2016年3月11日金曜日

在留外国人 最高223万人 15年末、留学・技能実習が増加

Source:http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS10H54_R10C16A3MM0000/
2016/3/11 、GOOGLEニュースより

法務省が11日発表した2015年末の在留外国人数は223万2189人と前年末比5.2%増えた。1959年の調査開始以来の過去最高を7年ぶりに更新した。景気回復による全国的な求人増を受け、就労を目指して日本に滞在する外国人が増加した。滞在目的でみると留学と技能実習がそれぞれ15%増え、全体の増加をけん引した。
 在留外国人は労働や学習のため日本を訪れ中長期で滞在している外国人と、在日韓国・朝鮮人など特別永住者の合算。08年末の約214万人をピークに景気後退や東日本大震災の影響で減少していたが、13年末以降は3年連続で増加した。法務省は「景気改善や相次ぐ日本企業の海外進出で、外国人の日本への関心が高まっている」とみる。
 国籍別でみると、ベトナムが47.2%増の14万6956人、フィリピンが5.5%増の22万9595人と多い。ネパールも29.4%増の5万4775人だった。
 在留目的では、永住者が3.5%増の70万500人で最多。留学生が15%増の24万6679人、技能実習が14.9%増の19万2655人と伸び率が高かった。居住地域は秋田県をのぞく46都道府県で前年末を上回った。
 法務省は今回から、これまで一括表示していた「韓国・朝鮮」を分離して公表した。「韓国」は45万7772人、「朝鮮」は3万3939人だった。戦前から日本に滞在する朝鮮半島出身者や子孫で、韓国籍の取得を確認していない人は「朝鮮」として計上される。

2016年3月10日木曜日

岡田准一、愛子さまとの“談笑”内容は「秘密です」

Source: http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160309-00000006-the_tv-ent

Smartザテレビジョン 3月9日(水)、ヤフーニュースより
皇太子さまご夫妻と愛子さまが3月8日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」のネパール大地震復興支援チャリティー試写会にご臨席され、主演の岡田准一、平山秀幸監督、原作者の夢枕獏らと共に本作を鑑賞した。

【写真を見る】皇太子殿下は平山秀幸監督に作品についてさまざまな質問をされた

皇太子さまご夫妻と愛子さまがチャリティー試写会で映画を鑑賞されたのは、'09年のアメリカ映画「HACHI 約束の犬」以来約7年ぶりで、これが2回目となる。

本作は、作家・夢枕獏の世界的大ベストセラー「神々の山嶺」を、エベレストの標高5200m級での撮影を敢行して完全実写映画化。ネパールのカトマンズで孤高の天才クライマー・羽生(阿部寛)と出会ったカメラマンの深町(岡田)は、羽生がエベレストで前人未踏の“冬季南西壁単独無酸素登頂”を計画していることを知る。深町はその挑戦を見届けるべく、自らも羽生と共に“世界の頂”を目指すというもの。

上映後、岡田と平山監督が報道陣の取材に応じた。

三殿下との主演作の鑑賞に、岡田は「愛に包まれた時間を過ごさせていただけたと思うし、自分も頑張らなければ、もっとうまくなりたいと芝居についても上を目指したいと思えるような気持ちになった」と感慨深い様子で振り返る。

隣に着席された愛子さまとは上映前に談笑されたそうで、その内容を聞かれると「秘密です、それは秘密です」と笑みを浮かべながら「試験が終わられたので見に来られるタイミングだったようで『試験期間中ですか?』『いや、もう終わりました』というようなお話をしたり、僕の出演作を何作か見ていただいているというお話をさせていただきました」と回想した。

上映中の愛子さまの様子については「熱い男たちがエベレストに対峙(たいじ)する話なので、大丈夫かな?と思いつつ、心配していたけれど、しっかり見ていただけたと思う」と報告。

雅子妃殿下は愛子さまへのフォローをしていたようで、岡田は「『映画を見たよね?』というようなお話をされて『ちゃんと伝えたの?』というお話もされていました」と明かした。

また、岡田は皇太子さまから「『軍師官兵衛』('14年NHK総合)、見ています」と伝えられたそうで「やれて良かったと光栄に思いました」とうれしそう。皇太子さまは登山を趣味とされているだけに「ご自身がどの場所に行かれたのかお話いただけたり、山の話もしていただけて、山についての経験だったり、5200mで撮影したことについても驚いていただけました」と振り返った。

また、皇太子さまの隣で鑑賞した平山監督は「『高所恐怖症ですね?』と言われて、何でそんな情報が伝わっているのかビックリしました」と驚きつつ「岡田さんと阿部さんのパワフルなお芝居に感心されていましたし、氷壁へ登る時にどうしたのか聞かれました」と皇太子さまが本作に強い関心を寄せていた事を紹介した。

日本も東日本大震災から今月で5年の節目を迎えるが、岡田は「震災に対する思いや災害に対する思いを深く感じる事が僕自身できた。ネパールも地震が起こり、復興できていない現状があり、日本の震災の復興もまだまだ完全とは言えないと思います。傷跡の残る中で忘れずに僕らも思いつつけなければいけない。

そういった事を殿下共々お考えになられているという深い愛を感じる事ができて、震災の事をもっと考えようと思わせてくれる時間を過ごさせていただきました」と背筋を正し、貴重な機会を感謝した。

皇太子ご一家が映画「エヴェレスト」鑑賞

Source: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160308-00000180-jij-soci

時事通信 3月8日(火)、ヤフーニュースより
 皇太子ご一家は8日夜、東京・六本木の「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で、12日公開の映画「エヴェレスト 神々の山嶺」のネパール大地震復興支援チャリティー試写会に出席された。
 宮内庁によると、ご一家がそろって一般の映画館で映画を鑑賞したのは、2009年7月の「HACHI 約束の犬」以来、今回で2回目。
 エベレストを舞台にした作家夢枕獏さんの原作小説を平山秀幸監督が映画化した作品で、アイドルグループ「V6」の岡田准一さんが主演。ご一家は岡田さんや平山監督と並んで客席に座り、実際にエベレストで撮影された迫力ある映像に見入っていた。 

2016年3月8日火曜日

ネパールのカラフル祭り「ホーリー」が素晴らしい件 / 街も人もアートになる日

Source:http://getnews.jp/archives/1421862

DATE: 
ヒンズー教のお祭りとして世界的に有名な、ネパールの「ホーリー」。別名カラフル祭りと呼ばれているこの祭事は、毎年3月にネパール全土で開催されます。何をするお祭りなのか? やることはただひとつ。春の訪れを祝ってさまざまな色を人に塗るのです。
・みんな色を塗りまくります
タイにも「ソンクラーン」と呼ばれる水かけあう祭りがありますが、それの色バージョンのようなものです。子どもも、大人も、お姉さんも、みんな色を塗りまくります。友達でも、他人でも、そして動物でも関係ありません。近くにいる人に色を塗りまくるのです。
・怒るのはタブー
ソンクラーンは他人に水をかけられても怒るのはタブー。それと同様にホーリーも、他人に色を塗られたからといって怒るのはタブーです。どんなに汚されたくない服を着ていたとしても、ホーリーの日にと外を歩いていた自分の責任なんですね(笑)。
・毎年開催される日にちが違う
ホーリーは3月に開催されますが、毎年開催される日にちが違うので、事前に調べてから渡航しましょう。もちろん、着替えもたくさん持っていきましょう。ホーリーは、色を塗られてこそ楽しいものですから!
もっと詳しく読む: Photrip フォトリップ http://photrip-guide.com/2016/03/01/nepal-holi/

ヒンズーの祭り「マハシバラトリ」開幕、聖者たちが集結 ネパール

Source:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160307-00000049-jij_afp-int

AFP=時事 3月7日(月)、ヤフーニュースより
【AFP=時事】ネパールで7日、ヒンズー教で創造と破壊をつかさどるシバ神(Lord Shiva)をたたえる祭り「マハシバラトリ(Maha Shivratri)」が始まり、首都カトマンズ(Kathmandu)にあるパシュパティナート(Pashupatinath)寺院に、サドゥー(Sadhu)と呼ばれるヒンズー教の聖者たちが続々と集まっている。【翻訳編集】 AFPBB News

日本で「インドカレー」の店が急増~その訳は?

Source:http://bylines.news.yahoo.co.jp/kodamakatsuya/20160306-00055107/

2016年3月6日、ヤフーニュースより

(最近、インド・カレー店が増えています。結構、あちこちに見かけます。インドカレーとは一線を画すココ壱などのジャパニーズカレー店も多くなっているので、単純に本場のカレーの味を求める日本人も増えたのかな、と思っていました。
それも嘘ではありません。スパイスが苦手な日本人は多いのですが、それでも徐々にスパイスに慣れてきています。激辛カレーや激辛ラーメンなどが流行る時代です。私は、このスパイスの効いた食べ物は体質的に厳しいですが、まわりの人は結構、辛いものが大好きです。また、ヨガなどもかなり流行っています。ヨガやインド健康法を習っている人もインドの本場カレーのファンになる確率は高くなります。またインドやネパール、バングラディシュなどに行く日本人も徐々に増えていますから、それに伴って本場のカレーを食べたいという人も増えていきます。
かなり日本のインドカレー店のレベルは高いようで、インド人い聞くと、日本のインドカレー店の味はインドのモノと同等か、むしろそれよりいい味の店がある、ということでした。まあ、日本の方が価格も高いですから、それだけいいレベルのものが可能ということもあるのでしょう。
しかし、この「インド本場カレー店」をよくよくみると、多くは「インド本場カレー・ネパール本場カレー」とあります。 時々、インドの後にスリランカやパキスタンがつけ加えられている店もあります。中に入って、話をすると、インド人がいるのはそれほど多くありません。「インド・ネパールカレー」とうたっている店はほとんどがネパール人が運営しています。「インド・スリランカカレー」とうたっている店はほとんどがスリランカ人が運営しています。
これは一体どう言うことなのでしょうか。在日のインド人、ネパール人などの数をみてみると驚かされます。ネパール人は最近急増していて、2014年に登録しているのは4万2346人です。インド人は微増で、2万4524人。パキスタン人が1万1892人、スリランカ人が1万741人、バングラディシュ人が9641人となります。ネパール人が非常に多く、いわゆる南アジアからの在住者の中のインド人の割合は少ないのです。またインド人の中にはかなりIT企業関係の会社の社員が含まれます。カレー店を運営しているインド人の割合はさらに少なくなっています。インドの中でも、香辛料をたくさん使ったいわゆるカレーの味は地域によって異なります。ネパールやスリランカ、パキスタン、バングラディシュのカレーの味の差もそのようなもの。日本人にとってみると、カレーの味の差が地域の差なのか、店の味の差なのかよくわからないところです。日本ではインドが最もよく知られているので、ネパールカレーというよりも、インドカレーと言ったほうが通りがいいということで、店の名前はまずはインドを先に持ってきています。
この状況には、ネパールなどのブローカーの働きがあります。ネパールは政情が不安定だった時があり、やや豊かな層の人が日本への移住を試みたのです。問題は労働ビザ。これを取得するのはかなり難しいのですが、料理人としてビザをとるのが現実的なのです。そこで、ブローカーが移住希望者から200万円程度をとって、必要書類を揃え、カレー店への就職を可能にしたのです。最近は状況がかなりわかってきたので、200万円という暴利的価格ではなく100万円を下回る費用のようです。しかし、ネパールでは100万円でも非常に大きなお金です。まさに人生をかけてジャパニーズドリームを勝ち得るために日本にやってきています。分かるように、この仕組みの中で最も儲かるのはブローカー。10人、20人の斡旋をすると、かなりの額のお金が入ります。
これだけのお金を払って日本に来ても、「本場カレー店」で働いて得られるお金は多くありません。一部の店を除いて、それほど賑わっている店はありません。日本でビジネスをするには、ただ単に本場の味を守るのではダメなのです。東京などの大都市ではいい味であれば固定客もつくかもしれません。しかしほとんどの場合それだけではダメです。日本人向けの味とサービスが必要でしょうし、マーケティングや宣伝の力も求められます。
日本に来た外国人に、日本の本場カレーの店の味が非常にいいということで、人気があります。日本人にもスパイスの味が徐々に受け入れられています。地域にあったマーケティングができれば、日本で人気が出る可能性は高いのです。せっかく日本にきて新たなビジネスに挑戦している南アジアからの人たち。できれば成功して欲しいものです。

周回遅れがお好きな日本、密かに移民政策を実施

Source:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160302-00046189-jbpressz-int

JBpress 3月2日(水)、ヤフーニュースより
 「いらっしゃいませ。冬は日本酒が一番! 身体もポカポカ、温まりますよ」

 お正月、関西空港の免税店でそう声をかけられた。日本酒は海外でも大人気だが、筆者はお酒は、からっきしダメで買う気も飲む気も、さらさらなかったが、その客引きのスタッフの屈託のない笑顔に足を止めた。

 名札には「出口」と書かれており、もう1つ、「実習生」とも書かれていた。出口メリーさんの出身はフィリピン。日本人男性と結婚して20年以上経つという。

 陽気で天真爛漫なラテン系気質で知られるフィリピン人らしく、その笑顔は一際目立ち、長年の日本在住で日本語も流暢だ。関西空港ではこれまで、中国人や韓国人観光客対応の外国人スタッフが勤務していたが、接客の東南アジア出身のスタッフは初めて。

■ 外国人メイド、大阪府でも

 これも、爆買いの中国や韓国以上に“親日”で急増するASEAN(東南アジア諸国連合)地域からの観光客への対応とも取れるが、国家戦略特区の大阪は、「外国人メイド特区」に指定されており、今夏にも3月の神奈川県に次いで、外国人による家事代行サービス業がスタートする。

 「外国人技能実習制度」拡大による今年から本格開始の観光業分野での外国人実習生登用の関連もあるが、さらに外国人メイドサービス実施の地ならしとも取れる日本流接客サービスやおもてなしの「日本流儀の実地訓練」を内外にアピールするものだ。

 現在、日本の総人口は、1億2681万人(総務省、2016年2月1日現在の概算値=同年2月22日発表。前年同月比で18万人減)。

 一方、在留外国人は約213万人(法務省、2015年3月発表=2014年確定数)で、トップは中国人(約65万人)で、韓国・朝鮮人(約51万人)、フィリピン人(約22万人)と続き、日本の総人口に占める在留外国人の割合は1.6%。

 人口に占める外国人の割合は、OECD(経済協力開発機構)主要加盟国中、トップはルクセンブルク(44%)、スイス(22%)と続き、ドイツは8位(9%)で米国は13位(7%)、日本は約2%で25位とほぼ最下位だ。

 日本の場合、在留外国人数の在留資格等別では、「永住者」(特別永住者含=サンフランシスコ講和条約に基づき、朝鮮半島、台湾から戦前・戦中に日本に移住するが、日本国籍を剥奪された人に対し、平成3(1991)年に与えられた資格。同取得権は子孫に至るまで無期限に供与される)が約104万人で最も多く、全体の約半数を占め、在留資格を得た外国人の2人に1人が永住権を保持していることになる。
通常、国際的には長期にわたる居住は「移住」と見なされ、1年以内居住する出稼ぎ労働者も「移民」として扱う場合が多く、国連でも「1年以上にわたり外国に在留する者」を移民と定義している。

 今回解禁する外国人メイド(フィリピン人)の雇用期間は最長3年で、さらには、日本の在留資格の中で永住者以外で、日本人と同様の就労資格の自由など幅広い権利が与えられる「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者等」を考慮すれば、日本政府はこれまで移民政策は存在しないと表向きには主張してきたものの、国際基準からすれば、彼らはれっきとした「移民」に相当する。

 日本政府の移民の定義は、「移民政策を敷かない」という前提の下、これまで国内外に明確にされてきていないが、移民とは将来的に日本国籍を得ようとする「永住を前提とし受け入れる外国人」(法務省関係者)とされており、これらの認識からも、日本では実質、移民政策が存在してきたと言えるだろう。

 さらに、日本ではこれらの外国人以外に、「技能実習生(技能実習1号、2号)」という在留資格がある。日本の製造業や農漁業、繊維業分野で発展途上国の若年労働者に技能と経験を研鑽してもらい、ひいては祖国の産業発展に一役買ってもらうという途上国支援だ。

■ 失踪者は年間1000人以上

 しかし、本音のところは、日本人が敬遠する3Kの仕事を彼らに“肩代わり”してもらう、いわば「人手不足対策」の一環。

 四半世紀も続く国策だが、国際的には、米国や国連、アムネスティ・インターナショナルなどから、「強制労働や人身売買に相当する」と非難され、年間1000人以上の失踪者が出ていることもあって、その廃止が求められてきた。

 そうしたなか、安倍晋三政権はアベノミクス第3の矢として「日本再興戦略」を策定し、改訂版で「外国人材の活用」を盛り込み、認定要件の緩和などを含め、いわゆる3K分野を中心に対象職種拡大を行うとともに、このほど、実習期間(現行最長3年)の延長(5年)を決め、外国人技能実習制度の見直しを決めた。

 現在、日本で就労する外国人は約80万人で(法務省調べ)、(技能実習生など以外)外国人労働者は高度技能人材に制限されているが、政府は毎年、20万人の移民受け入れを画策しており、「高度人材だけでは、間に合わない」(政府関係者)ことから、これまで事実上、禁止していた単純労働者も受け入れる態勢を整えていく方針だ。

 背景には、世界一の超少子高齢社会の日本が抱える総労働力人口の減少に伴う経済成長鈍化に加え、社会保障費拡大や税収減、さらには財政健全化への悪影響への懸念があり、移民受け入れ拡大の切羽詰った挙句の歴史的な“国策転換”になる。

 外国人技能実習生は現在、国内に約17万人(法務省調べ。中国、ベトナムが全体の8割強。ほかインドネシア、フィリピン、バングラデシュ、ネパールなど)おり、もともと途上国支援だった同制度はいつしか、“先進国・日本支援制度”として、日本社会存続の労働力の要になろうとしている。
 2020年の東京夏季五輪開幕に(2022年の北京冬季五輪を見据え)国家威信を懸ける中、懸念される建築分野での人手不足解消にも実習生が一役買う。

 五輪開幕に間に合うように制度を見直すことで今後5年間(最長)建設作業員の雇用不足の穴埋めを担うことになっただけでなく、惣菜製造業や牛豚食肉処理加工業への登用も新規に決まり、今年度から人員が派遣される予定だ。

 さらに今後は、皆さんの身近な街の人気のコンビニ店長さんにも登用される方向で、日本の至る所で外国人お助けマンがお目見え、五輪開催も、日常生活も、もう今では外国人なくしては始まらず、その争奪戦もすでに始まっている。

 さらに外国人登用は、超高齢社会の日本で最も人材不足が深刻化する労働市場にも参入することになった。

■ 介護実習生、4月に第1陣

 他の業界と同様に、介護福祉の分野で外国人技能実習制度見直しによる対象職種拡大により、この4月から、同制度を使った新規システムの下、外国人介護士が派遣される見込みだ。

 雇用期間は最長5年で、「ある程度の日本語能力」が資格条件。4月には介護実習生の第1陣が来日予定で、中国やベトナムなどから、数百人が見込まれている。

 福祉人材センター・バンクの調べでは、介護市場での有効求人倍率は、約3倍。他業界で雇用状況が年々、少しずつ改善する一方、介護分野では人材不足が慢性化しており、今後は、出入国管理法の改正を行い、介護分野関連の在留資格も拡充する見込みだ。

 具体的には、日本の大学など介護福祉分野の養成機関で学んだ介護福祉士資格者には、資格の更新回数にかかわらず、専門人材としての在留資格を新たに認める方向で今後検討され、実現すれば、日本で長年にわたり就労が可能にもなる。

 外国人介護士は現在、EPA(経済連携協定)下で、インドネシア、フィリピン、ベトナムから、約1500人の介護士候補生の研修生を受け入れているが、介護福祉士の国家試験に合格すれば、期限の制限なく継続して就労できる。

 しかし、高いハードルの国家試験などへの躊躇もあり、フィリピンなどからの研修生希望者は目標就労人数に達しないという現実にも直面。「人材不足解消には程遠い。今後、大幅に人員が拡大することも望めない」(介護福祉関係者)と人材不足はかなり深刻だ。
 その最大の理由は、低賃金。そのため、日本人で介護士の資格や経験があっても、介護分野で働かない「隠れ介護士」がかなりいると言われ、この隠れ介護士を職場に戻すことを考えなければ、根本的な人手不足の解決にもならない。

 そんな現状下で実際、2025年前後、団塊の世代が75歳になると、現行制度維持で介護士を雇用しても、「30万人あるいはそれ以上の介護士が不足する」(前述の関係者)ことから、「将来的には介護士の半分、あるいはそれ以上を外国人が担うことを想定している」(厚生労働官僚)というから、驚きだ。

 国民の知らないところで、労働力不足の解消という大命題を公明正大に掲げる国策を背景に、実は進められているのが、外国人労働者雇用拡大による移民国家の創生である。

 そのモデルになっているのが、移民先進国のシンガポールや香港。今回の「外国人メイド解禁」も建前は、家事や育児などの過重労働負担から女性を支援し、就労を促す狙いと言うが、現存の家事代行サービスの需要はほんの2%。

■ 内閣官房参与が本音をポロリ

 利用料金が高額で、しかも日本人が消極的な外国人メイド解禁に踏み切ったのは、就労や子育て支援を最も必要な日本の中産階級の共働き世帯の救済ではなく、米国企業の要請で、ホワイトカラー族の駐在員への外国人メイド派遣を余儀なくされたからだ。

 国内への説明とは裏腹に、昨年、安倍首相の経済政策アドバイザーで内閣官房参与の本田悦朗氏がシンガポールに出向き、地元財界人を前に、外国人メイド解禁は「高度人材の外国人家庭支援」と言い切っていることからも明らかだ(参照)。

 日本人家庭でも(海外駐在経験者含)一部の富裕層の中で、今後、その利便性などで利用者は増えるかもしれないが、結局のところ日本政府は自国民の雇用環境の改善のためではなく、対日直接投資を促進するため、これまで厳しく統制してきた外国人単純労働者受け入れを急ぎ、“開国”に踏み切ったというわけだ。

 エクスパット(外国企業駐在員)に快適な環境を作り出すことで、経済を大きく成長させたシンガポールをモデルにしようというのだ。

 さらに、日本政府が外国人メイド解禁に踏み切った最大の理由は、高齢者介護の担い手を作り出すということ。以前、当コラムでも連載した(1、2、3)が、アジア諸国で突出して日本以上の超ハイスピードで少子高齢化が進んでいるのがシンガポール。

 公的な介護施設が少ないうえ、日本と同様、家族が介護の中心の担い手である現状から、「加速する高齢化への対応で、2030年には30万人以上のメイド(家政婦)が必要」(シンガポール首相府)と推測するほか、年金暮らしの高齢者単身世帯が外国人メイドを雇用する社会現象が顕著化。
 今では、10年以上前の2倍以上に相当する同世帯の約15%が1人以上のメイドを雇用しているという実態も浮き彫りになっているほどだ。

 さらに、日本政府はこのような外国からの単純労働者の受け入れだけでなく、シンガポールに見習い、外国からの高度人材登用拡大も視野に入れている。

 高度人材の要件に関する基準緩和が実施され、東京や大阪などの国家戦略特区での外国人起業促進や高度人材の積極活用のための新基準設定、さらには永住権取得要件の居住期間を5年から3年に短縮するなど、外国人高度人材の移民を促していこうと考えている。

 しかし、日本がお手本とする移民先進国のシンガポールは今、移民政策の修正を余儀なくされ、外国人受け入れの抑制政策を次々に打ち出すという、移民推進の国策転換を迫られている。

 次回はその実態を中心にリポートする。
末永 恵