2016年4月19日火曜日

ネパール語の医療フレーズ集

Source: http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/20160413-OYTNT50146.html

  • ベンガル語の表記と発音、和訳がついたフレーズ集。イラストもあり、理解しやすくなっている
    ベンガル語の表記と発音、和訳がついたフレーズ集。イラストもあり、理解しやすくなっている
◆JICA・佐久総合病院作成…ベンガル語・シンハラ語も対応
 駒ヶ根市にある国際協力機構(JICA)駒ヶ根青年海外協力隊訓練所が、災害時の国際医療支援などに活用してもらおうと、南アジアの3言語に対応した医療フレーズ集を作った。佐久市のJA長野厚生連佐久総合病院が作成に協力し、昨年のネパール地震の被災地で活動したスタッフの意見も採用された。「国内で外国人を診察する場合も使える」と、各医療機関への普及を進めている。
 フレーズ集は、日本人になじみが薄いネパール語とベンガル語(主にバングラデシュ)、シンハラ語(主にスリランカ)に対応。「診察」「診断」などの項目に分け、医療活動に必要な最低限の現地語に発音と和訳をつけた。具合が悪くなった時期や症状についての代表的な会話にはイラストもつけ、フレーズ集に指をさせば医師と患者が簡単に意思疎通できるように工夫してある。
 フレーズ集の基になったのは、同病院小児科の坂本昌彦医師が自分で作った「表現集」だった。2013年に医療支援でネパールに滞在した際、英語が使えずに苦労したことから、独自に作成して使っていた。
 これを知ったJICA駒ヶ根の仁田にった知樹・前所長が昨夏、青年海外協力隊50周年記念の事業として、内容をさらに充実させたものを共同で作ろうと同病院に提案。病院スタッフの意見も取り入れて加筆・修正した。
 坂本医師は「現地語の表現集を見せるだけでも患者には親近感をもってもらえる。日本で外国人を診察する際も使える」としている。
 希望があれば、内容をメールで送信することも可能。問い合わせはJICA駒ヶ根(0265・82・6151)へ。
2016年04月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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