2016年9月6日火曜日

万一に備えマニュアル製作 四日市、ネパール語などで

Source: http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20160902/CK2016090202000028.html

2016年9月2日、GOOGLEニュースより

 四日市市西町で外国人にボランティアで日本語を教える「日本語茶屋」が、ネパール語とベトナム語で災害や病気などへの対処法を伝える「緊急対策マニュアル」と「緊急携帯カード」を製作した。四日に市文化会館で開く多文化交流フェスタなどで配布する。
 マニュアルはA4判カラー八ページ。地震、台風、火事、病気、事故の五項目で、注意点や消防、警察への通報の仕方を伝えている。
 地震では机の下で身を守ることや、火元の確認、津波に備えた避難の必要性を解説。台風では注意報、警報、特別警報と危険度が高まることを示した。火事や病気は一一九番、事故では一一〇番の方法を説明した。
 カードは名刺大の二つ折り。自分や家族の氏名、連絡先、勤務先、学校、血液型などを記入して持ち運べる。
 日本語茶屋で教えるボランティアが、外国人が災害時の対応を理解できていないと感じたのが製作のきっかけ。自治総合センターが宝くじの社会貢献広報事業で支出する「コミュニティ助成」を受け、市内で増加が著しいネパール人とベトナム人向けに両国語でマニュアルとカードを千部ずつ作った。
 掲載内容は四月からボランティアの六人で考え、市危機管理室や市消防本部が監修。七月からネパール人留学生や、研修で来日したベトナム人日本語教師に翻訳してもらった。
 日本語茶屋の西田鉄也事務局長(48)は「発展途上国の都市部以外では救急車などの制度が整っておらず、存在を知らないまま日本に来る外国人は多い。彼らが万一の時に困らないようにできれば」と話す。
 多文化交流フェスタ以外でも、希望者に無料で配布する。(問)日本語茶屋事務局=090(2187)1550
 (吉岡雅幸)

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