Source:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9ba7fb319e677a9b2c7543f87457ecf3c79e2dbe
『東福寺』は『高津商会』の小道具たちが使われる映画やドラマの撮影ロケ地としてもよく知られるお寺さんです。
私もよく「東福寺」には、青紅葉や紅葉の時期にお客様を連れてよくお伺いします。
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『東福寺』の仏殿にある天井画の龍図は17日で堂本印象が完成させた「天龍」!
そんな『東福寺』の塔頭- 光明院 -にて現在、特別展示会が行われています。
室町初頭の1391年に、「東福寺」の塔頭として金山明昶によって創建された「光明院」は、 昭和14年(1939)に完成した「虹の苔寺」と言われるような苔が見事な「波心庭」が有名です。
昭和の作庭家・重森美玲の手によってつくられたものです。
池泉式の枯山水庭園では、四季折々の顔を楽しめるのと同時に石や苔の調和が楽しめます。
その『光明院』では、現在、期間限定で「曼荼羅」が楽しめます。
仏の悟りの境地や功徳を表す絵画・曼茶羅を、伝統模様や幾何学模様を用いた独自の表現で制作するアディティア・プラダンの作品が展示されています。
曼茶羅(マンダラ)とは、仏教の中でも特に密教で考えられている世界や宇宙の構造を、絵柄で表したもので、真理に近づくための道しるべです。
また、 チベット仏教とは、仏教のルーツであるインド仏教の1500年にも渡る歴史を受け入れ発展してきた仏教。
7世紀にインド・ネパールから伝えられた仏教(密教) と、西チベットを中心に広がっていたボン教とが結びついて発展したものと聞きました。
大好きな『神護寺』の国宝「高雄曼荼羅」の特別公開で偉大さを経験した直後です。アートとしてだけでなく、人生を学ぶ上で曼荼羅の存在の大切さ、意味を学びました。
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『神護寺』国宝「高雄曼荼羅」が空海KŪKAI―密教のルーツとマンダラ世界で公開中!
4月20日には、特別に音楽と共に和蝋燭と楽しめる曼荼羅の世界を経験できます。
- 和蝋燭で燈す曼荼羅世界 -
夜間特別拝観 & Live のご案内
曼荼羅作家Aditya Pradhanの作品を、和蝋燭の揺らめく炎とともに展示します。
本堂では電子音楽家KNDによるAmbient Modular Live を開催。
春の宵の心地良さを感じながら、一夜限りの特別な夜をお楽しみください。
会期 | 4.20(土)
時間 | 18:30 - 21:00
会場 | 光明院 -東福寺塔頭-
入場料| 1500円
U22 | 1000円
光による演出で幽玄な空間において音楽と共に、現世からの逃避行が楽しめます。
仏教における曼陀羅は、創る者だけでなく、観る者にも心の浄化と霊的洞察を与える。体現者である僧侶は、高次元の潮流から降りてくるビジョンー求道の概念を享受し、物理的原理の世界で精神的原理を表現します。
観る者の心理状態を映し出す一種の精神的な鏡であると考えられている「曼荼羅」。
過去3年間に依頼主に届けた10点の曼荼羅が展示されてます。
歴史ある「光明院」で庭を拝見しながら「曼荼羅」体験をすることで、自己を振り返る良いキッカケになるかもしれませんね。
曼陀羅と越境の旅
・TRANSCENDENCE・
会場: 東福寺塔頭「光明院」
〒605-0981 京都市東山区本町15-809
期間:4月6日 ー 4月21日 (7:00-18-30)
拝観料:500円
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