Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/f9e477e8648749e53e88baabc9d089627481333d
配信、ヤフーニュースより
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の政界への金品授受疑惑を捜査する警察特別専担捜査チームが、韓鶴子(ハン・ハクチャ)旧統一教会総裁をユン・ヨンホ元世界本部長の「共犯」とみて、旧統一教会に対する大々的な家宅捜索に乗り出した。疑惑を触発したユン元本部長の陳述が揺れる中、韓総裁を頂点とする旧統一教会レベルの組織的介入を立証する「正攻法」を選んだものとみられる。 15日のハンギョレの取材によると、警察は旧統一教会に対する家宅捜索令状に、韓総裁がユン元本部長と共謀しチョン・ジェス前海洋水産部長官、イム・ジョンソン前共に民主党議員、キム・ギュファン大韓石炭公社社長など3人に金品を提供したと適示した。ユン元本部長とともに韓総裁を賄賂供与と政治資金法違反の疑いの被疑者として立件し、強制捜査に乗り出したのだ。 警察はこの日、京畿道加平市(カピョンシ)の旧統一教会天苑団地の天正宮・天苑宮(礼拝堂)・天勝殿(事務局)、ソウル龍山区(ヨンサング)の旧統一教会ソウル本部などを全面的に家宅捜索し、2018年頃の報告・会計資料などを入手したという。警察は韓鶴子総裁がいるソウル拘置所を押収捜索し、韓総裁と捜査接見まで試みたが、韓総裁側の要請で接見は実現しなかった。警察は、特検捜査でユン元本部長が政治家に金品を渡した時期と陳述した2018~2020年の、韓総裁を頂点とした旧統一教会組織の動きに焦点を合わせている。 一部では、韓総裁を金品提供の「最終責任者」とみなすことでユン元本部長の協力を引き出すための布石だという見方もある。特検の供述で疑惑を触発したユン元本部長は、最近「(供述が)さまざまな誤解を受けている」とし、疑惑の提起から手を引くような姿を見せている。ある検察出身の弁護士は「ユン元本部長が(金品供与者として)自分が罪をすべて被ることを恐れ、陳述を拒んでいるなら、韓総裁を最終責任者とみて捜査を進めるのも一つの方法になりうる」と指摘した。ユン元本部長はこれに先立ち、コンジン法師ことチョン・ソンベ氏を通じて尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、キム・ゴンヒ氏への金品提供容疑などについても、旧統一教会の組織的ロビーであることを強調した。 政治資金授受疑惑と直接関連はないが、政治家たちが過去に旧統一教会行事に出席した情況も相次いで明らかになり、疑惑を膨らませている。チョン・ジェス前長官は2018年9月、釜山(プサン)ロッテホテルで開かれた「文善明(ムン・ソンミョン)天主聖和6周年記念第5地区新韓国指導者招請晩餐(ばんさん)」(招請晩餐)をはじめ、旧統一教会の行事に数回出席したという疑惑が提起された。チョン前長官は招請晩餐当時は「故郷の宜寧(ウィリョン)にいた」と釈明したが、当日釜山で飲食代を支払った政治資金の使用内容が確認された。キム・ギュファン社長とイム・ジョンソン前議員は2018年にネパールで開かれた「2018アジア太平洋サミット」行事に旧統一教会の支援を受けて出席したという疑惑がさらに持たれている。 イム・ジェウ、ペ・ジヒョン、キム・ガユン、チョン・インソン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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