Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170818-00000002-withnews-int
8/20(日) 、ヤフーニュースより
紅茶の中でも有名な銘柄「ダージリン」。その名の通り、インドのダージリン地方で生産されているのですが、子どもの教育をきっかけとしたストライキで茶園は閉鎖…。インドで何が起こっているのでしょうか。また私たちが普段飲んでいるあの紅茶に影響はあるのでしょうか。(朝日新聞ニューデリー支局・奈良部健、デジタル編集部・野口みな子)
インドで起こっていること
大規模なストライキが、ダージリンの紅茶産業を直撃しています。騒動の背景にあるのが、アイデンティティーにかかわる言語問題です。
ダージリンのある西ベンガル州(州都コルカタ)の教育相が5月、州内の1年生から10年生まではベンガル語を必修科目とすると表明しました。日本では小学校就学前~高校1年生程度にあたる年齢です。
ベンガル語は西ベンガル州の公用語ですが、ネパール系住民の多いダージリン地方ではネパール語や英語などが学校で教えられています。
これまで必修科目ではなかったため、言語の押しつけに、反発が起こりました。
実は、ダージリン地方での対立の歴史は、30年以上前から続いているものでした。
ダージリンでは、1980年代から多数派を占めるネパール系住民が、西ベンガル州からの独立を要求。「ゴルカランド州」創設を求める運動が繰り広げられてきました。
こうした背景があるため、今回の言語問題によって、再び対立を深めることとなりました。治安部隊と衝突した抗議デモ参加者が死亡する事態にも発展しています。
ダージリンのある西ベンガル州(州都コルカタ)の教育相が5月、州内の1年生から10年生まではベンガル語を必修科目とすると表明しました。日本では小学校就学前~高校1年生程度にあたる年齢です。
ベンガル語は西ベンガル州の公用語ですが、ネパール系住民の多いダージリン地方ではネパール語や英語などが学校で教えられています。
これまで必修科目ではなかったため、言語の押しつけに、反発が起こりました。
実は、ダージリン地方での対立の歴史は、30年以上前から続いているものでした。
ダージリンでは、1980年代から多数派を占めるネパール系住民が、西ベンガル州からの独立を要求。「ゴルカランド州」創設を求める運動が繰り広げられてきました。
こうした背景があるため、今回の言語問題によって、再び対立を深めることとなりました。治安部隊と衝突した抗議デモ参加者が死亡する事態にも発展しています。
紅茶生産量は前年同月比9割減
インド商工省紅茶局によると、6月のダージリンでの紅茶生産量は前年比約9割減の140トン。丘陵地帯にある約90の茶園すべてが6月中旬から閉鎖されたままです。
6~8月は、紅茶生産のかき入れ時。最も打撃が大きいのは、「セカンドフラッシュ」がとれないことです。
では、「セカンドフラッシュ」とは一体どんな紅茶なのでしょうか?
世界各国の紅茶を取り扱うお茶専門店「ルピシア」によると、ダージリンの収穫は年3回で、季節によって風味に特徴があるといいます。
それぞれをファーストフラッシュ(春摘み)、セカンドフラッシュ(夏摘み)、オータムナル(秋摘み)といい、中でもセカンドフラッシュは香り高く芳醇、紅茶らしい伝統的な味わいで紅茶ファンに親しまれているそうです。
6~8月は、紅茶生産のかき入れ時。最も打撃が大きいのは、「セカンドフラッシュ」がとれないことです。
では、「セカンドフラッシュ」とは一体どんな紅茶なのでしょうか?
世界各国の紅茶を取り扱うお茶専門店「ルピシア」によると、ダージリンの収穫は年3回で、季節によって風味に特徴があるといいます。
それぞれをファーストフラッシュ(春摘み)、セカンドフラッシュ(夏摘み)、オータムナル(秋摘み)といい、中でもセカンドフラッシュは香り高く芳醇、紅茶らしい伝統的な味わいで紅茶ファンに親しまれているそうです。
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