Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/23b0132053b57cda4b64298ca9b947514e896d81
2025年、オーストラリアは新規留学生の入学者数を3分の1削減する予定だ。 この措置は新型コロナウイルスのパンデミック後に留学生が急増し、賃貸市場に負担がかかっていることを受けて取られた。 カナダでも同様の措置が取られており、住宅費の削減と教育の質の向上を目指している。 オーストラリアは記録的な移民数を抑制するため、2025年の新規留学生受け入れ数に上限を設けることにした。 2024年8月13日、オーストラリアの教育相は、2025年の留学生の入学者数を27万人に制限する計画だと発表した。2023年の新規留学生は40万人強だった。 「パンデミック前と比べて、現在、我が国の大学に在籍する留学生は約10%増加しており、民間の職業訓練機関に在籍する留学生は約50%増加している」とオーストラリアのジェイソン・クレア(Jason Clare)教育相は2025年8月13日の記者会見で述べた。 「今回の改革は、より良く、より公平にするためのものであり、将来的に持続可能な基盤を築くことを目的としている」 オーストラリア政府は各大学や専門学校に個別の上限を設けるという。 2024年の同国の教育省の発表した数字によると、オーストラリアには、主に中国、インド、ネパールからの留学生が約71万8000人いるという。 移民制限は2023年12月に初めて発表され、オーストラリアは卒業生に対するビザ審査を厳格化し、学生に英語能力試験でより高いスコアを取得することを義務付けると発表した。 この規制は、新型コロナウイルスのパンデミック時にオーストラリアを離れた外国人労働者や学生にオーストラリアへの帰国を奨励するための特例措置の後に導入されたものだ。この特例措置によって、外国人の流入が増え、同国の逼迫した賃貸市場がさらに悪化してしまったのだ。 クレア教育相は、この規制により、オーストラリアにおける国際教育の需要を悪用する個人や企業の「詐欺師」の数も制限されるだろうと付け加えた。一部の教育機関では、英語力が十分でなく成績も良くない学生を勧誘したり、就職の約束で学生を誘い込んだり、他の学生を勧誘した学生に授業料の割引を約束するなどの非倫理的な行為や詐欺に関与していたと以前当局は述べていた。 カナダも2024年初め、住宅の購入や賃貸のコストを下げる取り組みの一環として同様の制限を発表した。
Shubhangi Goel
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