2017年2月21日火曜日

外国人に生活ルール冊子 基山町民作成、留学生らに配る [佐賀県]

Source: http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/309457

2017年02月21日、GOOGLEニュースより

冊子を作った舟木さん(左)と中村さん
冊子を作った舟木さん(左)と中村さん
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自転車の交通マナーや生活のルールを5カ国語で記した冊子の1ページ
自転車の交通マナーや生活のルールを5カ国語で記した冊子の1ページ
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 日本で暮らす技能実習生や語学留学生が増える中、基山町の住民が町内や周辺に住む外国人向けに自転車の交通マナーや生活のルールを解説した冊子を作った。A6判の12ページで日本語、英語、中国語、ベトナム語、ネパール語の5カ国語を表記。住民らは「多文化共生のきっかけとして活用したい」と話している。
 作成したのは同町長野第7区の舟木喜代美区長(66)と、外国人に日本語を教えるボランティア団体設立を計画している同町園部の中村静佳さん(45)。舟木さんが昨夏から翻訳ソフトで文案を検討。町の補助金を活用し、交通ルールの記述は鳥栖三養基地区交通安全協会の協力も得た。中村さんの人脈をたどり、各言語を母国語とする人に文章表現を確認してもらった。
 町によると、町内在住の外国人は昨年末時点で122人。前年同期比で27人増えた。隣接する鳥栖市や福岡県小郡市には日本語学校があり、留学生も多い。町内でも国道3号沿いの長野地区は事業所が集中しており、舟木さんによると通勤で行き来する外国人が「昨年の春ごろから急に増えた印象」。住民からは「深夜に自転車をこぎながら大声で話している」「ごみをポイ捨てしているようだ」という声があるという。
 冊子には「自転車は2人並んで走らない」「住宅地は静かに通ろう」などと記し200部を印刷。1月末に事業所に配り、街頭でも外国人に声を掛けて手渡した。舟木さんは「実際に話してみると良い子ばかり」。中村さんは「これから住民と外国人が触れ合う機会を増やしたい」と話している。
=2017/02/21付 西日本新聞朝刊=

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