2017年5月18日木曜日

ネパールの学校を家具で応援 浜松の職人、現地で製作へ

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170426-00000033-at_s-l22
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 4/26(水) 
ヤフーニュースより
 アジア最貧国の一つネパールで机や椅子を製作し、現地の小中学校に寄贈するボランティア事業を浜松市天竜区西藤平の家具職人日下部善昭さん(44)が計画している。県内外の4人の家具職人と共に2017年秋にも現地入りする計画。インターネットで小口資金を募るクラウドファンディングへの賛同を呼び掛けている。

 日下部さんは14年秋、同市中区の認定NPO法人「ブッダ基金」から、同法人が活動しているネパール・ポカラ市の学校で机や椅子が不足している現状を聞き、支援を要請された。

 同年末にネパールに入り、現地の状況を確認した日下部さん。学校設備を充実させて教育環境を改善するため「量産品を日本から送るだけでは本当の支援にはならない」と考え、帰国後に事業準備を始めた。

 15年4月のネパール大地震の影響で中断したが、現地の状況が落ち着いてきたことから本格的に始動した。ポカラ市は比較的影響が少なかったとされる。地震後、日下部さんのネパール支援への思いは強まった。

 計画では、同市周辺の農村で五つの小中学校を支援する。職人が約2週間滞在し、子どもや教諭と交流しながら、教室で使う机や椅子を手作りするという。現地を訪ねるのは、日下部さんの旧知の愛知県設楽町の青山和志さん(46)や、福岡県、新潟県の職人ら。

 日下部さんは「子どもの目の前で作ることで、もの作りの大変さや楽しさ、モノを大切にする気持ちを伝えたい」と事業の意義を語った。



 <メモ>資金の募集は160万円以上を目標に5月15日まで実施する。目標金額に至らない場合は事業を中止し、全額返金する。資金は渡航や滞在、原材料の費用に充てる。支援者には現地の活動を報告し、寄付金額に応じてネパール製のバッグなどの返礼を贈る。利用するクラウドファンディングの運営会社は「レディフォー」。

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