Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/ecb4f80c41ed4b2c0ff6b167c02d0db4010af81d
Krushの5年半ぶりとなる大阪大会が5月18日に行われた。今回は昼夜の2部制で行われ第2部の「Krush.175 ~in OSAKA」(大阪府立体育会館・第2競技場=エディオンアリーナ大阪)のメインイベントでは「Krushスーパー・ウェルター級タイトルマッチ」が行われ、王者・小田尋久(TEAM3K)がアビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場)を相手に初防衛戦に臨んだ。試合はアビラルが計3度のダウンを奪いタオル投入によるKO勝ちを収め、王座を獲得した。 小田はフルコンタクト空手出身で、キックボクシングは2021年11月にプロデビュー。K-1グループには2023年2月のKrushが初参戦で夜叉猿、山崎陽一を相手に2連勝し、昨年5月から始まった「第5代Krushスーパー・ウェルター級トーナメント」への出場を勝ち取る。準決勝では優勝候補と目されていた森田奈男樹をKOで破り、8月に行われた決勝では璃久を破って同級王座を獲得した。その勢いを駆ってK-1初参戦となった10月の大阪大会では「K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント」優勝者のストーヤン・コプリヴレンスキーと対戦し、ダウンを奪いあと一歩のところまで追いつめたが、延長で無念の判定負けを喫した。
アビラルは2016年にネパールから来日し日本でキックボクシングを始め、HEATを主戦場としてキャリアを重ね2020年1月にはHEATミドル級王座を獲得。K-1グループには同年12月のK-1両国大会で初参戦し、いきなり木村“フィリップ”ミノルと対戦。先制のダウンを奪ったものの逆転KO負けを喫した。K-1グループでの戦績は8戦3勝(3KO)5敗と一見振るわないが、それは木村、和島大海、ジョムトーン・ストライカージム、ジョーダン・ピケオーといったトップファイターとの対戦が続いたこともあり、やむを得ない部分も。ホームのHEATではその間も6戦6勝(6KO)と全勝でミドル級王座を3度防衛し、昨年10月にはISKAインターコンチネンタル スーパーウェルター級Kルール王座を獲得している。
1R、ともにオーソドックスの構え。小田は右ローアビラル、は前蹴り。小田が圧をかけるとアビラルが右ストレート、小田は左ジャブ。アビラルは左ジャブ、左フック、小田はロー。アビラルはヒザ。アビラルは左ジャブを突く。そして左フック。小田は右ストレートを合わせる。小田が圧をかけるとアビラルは左フック、ヒザを顔面に。小田は左ミドル。アビラルは左ジャブ。そこからパンチをまとめて先制のダウンを奪う。立ち上がった小田にアビラルは左右のフック。アビラルは左ジャブが有効。そして左アッパー、左フックで2度目のダウンを奪う。
2R、小田は左ミドル、右ロー。アビラルは左ジャブ、右ロー、左フック。アビラルは左右のフック。小田がパンチで前に出るがアビラルは応戦。アビラルはヒザも飛ばす。小田がパンチを振って前に出るとアビラルは右のショートをカウンターで合わせてダウンを奪う。何とか立ち上がろうとする小田だが立ち上がれず、これを見たセコンドがタオルを投入。アビラルのTKO勝ちとなった。 アビラルは試合後のマイクで「やっとK-1で結果を出せたと思います。本当にいつも応援ありがとうございます。最後に負けたのは大阪のK-1大会で、負けた時に本当に引退しようと思ってましたが、お父さんや館長が引退するのを止めてくれて感謝しています。その時に引退したらKrushチャンピオンになれてなかった。ここからはずっと言ってきたK-1チャンピオンに絶対になります。これから本当に世界一になれるようにもっともっと努力していきます」とK-1王座へに狙いを定めた。




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