Source:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/67c2904947feade17c99ccba418e3addce88d7c2
須磨寺駅から大本山 須磨寺へ向かう参道に「祈りの回廊・亜細亜万神殿 ネパール大震災復興祈念堂」があります。長いので「万神殿(ばんしんでん」と略します。
「万神殿」は日本初、アジアの神々の石像を安置した祈りの空間です。敷地内には静かに佇む石像が並んでいます。
2014~15年にかけて、須磨寺では参道にアジア各地の神仏石像を祀る場所を工事されていました。その最中にネパールで大地震が発生しました。現地の被害状況を確認する過程で、阪神・淡路大震災や東日本大震災発生時に慰霊と復興を祈る砂曼荼羅法要が、ネパールで執り行われていたことが分かったそうです。
そこで、今度はネパールの方々の祈りの拠り所となるようにとネパール様式のお堂「ネパール大震災復興祈念堂」が建立されました。万神殿の中央にある、ネパール最古の仏教寺院とされるスワヤンブナート寺院を模した造りのお堂です。
堂内にストゥーパと呼ばれる仏塔があります。白い半円状の部分です。ストゥーパとは、インドでお釈迦さまの遺骨を収めたものが始まりで、仏教そのものの象徴だそうです。
万神殿に安置されている多くはヒンドゥー教の神々ですが、仏教の仏もあります。こちらはヒンドゥー教の代表的な神であるシヴァ神とその妃の像。
シヴァ、ヴィシュヌと並ぶヒンドゥー教の三大神の一人、ブラフマーの頭部を表したものも印象的です。
こちらはナーガ(龍、大蛇)の下で瞑想する仏陀。ほかに観音菩薩などの仏教の像もあります。
その他、アンコール・ワットで有名なクメール様式で制作された石造の神々などが安置され、敷地内は厳かな雰囲気の空間となっています。須磨寺へお出かけの際にぜひお立ち寄り下さい。
兵庫県神戸市須磨区須磨寺町3丁目2−25
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