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青森県東方沖を震源とする8日深夜の地震を受け、国が9日未明に発表し、16日午前0時に終了した「北海道・三陸沖後発地震注意情報」。後続の大地震に注意を呼びかけるものだが、日本人ですら聞き慣れない難解な言葉でもあり、外国人に正確に情報を届ける難しさが浮き彫りになった。 【写真】SenTIAは「あとからくる地震(じしん)に、きをつけてください」と、やさしい日本語の文章で注意を呼びかけた=SenTIAのホームページから 「あとからくる地震(じしん)に、きをつけてください」――。仙台市在住の外国人をサポートする「仙台観光国際協会」(SenTIA)は9日、SNSでそう発信した。 市内には約1万8千人の外国人が住む。メッセージには、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ネパール語の5カ国語の訳文も載せた。 ただ、これらの文章は後発地震注意情報をそのまま言い換えたものではなかった。 ■「余震への注意」の文章もとに備え促す 後発地震注意情報は、国が対象地域の人に備えの再確認と避難する態勢の準備を呼びかけるものだ。過去に三陸沖や北海道の太平洋側の沖合の領域では、マグニチュード7クラスの地震が発生した後、さらに大きな地震が続けて発生した例があることを踏まえている。 ただ、国が呼びかける情報をそのまま日本語にしても、外国人にはわかりにくい。そう考えたSenTIAは、数年前からある「余震への注意」を呼びかけるテンプレートを基に、今後1週間程度地震などへの備えを促す文章を作成したという。 担当者は「後発地震注意情報の準備はできていなかった。備えの再確認と避難する態勢の準備も含めて周知したい」と振り返る。 今後、仙台市危機管理局などと協議して、災害の際に必要になる情報を精査し、新たな情報発信の準備を進めるという。
朝日新聞社

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