2016年10月4日火曜日

インド 首脳会議欠席を発表 パキスタンの孤立図る

Source: http://mainichi.jp/articles/20160929/k00/00m/030/075000c
毎日新聞

【ニューデリー金子淳】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方を巡り緊張を高めている。今月の国連総会では「テロを支援している」などと非難を応酬。インドは27日、パキスタンで11月開催予定の南アジア地域協力連合(SAARC、8カ国加盟)首脳会議を欠席すると発表。地元メディアによると、他に3カ国が欠席を表明し、現議長国ネパールは首脳会議を中止する方針を固めた。印パは核保有国だけに、インドは軍事的衝突を避けつつ、パキスタンの外交的孤立を図っているようだ。
     「ある国による越境テロや内政干渉により首脳会議を成功させるのは難しい環境だ」。インド外務省は27日の声明でこう指摘した。パキスタン外務省は「インドこそパキスタンでのテロを支援している」と反発した。
     インドメディアによると、バングラデシュとアフガニスタン、ブータンも欠席を決め、パキスタンが孤立する構図が浮上。議長国ネパールの外交筋はインド紙に「現状では成功を保証できない」として首脳会議を中止する方針を明らかにした。
     事態が深刻化した背景にはカシミール情勢がある。インド北部ジャム・カシミール州では18日、インド軍宿営地がパキスタンから越境したとされる武装集団に襲撃され、兵士18人が死亡した。
     スワラジ印外相は26日、国連演説で「(越境テロの)証拠を示してもパキスタンは否定する」と批判。一方、パキスタンのシャリフ首相は21日、インド当局が同州で住民の抗議デモを弾圧しているとして「超法規的な殺人だ」と批判していた。

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