2017年8月13日日曜日

人身売買、入管職員らが協力=「湾岸諸国で仕事」とだます―ネパール

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000085-jij-asia
8/9(水)、ヤフーニュースより
 【カトマンズAFP=時事】ネパール議会は8日、報告書を公表し、女性を湾岸諸国へ売る人身売買について「国際空港の入管職員、航空会社職員、警備担当者らが犯罪組織と結託している」と批判した。

 女性たちは湾岸諸国のデパートやホテルで好待遇の仕事があるとだまされ、現地では旅券を取り上げられて働かされるという。

 報告書をまとめた委員会は、サウジアラビア、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)で脱出に成功した女性たちから聞き取り調査を行った。性的な被害を受けたケースもあった。「大使館へ駆け込み、人身売買の被害を訴えても、外務省から内務省への連絡がなく、立件されていない」と報告書は非難した。

 人口約2900万人のネパールは、約400万人が海外出稼ぎ中で、海外から本国への送金が国内総生産(GDP)の3分の1を支える。人権団体は「ネパール政府は人身売買について、見て見ぬふりを続けてきた」と指摘している。 

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