2024年9月5日木曜日

ネパール第3の都市ビラトナガルで、上水道改善工事を受注 ~生活環境の改善、感染症対策に寄与~

 Source:https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2024/2024007.html

2024.05.20、Googleニュースより

清水建設(株)<社長 井上和幸>はこのほど、ネパール連邦民主共和国(以下、ネパール)の水道公社から、同国第3の都市であるコシ州・州都のビラトナガル市で上水道を改善する工事を受注、同水道公社と請負契約を締結しました。受注金額は約22億円です。日本政府は、2043年までに先進国入りを目指すネパールに対して、持続的かつ均衡のとれた経済成長に向けた支援に努めると表明しています。今後、交通や電力・エネルギー関連のインフラ、感染症対策につながる上下水の整備等、有償・無償を問わず種々の工事の発注が想定されることから、当社はネパールに根を張った事業活動を展開していく考えです。

ビラトナガル市は、首都カトマンズの南東約240kmに位置し、人口は約30万人です。同市では、人口増や経済成長等を背景に水需要が増加しているものの、各戸給水普及率は2019年時点で約30%に留まっています。一方、上水道施設の水源は全て深井戸ですが、過剰揚水が常態化していること、既存の深井戸は水質的にも問題があることから、新たな水源となる深井戸が必要になっていました。

国際協力機構(JICA)はネパール政府からの要請及び、安全な水の供給がネパール国における社会経済インフラ整備の優先課題の1つであることを踏まえ、ビラトナガル市の上水道施設の更新及び拡張を図る無償資金協力を同国に提案し、2022年3月に同国と贈与契約を締結。その後、24年4月に行われた入札で当社が落札したものです。

この工事には、RC高架タンク、浄水施設、浄水池、ポンプ棟、管理棟、取水井戸3本から構成される新設ポンプ場1カ所、改修する既設ポンプ場3カ所、本管と枝管からなる配管の敷設が含まれます。竣工は2026年5月の予定です。竣工後は、対象地域の1日の平均給水量が約9,000m3/日から約15,000m3/日に、給水人口が約52,000人から約93,000人に増加する見込みです。

当社は引き続き、広くアジア・アフリカを海外土木工事の主要マーケットと捉え、積極的な営業活動を展開し受注拡大に努めます。

≪参 考≫

新設する浄水施設の完成予想パース

新設する浄水施設の完成予想パース
出典:(独)国際協力機構

ネパールにおける当社の実績

進 出 年1978年
施工実績トリブバン国際空港(首都カトマンズ)、養魚場築造工事、カトマンズ市上水道施設改善工事など約30件。
ネパールにおける当社の実績
トリブバン国際空港、1988年12月竣工

以上

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