Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/4d9c1104923f190581a21cf4963cf0fd7460dd3a
配信、ヤフーニュースより
長崎県内各地ではお盆の15日に精霊流しがあり、島原市では伝統の切り子灯籠(とうろう)で飾られた41隻の精霊船が練り歩いた。少子高齢化が進み担い手が不足するなか、片町新田町内会では、近くの島原国際日本語学校に通うネパールやスリランカからの留学生ら9人が船の担ぎ手として初めて参加した。
【写真】留学生らが担いだ精霊船=2024年8月15日、長崎県島原市、松下英爾撮影
留学生たちは同町内会で初盆を迎えた家の精霊船「極楽丸」を担ぎ、有明海に面した猛島海岸の流し場では爆竹が鳴る中、切り子灯籠でオレンジ色に染まった精霊船を「ナマイドー」(南無阿弥陀仏)のかけ声とともに勇壮に練り回した。
町内会長の楠大典さん(77)は「精霊流しは町内会にとって最大の行事。人手不足もあるが、外国人の皆さんにとってはお盆の文化を知る絶好のチャンス」と話した。
ネパールから来た留学生のボラン・ビル・バハドゥルさん(26)は、海に浮かべた精霊船の幻想的な光景を眺め、「海がないネパールでは川に流します。きれいに海に浮かべられて、いい気持ちです」とほほ笑んだ。(エリアリポーター・松下英爾)
朝日新聞社
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