Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/9b0efe92ead8052050930ead1544a83db6e28531
配信、ヤフーニュースより
大村入国管理センター(長崎県大村市)に6年以上収容され、15日に出所したベトナム人のグエン・バン・フンさん(50)が同日、支援者と市内で記者会見し、大村入管の収容者の処遇改善を訴えた。
グエンさんは1989年に来日し、92年に難民認定された。結婚後は神奈川県内で運送業などで生計を立てたが、生活苦から集団で食品を盗んで3年4カ月服役。2016年7月に大阪入管に収容され、同12月に大村入管に移送された。
支援者によると、グエンさんは大村入管に収容されて1年後に甲状腺に腫瘍が見つかったため治療の必要性を訴えたが、入管側は「年齢が若く治療の必要がない」として認めなかった。腫瘍は現在約4センチに拡大し、飲食時に痛みを感じるという。
グエンさんは会見で「これ以上、収容者から死者を出してはならない。入管職員は収容者を人間として扱ってほしい」と訴えた。グエンさんは今後、国内の病院で治療する予定。
大村入管を巡っては、収容中のネパール人男性が適切な治療を受けられず症状が悪化し、歩行困難になったとして国に損害賠償を求める訴訟を起こし、現在係争中。【杉山恵一】
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