Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/fa07a5a75e05a946cf309cc7c43807154edf2e81
紹介してくれたのは
写真家 飯坂 大さん。 4年前に東京から岩手に移住。地域の風土と暮らしの撮影を続ける。ネパールのグレートヒマラヤトレイルを踏査する「GHT Project」を推進中。書籍『山のことを話そう』刊行。
おいしい食事と温かな空間「弥四郎小屋」
幼いころから父がいなかった僕の家族は、母親がひとり、定年後は埼玉で暮らしています。ときどき実家に戻り、旅行や低山ハイキングへ連れて行くことがありました。5年前の夏、コロナ禍で運動不足の母に、尾瀬へ行こうと誘いました。アップダウンも少なく、70歳をすぎた母も楽しんでもらえるのではと考えました。 山小屋は食事もついているので、荷物は少なくて安心。連れていく側と、連れられる側。お互いに期待と適度な緊張感を背負いながら、旅が始まりました。普段に比べて閑散としていた登山口。声のさえずりが響く森のなか、整備された木道は歩きやすい。広い空と、湿原の植物たち。久しぶりに解放された心と体で、母の表情も明るい。途中の昼食は手作りのサンドイッチで腹ごしらえ。目的地の弥四郎小屋に到着してほっとひと息。湧き水を汲み、コーヒーを淹れて、至福の時間。母の幸せそうな顔が忘れられません。 近い未来、家族みんなで、またあの道を歩いてみようと思います。
歩きやすい木道をたどって
尾瀬か原に点在する数多くの池塘。ミズバショウのシーズンはもちろん、夏にはヒツジクサやオゼコウホネなどの水草、ニッコウキスゲなど、季節ごとに咲く花を楽しめる。風のない日には逆さに映る燧か岳が見られることも。熊鈴なども持参したい。 <弥四郎小屋> 住所:福島県南会津郡檜枝岐村燧ケ岳 電話:090-8316-2864 料金:1泊2日(2食付き)12、000 円~ 営業期間:5月〜10月下旬。
ランドネ編集部




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