2018年11月27日火曜日

<入管法改正案>ネパール外相、労働者受け入れ期待

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181120-00000103-mai-int
11/20(火) 、ヤフーニュースより
 ネパールのギャワリ外相は20日、東京都内で毎日新聞の取材に応じた。日本政府が入管法を改正し、外国人労働者の受け入れ拡大を目指していることについて「(入管法の改正が)ネパール人が技能実習生ではなく、労働者として働ける機会となるのか注目している」と話した。

 ギャワリ外相は、日本政府が入管法の改正案で新たに2種類の在留資格を設けていることに言及。その上で、「ネパール人は勤勉で正直な人が多く、協調性もある。日本の労働市場を満足させることができる」と日本のネパール人労働者の受け入れに期待を示した。日本では現在、約8万5000人のネパール人が暮らしているとされる。

 ネパールは伝統的に経済や貿易などの面でインドとの関係が深いが、2月に中国寄りとされるオリ首相が就任。中国のシルクロード経済圏構想「一帯一路」に賛同し、中国からの巨額のインフラ投資も受け入れている。インドは中国の南アジアでの影響力拡大を警戒している。ギャワリ外相は中国、インドとの関係について、「ネパールは二つの大国の間で常にバランスをとってきた。時に誤解はあるが、インドとの関係は良好で、中国との関係も同様に大切だ」と話した。

 一方で、中国から巨額のインフラ投資を受けた途上国が、過大な債務を抱える可能性があることについては「資金を貸し付ける側の国が一方的に、その国の意向を押し付けるのであれば問題があるが、議論し、交渉できるのであれば債務危機を恐れる必要はない。その点については注意してみていくことが重要だ」と述べた。【山衛守剛、米村耕一】

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