を祝う儀式が行われます。この儀式は成人を祝うといいつつ年齢がバラバラで、日にちも占いによって決められます。頭頂部の一部を残して髪を剃り上げ、聖水をかけてもらいます」(世界市プロジェクト)

現在の日本でこれを実施すると、大人になるのを拒む人も出てきそうだ。さらに、エチオピアでは「体に牛糞を塗りたくり牛の背中を渡り歩く」という儀式や、マサイ族に至っては「ライオンと闘って勝つ」という命がけの試練がある。いずれの儀式もクリアできない場合は大人として認められないとのこと。

他にもめずらしい成人式があるということなので、さらに聞いた。

「バヌアツ共和国では、高さ約30メートルのやぐらを組み、ヤムイモのツルを使って『ナゴール』と呼ばれるバンジージャンプの起源となった儀式をします。これにより死者がでることもあります。また、サテレ・マウェ族の男子は、世界一の毒を持つといわれるアリがびっしり入った手袋に両腕を突っ込むという儀式を行います。もちろんアリに噛まれて瀕死状態になりますが、その苦しみに耐え抜くと成人として認められます」

現在の日本と違い、大人になるためのハードルが高い地域は今なお存在するのだ。では、大人としての特権には、どのようなものがあるのだろう。

■大人として社会に正式参加できる権利を得る

「イギリスでは18歳が成人年齢とされており、選挙権も持つことができます。また、同じくイギリスでは花火の取り扱いが厳しく、成人でないと買うことができません。一方、ネパールは16歳が成人年齢です。家族として特別な儀式に参加できるようになったり、結婚が許されたり、大人として認められます。ちなみに、ネパールの成人年齢は、プエルトリコなどの14歳に次いで若いです」(世界市プロジェクト)

大人として社会に参加できる権利を得られるという点においては、各国相違はないようだ。また、今回日本でも、選挙権を持つ年齢が18歳に引き下げられるが、成人年齢と選挙権を持つことができる年齢は違うという国は多いとのこと。ちなみに飲酒の解禁年齢に関しては、ヨーロッパに関しては比較的早い国もあるが、概ね20歳前後の国が多いらしい。

日本の成人式は本来「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」という趣旨で行われる。成人式に羽目を外す若者の映像を目にすることがあるが、できれば大人としての節度を守っている姿が見たいものである。

●専門家プロフィール:世界市プロジェクト
活動理念である「世界と日本の架け橋」を作るため、イベント局・営業局・広報局・企画局の4つの支局に分かれて活動する学生団体。「国際フェス世界市」の開催等、多くの人に世界を身近に感じてもらう機会を提供するために多岐にわたって活動。

2015年のエベレスト登頂成功者は41年ぶりにゼロ アタックしたのは栗城史多氏だけ

Source:http://getnews.jp/archives/1341588
2016.01.11


登頂ルートが整備されるにつれて登山者が多くなり、近年は山頂付近で毎年“渋滞”が発生するほど人気の山となっていたエベレスト(8848m)。しかし2015年は、この世界最高峰の登頂に成功した人のいない年となった。
イギリスメディアの『mentalfloss』によると、昨年のエベレスト登頂成功者は1974年以来、初めてゼロを記録。また、山頂アタックに挑戦した人は、日本人登山家の栗城史多氏ただ1人だったという。
エベレストでは昨年4月のネパール地震によって大規模な雪崩が発生。過去最高となる359人もの登山者が集まっていたベースキャンプを襲い、日本人1人を含む少なくとも24人が死亡するエベレスト史上最悪の事故となった。その後、8月にはルートが修復されたものの登ろうとする人はおらず、唯一、1人で山頂アタックした栗城史多氏も8000メートルを超えたサウスコル付近で強風に阻まれ登頂を断念している。

年初のNHK特番で見た人も多いであろう栗城史多氏の5度目となるエベレスト挑戦。ベースキャンプからたった1人で無酸素登頂に挑むも、あとわずかのところで登頂は叶わなかった。2016年には中国ルートから再び挑戦するという。
エベレストでは2014年にも雪崩で10人以上のシェルパが亡くなるなど大きな事故が続いているが、外国人登山者のガイドはもはや現地シェルパの生活と不可分となっており、また1人120万円にもなる入山料はネパール政府の重要な外貨獲得手段となっていることからも、今後もエベレスト登山の廃れることはないと思われる。
画像とソース:『mentalfloss.com』および栗城史多オフィシャルサイトより引用
http://mentalfloss.com/uk/nature/37508/nobody-reached-the-top-of-mount-everest-in-2015[リンク]
http://www.kurikiyama.jp/[リンク]

グローバル化は国内の学校でも 現状を専門家が解説

Source:http://benesse.jp/news/kyouiku/trend/20160110120022.html

グローバル化は国内の学校でも 現状を専門家が解説グローバル人材の育成が叫ばれ、文部科学省は英語教育の充実はもとより、大学生や高校生が海外に出ていくことを応援している。一方で、国内は既に外国にルーツを持つ子どもが多数存在しており、そうした子どもたちの存在こそが、日本におけるグローバル化を大きく飛躍させる可能性を秘めているという。ベネッセ教育情報サイトでは、教育ジャーナリストの渡辺敦司氏に現状を聞いた。
***
文科省は先頃、学校での外国人児童生徒への教育支援を検討するため、有識者会議を発足させました。喫緊(きっきん)の課題が「適応指導」であることも事実です。同省によると、外国人児童生徒数は2014(平成26)年5月現在で7万8,630人を数え、そのうち93%(7万3,289人)と大多数が公立学校に在籍しています。日本語指導が必要な外国人児童生徒は2万9,198人と、年々増える傾向にあります。また、もう一つ無視できないのが、日本国籍を持っていても日本語指導が必要な児童生徒で、2012(平成24)年度比1,726人増の7,897人を数えます。
近年の傾向は、単に数が増えているだけではなく、使用言語がタイ語・ネパール語・インドネシア語など多様化していること、日本語指導が必要な児童生徒が1か所に固まる(集住化)一方で、各地に広がる(散在化)という両極端があることだといいます。事情をさらに複雑にしているのが、保護者との関係です。日本語をうまく話せない保護者はもとより、日本で育ったために母語すら不十分な保護者さえいます。子どもたちは、言語の習得だけでなく「自分は何人か?」ととまどうといいます。貧困の連鎖だけでなく、アイデンティティーの危機まで連鎖してしまっては、安定した子ども時代を送ることはできません。
外国にルーツを持った子どもが将来、「日本人」のグローバル人材として活躍し、経済成長に貢献してくれる。そうした可能性を秘める子どもと一緒に学ぶことで、代々日本生まれの日本人も、小さいころからグローバル化の素養を身に付ける……そんな好循環が生まれれば、何よりです。これからのグローバル社会で一緒に仕事をするためにも、アジアを中心とした「隣の外国人」と共に学ぶことが、日本のグローバル化の第一歩になるといえるのではないでしょうか。

就職詐欺でシリアに売られたネパールの女性たち

Source:http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2016010737198
JANUARY 07, 2016 07:27


世界で最も貧しい国に挙げられるネパールのキャヌ・レシュミ・マガルさん(25・女)。
マガルさんは、「米国のような国で金を稼げる」という言葉にだまされ、シリアの首都ダマスカスの家庭で家政婦として働いた。シリアで戦争が起きたことも、数百万人ものシリア人が戦乱を避けて故国を脱出していることも知らなかった。シリアでの生活は悪夢だった。質素な食事で1日20時間近く働いた。7ヵ月間は家の外に出ることもできなかった。マガルさんは、「家に帰りたい」と懇願したが、家の主人は「6000ドルでお前を買った。金を返すまでは出て行けない」と言った。

マガルさんのように就職仲介者にだまされてシリアに家政婦として売られるネパール女性が増えている。英紙ガーディアンによると、ネパール女性たちはアラブ首長国連邦やドバイなど中東の富裕な都市の仕事を紹介されて故国を離れたが、ダマスカスに連れて来られ、地獄のような家事労働で苦しんでいる。

マガルさんは、紆余曲折の末、フェイスブックを通じて家族と連絡がつき、ネパール外交部の助けで、1年5ヵ月ぶりに脱出した。月160ドルを受け取ることになっていたが、7ヵ月分の給料しか受け取っていなかった。「未払いの給料の話を切り出すと、家の主人は財布から20ドルを取り出して投げつけ、唾を吐いた」。

スニタ・マガルさん(23)も、クウェートで家政婦として働く条件で約80万ウォンの斡旋料まで払ったが、彼女が着いた先はシリアだった。彼女も1年半近く働きづめで、ある篤志家の助けでシリアから逃げるように脱出した。一銭の金もなく着の身着のままだった。連絡が途絶えていた彼女が帰った時、夫はすでに新しい妻を迎えていた。

ネパール外交当局は、約300人のネパール女性がシリアで家政婦として働いていると把握している。このうち約25人が間接的に救助を要請している。しかしネパール当局は、シリアと事実上外交ルートが途絶えているうえ、ネパール女性が非公式ルートでシリアに入国したため、救助に困難を来たしている。

2015年に地球はどのように変わったのか NASAが空撮、日本のあの場所も

Source:http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/06/planet-change_n_8920328.html
2016年01月06日 
地球全体に起こっていることを目撃し、さらにその全体像を捉えるには、場合によっては高所から見下ろすのが一番だ。この1年に地球上の劇的な変化の数々を撮った、アメリカ航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星からの衛星画像と航空写真をここに掲載しよう。

グリーンランドの氷床上を流れる巨大な川

ice
7月に撮影されたこの航空写真は、グリーンランドの氷床の上を勢いよく流れる大きな川が、底なしの氷河甌穴(おうけつ)、つまり、陥没穴に急に流れ落ちている様子を捉えている。氷が溶ける夏の間、小川や川の水路網は変化を遂げながら、水を氷の表面から海まで運び、徐々に氷の塊を浸食していく。最近の研究では、地球最大の氷河でできたグリーンランドの氷床では、冬に得る氷の分量よりも、夏に失う氷の分量の方が多くなってきているという。

インドネシアに拡がる人的火災

indonesia
この9月下旬のNASAの衛星画像は、インドネシアのスマトラ一帯に泥炭の火事が燃え広がり、煙が渦巻くのを捉えている。2015年、インドネシアでは記録的な山火事に見舞われ、何万もの大火事によって煤塵(ばいじん)や有毒ガスが地域に放出された。このプロセスは、土地の所有者が瓦礫の積もった土地を農地にするために年々繰り返されている。 [詳細は以下の記事参照: インドネシアに拡がる火災 - 政府は森林破壊を助長 ]

埋ずもれた街

nepal
 
ネパールのランタン村は、ランタン山の麓近くにある、人気のトレッキングルート上に位置している。しかし、そこは2015年春の雪崩で完全に埋もれてしまった。2015年4月25日にネパール中心部を襲った大地震で、氷と岩が崩れやすくなっていたのだ。

島の誕生

japanisland
 
2年前、新しい火山島(左の写真ではほんの少し見えるだけだった)が、東京から600マイル(965キロ)南にある西之島という火山島のほんの数百メートル南東の海面上に姿を現した。過去2年間、この新しい島は急速に大きくなり、隣の島を完全に取り込んだ。2つの島が合併したこの島は、西之島の名前のまま呼ばれているが、現在は元の大きさの12倍になっている。

ブラジルの河川に排出される有毒な採鉱廃棄物

brazil
2015年11月5日、ブラジル南部の鉱山の鉱滓(こうさい)ダムが決壊した。ダムが決壊したことにより、160億ガロン(約 600 億リットル)もの有毒な不要鉱物に汚染された水や土砂−−その量はオリンピック競技用プール2万5千杯、あるいはオイルタンカー187隻分に匹敵−−が、ドセ川の支流に流れ込んだ。汚染された水は、酸化した鉄その他の金属が含まれているため、この写真では赤く見える。

アメリカ西部を襲った干ばつ

us
これらの衛星画像は、湿潤だった2011年(左)と乾燥した2015年(右)のシエラネバダ山脈の積雪の様子だ。大規模な干ばつに見舞われているカリフォルニアその他の西部の州では、川や貯水池や地下水の水量は、積雪が溶けることで保たれている。2015年3月までに、シエラネバダにある観測所の約3分の1で、過去最少の積雪量が観測された。雪が全く積もらなかった場所もあった。

北京で大気汚染に初の”赤色警報”発令

china
世界のリーダーが国連気候変動会議をパリで開いている時に、北京をはじめとする中国東部の都市の住民は、中国史上、最も深刻な大気汚染に直面した。この11月30日の衛星画像がその様子を捉えている。およそ1週間後に北京は、スモッグが危険なレベルに達したとして初めて”赤色警報”を発令し、首都圏住民の日常活動が厳しく制限された。この画像ではスモッグが茶色や黄色がかった霞のように見えている。

歴史的な雨量で過酷なモンスーン期が始まったインド

india
12月初旬、インド南部のチェンナイ市で24時間中の降水量が1901年以来の最大を記録した。上のNASAの衛星画像の中の一番明るい部分では48時間内に16インチ(約40センチメートル)以上の雨量を測定した。この大洪水は、例年にないほどの大量の雨量をもたらした、一カ月にわたるモンスーン降雨の後にやってきた。この傾向は、海水の記録的な高温と2015年のエルニーニョが遠距離にまで及ぼした影響によって、一層激しくなった。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
Close
2014年ナショジオ写真コンテスト
1 / 12