Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/4db3fe355df812d5064b509a64114fbe187400bb
カトマンズ、ネパール、5月29日 (AP) ― ネパール政府は5月27日、気候変動によるリスクと、エベレストをはじめとするヒマラヤの高嶺を目指す登山者の増加によるリスクからヒマラヤ山脈を「保護する義務がある」と述べた。 カトマンズで開催された、エベレスト登頂に成功した世界中の登山家約100人が集う集会で、ネパールのパンデイ観光相は、「政府は、登山者の安全を守り、美しい自然を保護し、地域社会が冒険の精神とともに発展するよう支援することを強く約束します」と語った。 「エベレスト登頂者サミット」と名づけられたこの1日限りの会議は、登山者と環境をいかに保護するかについて議論するものだった。 参加者たちは、標高8849メートルのエベレストに登頂しようとする登山家の数が増えていることに懸念を表明した。ベテラン登山家らは、山が混雑し、汚れてきていると訴えた。 エベレスト初心者による交通渋滞、予測不可能な天候、そして蔓延するインフルエンザが今年のコンディションを難しくしている、とシェルパのパサン・リンゼーが指摘する。 登山者は通常、ベースキャンプで数週間を過ごし、高高度に順応する。 さらに、最終的な登頂を試みる前に、エベレストの低いキャンプでも登頂の練習をする。 ネパールには、登山者が高所順応や登山の練習に費やさなければならない日数に関する規則はないが、エベレスト登頂許可証は1枚1万1000ドルで、有効期間は90日だ。登山シーズンは通常、天候が悪化しモンスーンの季節が始まる5月末までに終了する。 (日本語翻訳・編集 アフロ)
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