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「1万4180円」―。記者のスマートフォンに届いたクレジットカードの決済を伝えるメールに、ぞっとした。9月17日夜のこと。直近でカードを使った覚えはない。明らかに不正利用だった。被害額は6件計3万3592円に達した。キャッシュレス決済を使う場面が増える中「いつ悪用されてもおかしくない」と自覚した出来事だった。 【画像】不正利用の被害に遭ったクレジットカードの明細 カードは海外旅行中の現地通貨の借り入れ専用に作ったものだった。1月にネパールのATMで使ったのが最後で、翌月にはその返済を済ませていた。通販サイトにも情報は入れていない。「うわっ。勝手に使われた」。ピンときて、すぐカード会社に電話した。 担当者につながるまでの間、利用明細を急いで調べた。9月2日に12円、14日にも480円の身に覚えのない利用を見つけた。不気味さを感じながら、電話をコールし続けるが、なかなか出てくれない。 担当者とようやく会話できたのは20分後。待っている間も次々と決済通知が届き、新たに3件計1万8920円が不正に使われてしまった。 カード情報を盗んだ犯人は少額の利用で様子をうかがった後、短時間で高額決済を繰り返すつもりだったのだろう。 いずれも海外の動画視聴アプリに絡んだ決済だが、明細では何の支払いか分からない。カード会社の担当者には支払先の米IT大手グーグルと自ら交渉するよう言われた。専用フォームから2度「自分は使っていない」と主張したが、回答は「不正ではない」。らちが明かなかった。 カード会社による調査で「支払いは不要」と連絡があったのは1カ月後だった。一安心したが、誰がどうやって情報を盗んだかは分からず、今もモヤモヤが続いている。
中国新聞社

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