2019年5月29日水曜日

留学生3000人突破、受け入れ態勢に課題 18年度、静岡県

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00000004-at_s-l22
5/21(火)、ヤフーニュースより
 静岡県内の大学や専修学校で学ぶ留学生が年々増加し、2018年度に初めて3千人を突破したことが、20日までの県のまとめで分かった。県は21年度に県内の留学生を5千人にするとの目標を総合計画に掲げていて、達成に向け「着実に増えている」(県大学課)と評価する。ただ、留学生向けの学生寮を備える大学が少ないなど、さらなる留学生の確保には課題もある。

 県によると、県内の大学や短大、専修学校などの留学生は18年度に3355人だった。専修学校や日本語教育機関が堅調に伸び、一時は減少した大学や短大も回復しつつある。内訳は大学や短大など高等教育機関が1076人、専修学校952人、日本語教育機関1327人。国別ではベトナムが1064人で最多。中国の550人、ネパールの392人などが続いた。

 専修学校は13年度に365人、日本語教育機関は605人だったが、それぞれ倍増した。高等教育機関はピークの09年度に1601人を数えたが、15~17年度は千人を割った。県内の各大学は交換留学の協定を海外の大学と積極的に結ぶなど留学生の確保に力を入れている。

 一方、県内大学で留学生向けの寮があるのは静岡大だけで、寮の充実が必要だとの指摘もある。そこで県と県立大、静岡文化芸術大は19年度、国際学生寮の整備に向けた検討を始めた。県大学課は「留学生が生活や学習をしやすい環境を整えて目標を達成したい」としている。

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